Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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この章では、マスター/マスター・レポートについて学習します。この章の手順に従うと、図8-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
マスター/マスター・レポートでは、直接関連していないデータが2セット以上表示されます。つまり、データを構成しているレコードが2つ以上の個別の問合せを使用してフェッチされます。マスター/マスター・レポート(親/親レポートとも呼ばれます)には、複数の問合せがリンク(親子リレーションシップ)なしで含まれています。
データ・リレーションシップ
データが概念的に関連している場合でも、問合せではフェッチによるデータの関連付けを試行しません。マスター/マスター・レポートのデータを選択するには、関連のない複数の問合せを作成します。Reports Builderでは、その他の必要なデータ・オブジェクトがデフォルトですべて作成されます。
レイアウト
このレポートでは、表形式のレイアウト・スタイルをデフォルトで使用します。2番目の問合せに関連付けられているレイアウト・オブジェクトを移動し、2つの問合せによってフェッチされた情報の間にさらにスペースを空けて、レポートを読みやすくします。
使用例
この例では、部門の名称、番号および位置を一覧表示するマスター・レイアウトを作成し、その後、全従業員をその職種、肩書き、給与とともにすべて一覧表示する別のマスター・レイアウトを作成します。
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
金額を書式設定するためのフィールドの書式設定
マスター/マスター・レポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダmasterb
を開き、Oracle Reportsのサンプルmasterb.rdf
を開きます。アクセス方法の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。