12 Oracle In-Memory Database CacheのSQL*Plusスクリプト

この章では、Oracle In-Memory Database Cacheとともにインストールされ、様々な構成タスク、管理タスクおよび監視タスクの実行に使用されるSQL*Plusスクリプトについて説明し、例を含む詳細にアクセスするリンクを示します。 すべてのスクリプトはTimesTen_install_dir/oraclescriptsディレクトリにインストールされます。

インストールされるSQL*Plusスクリプト

• cacheCleanUp.sql: 自動リフレッシュ処理の実装に使用される変更ログ表やトリガーなどのOracleオブジェクトを削除します。 TimesTenシステムがオフラインになっているか、または自動リフレッシュ・キャッシュ・グループを削除しないでデータベースが破棄されたため、自動リフレッシュ・キャッシュ・グループを含むTimesTenデータベースを使用できない場合に使用します。このスクリプトは、キャッシュ管理ユーザーとして実行します。 詳細は、「自動リフレッシュ・キャッシュ・グループで使用されているOracleオブジェクトの削除」を参照してください。

• cacheInfo.sql: 自動リフレッシュ・キャッシュ・グループにキャッシュされるすべてのOracle表の変更ログ表情報、およびキャッシュされたOracle表に対して発行されたDDL文の追跡に使用されるOracleオブジェクトの情報を返します。 キャッシュ・グループでの自動リフレッシュ処理およびキャッシュされたOracle表に対して発行されたDDL文の監視に使用します。このスクリプトは、キャッシュ管理ユーザーとして実行します。 詳細は、「キャッシュ・グループでの自動リフレッシュ処理の監視」および「キャッシュされたOracle表に対して発行されたDDL文の追跡」を参照してください。

• grantCacheAdminPrivileges.sql: Oracleオブジェクトの自動作成に必要な権限をキャッシュ管理ユーザーに付与します。Oracleオブジェクトは、特定のキャッシュ・グリッド処理およびキャッシュ・グループ処理が実行されるときに、Oracleデータのキャッシュを管理するために使用されます。このスクリプトは、sysユーザーとして実行します。 詳細は、「Oracleデータのキャッシュ管理に使用されるOracleオブジェクトの自動作成」を参照してください。

• initCacheAdminSchema.sql: 最小限の権限セットをキャッシュ管理ユーザーに付与し、Oracleデータのキャッシュの管理に使用されるOracleオブジェクトを手動で作成します。このスクリプトは、sysユーザーとして実行します。詳細は、「Oracleデータのキャッシュ管理に使用されるOracleオブジェクトの手動による作成」を参照してください。

• initCacheGlobalSchema.sql: Oracle TimesTenユーザー、TimesTenユーザーがキャッシュ・グリッドの情報を格納するために所有するOracle表、およびこれらのOracle表に対する権限を定義するTT_CACHE_ADMIN_ROLEロールを作成します。 スクリプトは、Oracleデータのキャッシュの管理に使用されるOracleオブジェクトを自動で作成するか手動で作成するかに関係なく、実行する必要があります。このスクリプトは、sysユーザーとして実行します。 詳細は、「Oracleユーザーの作成」を参照してください。

• initCacheGridSchema.sql: Oracle表を手動で作成します。Oracle表は、特定のキャッシュ・グリッドに関連付けられたTimesTenデータベースの情報を格納するために使用されます。 このスクリプトは、sysユーザーとしてを実行します。詳細は、「Oracleデータのキャッシュ管理に使用されるOracleオブジェクトの手動による作成」を参照してください。

• README: Oracle In-Memory Database CacheとともにインストールされるSQL*Plusスクリプトの説明が含まれています。