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Oracle TimesTen In-Memory Databaseトラブルシューティング・プロシージャ・ガイド
リリース11.2.1
B56056-01
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3 インストール、アップグレードおよびダウングレードのトラブルシューティング

内容は次のとおりです。

64-bitのWindowsへの32-bit TimesTenのインストール

64-bitのWindowsのデフォルトのODBCデータソース・アドミニストレータでは、TimesTenの32-bit用のドライバおよびDSNは表示されません。64-bitのWindowsマシンに32-bitのTimesTenをインストールする場合は、ODBCデータソース・アドミニストレータにC:\WINDOWS\SysWOW64\odbcad32.exeを使用してください(Windowsがデフォルトの場所(C:\WINDOWS)にインストールされている場合)。

Oracleデータ型を使用しているデータ・ストアのTimesTen 6.0へのダウングレード

データ型がすでにOracleデータ型に変換されている場合は、データ・ストアをTimesTen 6.0からアップグレードした後、まれにTimesTen 7.0以上のデータ・ストアをTimesTen 6.0にダウングレードすることが必要になる場合があります。 ただし、TimesTen 6.0のttMigrateユーティリティではOracleデータ型が認識されないため、TimesTen 7.0以上からデータ・ストアをダウングレードすると、問題が発生する可能性があります。 ダウングレード・プロセスで問題を回避するには、次の手順に従って、TimesTen 7.0以上を使用してOracleデータ型をTimesTen型に戻してから、データ・ストアをTimesTen 6.0にダウングレードします。

  1. TimesTen 7.0以上のttMigrateを使用して、移行ファイルを作成します。

    ttMigrate -c datastore datastore.migrate
    
  2. TimesTen 7.0以上のttDestroyを使用して、データ・ストアを破棄します。

    ttDestroy datastore
    
  3. TimesTen 7.0以上のttMigrateを使用して、データ型をTimesTen型に変換します。

    ttMigrate -r -noRepUpgrade -convertTypesToTT datastore    datastore.migrate
    
  4. TimesTen 7.0以上のttMigrateを使用して、新しい移行ファイルを作成します。

    ttMigrate -c datastore datastore.migrate
    
  5. TimesTen 7.0以上のttDestroyを使用して、データ・ストアを破棄します。

    ttDestroy datastore
    
  6. 環境がTimesTen 6.0用に正しく設定されている別の端末で、TimesTen 6.0のttMigrateを使用し、データ・ストアをTimesTen 6.0データ・ストアとしてリストアします。

    ttMigrate -r datastore datastore.migrate
    

注意:

TimesTen 6.0のttMigrateでデータ・ストアをリストアする前に、DSN属性をTimesTen 6.0用に適切に変更しておく必要があります。