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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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40.2 新しいPL/SQLライブラリの作成

この項の手順では、新しいPL/SQLライブラリを作成し、次にライブラリに含まれるファンクションを作成する方法について説明します。

ライブラリを作成するには:

  1. Reports Builderを起動します。すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択します。

  2. 「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「新規レポートを手動で作成」を選択して「OK」をクリックします。

  3. オブジェクト・ナビゲータで、「ファイル」→「新規」→「PL/SQLライブラリ」を選択します。

    オブジェクト・ナビゲータのレポート名の下の「PL/SQLライブラリ」ノードの下に、新しいライブラリが表示されます。

  4. PL/SQLライブラリ」ノードが開かれていない場合は、新しいライブラリのノードを開いて、「プログラム・ユニット」と連結ライブラリという2つのサブノードを表示します。

  5. プログラム・ユニット」ノードをクリックし、「編集」→「作成」を選択します。

  6. 新規プログラム・ユニットダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドにBONUS_PAYと入力します。

  7. ファンクション」を選択し、「OK」をクリックしてPL/SQLエディタを表示します。

  8. PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。

    FUNCTION BONUS_PAY(JOB_ID IN CHAR, SAL IN NUMBER, COMM_PCT IN NUMBER) RETURN NUMBER IS
    BEGIN
      IF JOB_ID != 'SA_REP' THEN
        RETURN (SAL * 0.15);
      ELSE
        IF SAL * COMM_PCT >= 500 THEN
          RETURN ((SAL + SAL * COMM_PCT) * 0.15);
        ELSE
           RETURN ((SAL + SAL * COMM_PCT) * 0.10);
        END IF;
      END IF;
    END;
    

    注意:

    提供されているテキスト・ファイルplsql_code.txtから、このコードをコピーして貼り付けると、コードを入力できます。

  9. コンパイル」をクリックします。

  10. コンパイル・エラーが発生した場合は、作成したコードがサンプルのRDFファイルまたはこの章のコードと同じになるように修正して、再度コンパイルします。

  11. コンパイル・エラーがなくなったら、「閉じる」をクリックします。

    新しいファンクションがオブジェクト・ナビゲータに表示されます。

  12. 「ファイル」→「保存」を選択して、新しいファンクションを保存します。

  13. ライブラリ保存ダイアログ・ボックスで、bonus.pllと入力して「ファイル・システム」が選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。

  14. オブジェクト・ナビゲータで、作成した「MODULE1」レポートの下にある連結ライブラリノードをクリックします。必ずこのノードを選択してください。「PL/SQLライブラリ」ノードの下にあるノードではありません。

  15. 編集」→「作成」を選択します。

  16. 連結ライブラリダイアログ・ボックスで、「library」フィールドにbonus.pllと入力します。


    注意:

    bonus.pllを別のディレクトリに保存した場合は、「参照」をクリックして、ファイル・システム上の保存場所を見つけます。参照する前に「ファイル・システム」が選択されていることを確認します。

  17. ライブラリ名が「library」フィールドに表示されたら、連結をクリックしてライブラリを連結します。


    注意:

    名前にパスが含まれるライブラリを連結すると、パス名は移植できないことが通知され、パスを削除するオプションを選択できます。パス指定をそのまま使用した場合、その特定の場所でのみライブラリが検索されます。そのため、ライブラリを移動すると、Reports Builderではライブラリが見つからなくなります。パスを削除した場合は、ライブラリを移動しても、標準の検索パスを使用してライブラリが検索されます。

    この時点で、オブジェクト・ナビゲータのオブジェクト構造は次のようになっています。

    図40-2 オブジェクト・ナビゲータ

    図40-2の説明は次にあります
    「図40-2 オブジェクト・ナビゲータ」の説明

  18. レポートをplsqlreport_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。