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Oracle® TimesTen In-Memory Database TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド
リリース11.2.1
B56053-02
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6 アクティブ・スタンバイ・ペアの変更

アクティブ・スタンバイ・ペアは、次の方法で変更できます。

これらの変更は、アクティブ・データベースで行います。アクティブ・データベースでレプリケーション・スキームを変更すると、スタンバイ・データベースまたはサブスクライバに更新をレプリケートできなくなります。スタンバイ・データベースおよびサブスクライバを再度作成し、レプリケーション・エージェントを再起動する必要があります。

ALTER ACTIVE STANDBY PAIR文を使用して、アクティブ・スタンバイ・ペアを変更します。

この項の内容は次のとおりです。

アクティブ・スタンバイ・ペアの構成の変更

アクティブ・スタンバイ・ペアを変更するには、次のタスクを実行します。

  1. アクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを停止します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。

  2. アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、アクティブ・データベースでキャッシュ・エージェントを停止します。

  3. ALTER ACTIVE STANDBY PAIR文を使用して、レプリケーション・スキームを変更します。「例: アクティブ・スタンバイ・ペアの変更」を参照してください。

  4. アクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。

  5. アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、アクティブ・データベースでキャッシュ・エージェントを起動します。

  6. スタンバイ・データベースおよびサブスクライバを破棄します。

  7. アクティブ・データベースをスタンバイ・データベースに複製します。ttRepAdmin -duplicateユーティリティまたはttRepDuplicateEx C関数を使用して、データベースを複製できます。アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、キャッシュ・グループを保持するには、ttRepAdmin-keepCGコマンドライン・オプションを使用します。「データベースの複製」を参照してください。

  8. スタンバイ・データベースでレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、レプリケーション・エージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。

  9. スタンバイ・データベースがSTANDBY状態になるまで待機します。状態を確認するには、ttRepStateGetプロシージャを使用します。

  10. アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、ttCacheStartプロシージャまたはttAdmin -cacheStartユーティリティを使用して、スタンバイ・データベースのキャッシュ・エージェントを起動します。

  11. スタンバイ・データベースからすべてのサブスクライバを複製します。詳細は、「サブスクライバへのマスター・データベースのコピー」を参照してください。アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、ttRepAdmin-noKeepCGコマンドライン・オプションを使用し、サブスクライバでキャッシュ・グループを通常のTimesTen表に変換します。「データベースの複製」を参照してください。

  12. サブスクライバでレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、各サブスクライバ・データベースでエージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。

例: アクティブ・スタンバイ・ペアの変更

例6-1 アクティブ・スタンバイ・ペアへのサブスクライバの追加

アクティブ・スタンバイ・ペアにサブスクライバ・データベースを追加します。

ALTER ACTIVE STANDBY PAIR
ADD SUBSCRIBER sub1;

例6-2 アクティブ・スタンバイ・ペアからのサブスクライバの削除

アクティブ・スタンバイ・ペアからサブスクライバ・データベースを削除します。

ALTER ACTIVE STANDBY PAIR
DROP SUBSCRIBER sub1
DROP SUBSCRIBER sub2;

例6-3 サブスクライバのPORTおよびTIMEOUT設定の変更

サブスクライバsub1およびsub2PORTおよびTIMEOUT設定を変更します。

ALTER ACTIVE STANDBY PAIR
ALTER STORE sub1 SET PORT 23000 TIMEOUT 180
ALTER STORE sub2 SET PORT 23000 TIMEOUT 180;

例6-4 アクティブ・スタンバイ・ペアへの表およびキャッシュ・グループの追加

アクティブ・スタンバイ・ペアに2つの表および1つのキャッシュ・グループを追加します。

ALTER ACTIVE STANDBY PAIR
INCLUDE TABLE tab1, tab2
INCLUDE CACHE GROUP cg0;