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Oracle TimesTen In-Memory Database TTClassesガイド
リリース11.2.1
B56055-01
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1 TTClassesの概要

この章の内容は次のとおりです。

TTClassesの概要

Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、標準のODBCおよびSQLインタフェースを介して高いパフォーマンスを提供します。ODBCの他のRDBMS実装とは異なり、ODBCを介したTimesTenの行へのアクセスは非常に高速です。 TimesTen C++ Interface Classes(TTClasses)は、ODBCより使用しやすく、パフォーマンスを低下させることのないAPIの必要性に対応するために開発されました。このC++クラス・ライブラリは、最も一般的なODBC機能のラッパーを提供します。このライブラリを使用すると、TimesTenデータ・ストアとのやりとりがより容易になります。

また、TTClassesライブラリは、TimesTen Data Managerを使用するアプリケーション・ソフトウェアを作成する際のベスト・プラクティスを推進するためのものです。このライブラリは、TimesTenを最適な方法で使用します。たとえば、自動コミットはデフォルトでは無効化されています。パラメータ化されたSQLが推奨されており、その使用方法は、手動でコーディングされたODBCよりはるかに簡単です。

TTClassesの有効範囲

TTClassesは、すべての主要なODBC機能のラッパーです。

TTClassesは、TimesTenのODBCインタフェースにC++インタフェースを提供するだけでなく、TimesTenのトランザクション・ログAPI(XLA)へのインタフェースも提供します。XLAによって、アプリケーションではTimesTenデータ・ストア内の1つ以上の表を監視できます。その表が他のアプリケーションによって変更されると、その変更がXLAを介して監視アプリケーションに通知されます。XLA機能が最も一般的に使用される局面に対して、TTClassesは使用しやすいインタフェースを提供します。 XLAの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイド』のXLAおよびTimesTenのイベント管理に関する説明を参照してください。


注意:

TTClassesは、TimesTenリリース6.0以上に統合されています。TTClassesの以前のバージョンは、TimesTenとは別に配布されていたため、TimesTenの複数のバージョンと互換性があります。 TimesTen 6.0以上では、TTClassesが付属しているリリース以外のリリースのTimesTenと組み合せた場合のテストは行われなくなり、サポートもされません。