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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース11.2.1
B56051-01
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LEAST

LEAST関数は、1つ以上の式のリストのうち、最小のものを戻します。

SQL構文

LEAST (Expression [,...])

パラメータ

LEASTには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明
Expression [,...] 最小の式の値を決定するために評価される1つ以上の式のリスト。オペランドまたは列には、数値、文字または日付を指定できます。リスト内の各式は、同じデータ型ファミリから採用する必要があります。

説明

LEAST関数を使用して、最小値の文字列を戻します。

Command> SELECT LEAST ('SMALL','SMALLER','SMALLEST') FROM dual;
< SMALL >
1 row found.

LEAST関数を使用して、最小値の数値式を戻します。この例の場合、数値の優先順位が最も高いデータ型はNUMBERのため、比較の前に各引数は暗黙的にNUMBERに変換され、NUMBERデータ型が戻されます。 最初に表leastexを記述し、列col1およびcol2に定義されているデータ型を確認します。 次に、SELECT * FROM leastexを実行してデータを確認します。最後にLEAST関数を呼び出します。

Command> DESCRIBE leastex;

Table SAMPLEUSER.LEASTEX:
  Columns:
    COL1                            NUMBER (2,1)
    COL2                            TT_BIGINT

1 table found.
(primary key columns are indicated with *)
Command> SELECT * FROM leastex;
< 1.1, 1 >
1 row found.
Command> SELECT LEAST (Col2,Col1) from leastex;
< 1 >
1 row found.

DESCRIBEコマンドを使用して、戻されるデータ型がNUMBERであることを確認します。

Command> DESCRIBE SELECT LEAST (Col2,Col1) from leastex;

Prepared Statement:
  Columns:
    EXP                             NUMBER

LEAST関数を使用して、最小値のDATE式を戻します。DATEおよびTIMESTAMPは、同じ日付ファミリです。

Command> SELECT LEAST (DATE '2007-09-17',
         TIMESTAMP '2007-09-17:10:00:00') FROM dual;
< 2007-09-17 00:00:00 >
1 row found.

LEAST関数を使用して、TT_DATE式およびTT_TIMESTAMP式のリスト内の最小値を戻そうと試みます。TT_DATEとTT_TIMESTAMPは異なる日付サブファミリに属しており、同じ式のリスト内では使用できないため、エラーが戻されます。

Command> SELECT LEAST (TT_DATE '2007-09-17',
          TT_TIMESTAMP '2007-09-17:01:00:00') FROM dual;
2817: Invalid data type TT_TIMESTAMP for argument 2 for function LEAST
The command failed.

LEAST関数を使用して、最小値のTIME式を戻します。

Command>  SELECT LEAST (TIME '13:59:59', TIME '13:59:58',
          TIME '14:00:00') FROM dual;
< 13:59:58 >
1 row found.