TimesTenデータベースは、データソース名(DSN)を介してアクセスされます。DSNは論理名であり、TimesTenデータベース、およびデータベースへの接続に使用される一連の接続属性を識別します。ここでは、WindowsプラットフォームでTimesTenデータソース名(DSN)を設定する方法を示します。
データソース名(DSN)の設定
DSNは、WindowsのODBCデータソース・アドミニストレータを使用してメンテナンスされます。次に、WindowsでDSNを作成する方法の例を示します。
a. フォルダ「管理ツール」に移動し、アイコン「データ ソース (ODBC)」をクリックして「ODBC データソース アドミニストレータ」を起動します。このフォルダの場所は、Microsoft Windowsのバージョンによって異なります。通常、「コントロール パネル」内にあります。 b. 「システム DSN」タブで「追加」をクリックします。 c. リストからTimesTen Data Manager 11.2.1ドライバを選択して、「完了」をクリックします。 d. ODBCダイアログの「Data Store」タブで、ご使用のデータベースに対してデータソース名(DSN)を指定します。
関連する属性値は、次のとおりです。「Data Store Path + Name」は、データベース・ファイルの場所および名前です。
「Transaction Log Directory」は、トランザクション・ログがあるディレクトリです。
「Database Character Set」は、データベース・キャラクタ・セットです。
Oracle Database表にIn-Memory Database Cacheを使用している場合、データベース・キャラクタ・セットはOracle Databaseと同じ値に設定する必要があります。Oracle Databaseキャラクタ・セットを確認するには、Oracle Databaseで次の問合せを実行します。select value from nls_database_parameters
where parameter='NLS_CHARACTERSET';e. 「First Connection」タブで、ご使用のデータベースの「Permanent Data Size」および「Temporary Data Size」(MB)を入力します。TimesTenデータベースのサイズは、永続的なサイズと一時的なサイズの合計(にTimesTenによって内部的に使用される少量の固定サイズを加えたもの)です。 f. たとえば、Oracle Databaseから表をキャッシュするには、「IMDB Cache」タブで、Oracle Databaseに対するTNSネット・サービス名(「Oracle Net Service Name」= orcl_dbなど)を入力します。 g. 「OK」をクリックしてDSNの作成を完了します。
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