デーモン構成は、Oracle Studioを使用して管理します。 デーモン構成は、次のグループに分類されます。
デーモンの「Control」タブを使用して、デーモン制御に関する様々なオプションを定義します。 「Daemon Control」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerで必要なデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。 デーモンの「Control」タブが、エディタに表示されます。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。 デーモンを右クリックして「Open」を選択します。デーモン構成の変更が実装されるのは、「Runtime Manager Perspective」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。  | 
次の図に、「Control」タブを示します。
「Control」タブに設定できるパラメータを次の表に示します。
表C-1 「Daemon Control」タブのコンポーネント
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 Daemon IP Address  | 
 デーモンがリスニングするコンピュータのIPアドレスを入力します。 IPアドレスを入力しないと、使用可能なすべてのIPアドレスをデーモンがリスニングします。  | 
| 
 Daemon port  | 
 デーモンがリスニングするポートを入力します。 ポートを入力しないと、使用可能なすべてのポートをデーモンがリスニングします。  | 
| 
 Automatically recover from failure  | 
 デーモンがなんらかの理由で失敗した場合、そのデーモンは自動的に再起動します(デーモンが失敗するのは、ネットワーク・プロセスが消失したり、デーモンを実行しているCPUがクラッシュし、バックアップ・デーモンが別のCPUに定義されているなどの原因でデーモン・プロセスが終了するエラーが発生した場合です)。 使用可能な未接続サーバーはすべて終了し、接続中のサーバーは、解放時にマークが付けられて終了します。 また、バックアップが自動的に起動します。 このバックアップは、元のデーモンのログに新規のログ・ファイルを付加し、バックアップ・デーモンが起動したことを示す行を追加します。  | 
| 
 Maximum XML request size  | 
 デーモンが処理するXML文書の最大バイト数。  | 
| 
 Default language  | 
 デーモンがサポートする言語。 この設定は、サーバー・コードページとは異なるコードページでクライアントを使用する場合に使用します。  | 
| 
 Maximum XML in memory  | 
 メモリー内のXMLに予約された最大領域量。  | 
| 
 Call timeout  | 
 すべてのデーモンに対する短いコールのタイムアウト期間。短いコールの定義は、数秒で完了するコールです。 たとえば、DESCRIBEなどのデータベースへの多くのコールは数秒で完了します。これに対し、GETROWSコールのように長時間かかる可能性のあるコールもあります。重い負荷がかかったシステムまたは別の原因による低速のシステムでは、ファイルを開くコールなどの短いコールでさえ、長時間かかる場合があります。短いコールでは、完了に指定した時間より長い時間がかかる場合に接続が停止します。このパラメータのデフォルトの値は、60秒です。60秒未満の値は、60秒とみなされます。 ワークスペースでタイムアウトを指定すると、そのワークスペースについて、このフィールドで設定した値が上書きされます。  | 
| 
 Connect timeout  | 
 クライアントがデーモン・サーバーの起動を待機する時間。 デーモン・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。 このパラメータに指定した値は、デーモン構成にリストされたすべてのワークスペースのデフォルト・タイムアウトとして使用されます。このパラメータのデフォルトの値は、60秒です。 注意: 
  | 
| 
 Client idle timeout  | 
 サーバーとの接続をクローズする前に、デーモン・クライアントがアイドル状態になる最大時間。 ワークスペースでタイムアウトを指定すると、そのワークスペースに対するこの設定が上書きされます。  | 
「Logging」タブを使用して、デーモン・ログ・ファイルの設定、ログ・ファイルの構造およびログの保存位置を定義します。 また、このタブでは、このファイルに記録してトレースするデータも定義します。
次に、「Logging」タブを開く方法について説明します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
コンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerでデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。
「Logging」タブをクリックします。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。 デーモンを右クリックして「Open」を選択します。デーモン構成の変更が実装されるのは、「Runtime Manager Perspective」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。  | 
デーモンを右クリックして「Recycle Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、デーモンの「Logging」タブを示します。
「Daemon Logging」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-2 「Daemon Logging」タブのコンポーネント
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 Logging options  | 
|
| 
 Daemon log file location  | 
 デーモンがログ・データを生成する場所を指定します。 フルパスで指定する必要があります。  | 
| 
 Server log filename format  | 
 サーバー・ログ・ファイルの名前と位置を定義します。 このフィールドは、フルパス名で指定する必要があります。 ログ・ファイルにディレクトリ情報を指定しない場合、そのログ・ファイルはOracle Connectワークステーションを実行しているアカウントのログイン・ディレクトリに置かれます。  | 
| 
 Daemon operations  | 
 デーモン操作をすべて記録するには、これを選択します。  | 
| 
 Tracing and debug options  | 
|
| 
 Daemon RPC function calls  | 
 デーモンのRPCファンクション・コールをすべて記録する場合は、これを選択します。  | 
| 
 Log ACX  | 
 リクエストとプロセスを記録する場合には、これを選択します。  | 
| 
 Extended RPC trace  | 
 下位レベルのRPCファンクションがコールされるたびに、サーバー・ログ・ファイルに冗長メッセージを生成します。これは、サーバーのトラブルシューティングに役立ちます。  | 
| 
 System trace  | 
 様々な操作に関するシステム固有のトレースを生成します。  | 
| 
 Timing  | 
 サーバー・ログ・ファイルへのすべてのエントリに対して、タイムスタンプを生成します。  | 
| 
 Sockets  | 
 ソケット操作のたびに、サーバー・ログ・ファイルにメッセージを生成します。  | 
| 
 Trace information  | 
 下位レベルのRPC操作を記録する場合には、これを選択します。  | 
| 
 No timeout  | 
 標準RPCタイムアウトを無効にして長い期間(約1時間)にタイムアウトを設定し、デバッグを容易にします。  | 
| 
 Call trace  | 
 RPCファンクションがコールされるたびに、サーバー・ログ・ファイルにメッセージを生成します。これは、サーバーのトラブルシューティングに役立ちます。  | 
| 
 RPC trace  | 
 サーバー上でデバッグ・メッセージを有効にします。  | 
| 
 Binary XML log level  | 
 バイナリXMLログ・レベルを設定します。 オプションは次のとおりです。 
  | 
次のトークンは、ログ・ファイルのテンプレートに表示され、適切に置換されます。
%A: ワークスペース名
%D: 日付(yymmdd)
%I: 指定したワークスペース・サーバーのインスタンス番号
%L: サーバー・アカウントのログイン・ディレクトリ
%P: サーバーのプロセスID
%T: 時間(hhmmss)
%U: サーバーのアカウント名(ユーザー名)
たとえば、%L/server_%A%I.logでは、/usr/smith/server_sales15.logなどのログ・ファイルが生成されます。
デフォルトのログ・ファイル・テンプレートは、%L/server_%A%I.logです。
次の「Security」タブは、次の場合に使用します。
デーモンに対する管理権限を付与する場合
コンピュータへのアクセスを決定する場合
次に、「Daemon Security」タブを開く方法について説明します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerでデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。
「Security」タブをクリックします。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。 デーモンを右クリックして「Open」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。実装されるのは、Runtime Managerの「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。  | 
デーモンを右クリックして「Recycle servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、「Daemon Security」タブを示します。
「Daemon Security」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-3 「Daemon Security」タブのコンポーネント
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 Administrators privileges  | 
 管理タスク(管理ログインを必要とするタスク)の実行を許可するユーザー(アカウント)を識別します。  | 
| 
 All users  | 
 すべてのユーザーがデーモンにアクセスし、設定を変更できるようにします。  | 
| 
 Selected users only  | 
 管理者になることができるユーザー(アカウント)とグループの名前を指定します。脚注 1 ユーザーを指定しない場合は、デーモンを起動したアカウントが管理者とみなされます。 デーモンは、ユーザーに対して、システムのアカウントへのログインを要求せず、アカウント名とパスワードを使用したデーモンへのログインを要求することに注意してください。  | 
| 
 Machine access  | 
 コンピュータへのアクセスを管理します。  | 
| 
 Allow anonymous login  | 
 ワークスペースで匿名ログイン(ユーザー名/パスワードを入力しないログイン)を許可するかどうかを指定します。 セキュリティを最適なレベルにするには、このオプションの選択を解除し、デーモン管理者パラメータにユーザー名を定義します。 選択を解除すると、ワークスペースに対して匿名クライアントを設定できなくなります。 このオプションを選択すると、特定のワークスペースに対して匿名クライアントが許可されます。  | 
| 
 Cached password  | 
 ログイン・パスワードをキャッシュできるようにします。 これによって、セッション内の同じクライアントからの以降の接続でログイン時間が短縮され、パフォーマンスが向上します。  | 
| 
 Encryption methods  | 
 ネットワーク上に情報を送信するために使用する暗号化メソッドを指定します。 デフォルトはアスタリスク(*)で、すべてのメソッドが受入可能であることを示します。 暗号化メソッドを指定すると、そのメソッドが使用されます。 現在、RC4プロトコルとDES3プロトコルがサポートされています。  | 
脚注1 オペレーティング・システムのグループ機能を使用するには、名前に接頭辞の@を付けます。
デーモンには、複数のワークスペースを含めることができます。 ワークスペースでは、クライアントのリクエスト時にクライアントとサーバー間の通信に使用されるサーバー・プロセスと環境が定義されます。 各ワークスペースには独自の定義があります。 ワークスペース定義は、次のグループに分類されます。
「General」タブを使用して、ワークスペースの操作を制御する機能の一般的な情報を入力します。この機能には、サーバー・タイプ、ワークスペースの起動に使用するコマンド・プロシージャおよびこのワークスペースと関連付けられたバインディング構成があります。
「General」タブを開くには、次のようにします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
コンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemons」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。 「WS Info.」タブが開きます。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。 デーモンを右クリックして「Open」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。実装されるのは、Runtime Managerの「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。  | 
デーモンを右クリックして「Recycle Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、「General」タブを示します。
「General」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-4 「General」タブのコンポーネント
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 Workspace name  | 
 ワークスペースの識別に使用する名前。 注意: デフォルト構成には、デフォルトのNavigatorワークスペースが設定されています。 接続設定の一部としてワークスペースを指定しない場合は、このワークスペースが自動的に使用されます。  | 
| 
 Description  | 
 ワークスペースの説明。  | 
| 
 Startup script  | 
 ワークスペース・サーバーのプロセスを起動するスクリプトのフルパス名。 ここで指定したスクリプトは、  | 
| 
 Server type  | 
 このフィールドは、OracleAS Adapter for IMS/TMでは使用できません。 デフォルト値を変更しないでください。  | 
| 
 Workspace binding name  | 
 このフィールドは、OracleAS Adapter for IMS/TMでは使用できません。  | 
| 
 Timeout parameters  | 
 クライアントがワークスペース・サーバーの起動を待機する時間。ワークスペース・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。 ここで、タイムアウトを指定すると、「Daemon Control」セクションで指定したデフォルトの設定が上書きされます。 「Daemon Control」セクションの詳細は、「制御」を参照してください。  | 
| 
 Client idle timeout  | 
 サーバーとの接続をクローズする前に、ワークスペース・クライアントがアイドル状態になる最大時間。  | 
| 
 Connect timeout  | 
 クライアントがワークスペース・サーバーの起動を待機する時間。ワークスペース・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。  | 
| 
 Call timeout  | 
 すべてのデーモンに対する短いコールのタイムアウト期間。短いコールの定義は、数秒で完了するコールです。たとえば、 ワークスペースでタイムアウトを指定すると、そのワークスペースについて、このフィールドで設定した値が上書きされます。  | 
| 
 Logging and Trace Options  | 
|
| 
 Specific log file format  | 
 サーバー・プロセスのSYSOUTではなくファイルにデータを書き込むために、サーバー・ログ・ファイルの名前と位置を定義します。 このパラメータには、名前と高位修飾子を指定する必要があります。 次のトークンは、ログ・ファイルのテンプレートに表示され、適切に置換されます。 
  | 
| 
 Trace options  | 
 実行するトレースのタイプを指定します。 次のトレース・オプションから選択できます。 
  | 
| 
 Query governing restrictions  | 
|
| 
 Max number of rows in a table that can be read  | 
 クエリーで表から読み取る最大行数を選択します。 表から読み取る行数が、指定した行数を超えると、クエリーでエラーが返されます。  | 
| 
 Max number of rows allowed in a table before scan is rejected  | 
 表でスキャンできる最大行数を選択します。 このパラメータの動作は、クエリーの最適化と実行とで異なります。 
  | 
「Server Mode」タブでは、ワークスペースによって起動されクライアントに割り当てられたサーバーの操作を制御する機能を指定できます。
たとえば、クライアントからのリクエストを受信したときに各サーバーを起動するのではなく、クライアントのリクエスト前に、今後使用する複数のサーバーを起動するようにワークスペースを構成できます。
「Server Mode」タブを開くには、次のようにします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemons」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。
「Server Mode」タブをクリックします。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: 
  | 
デーモンを右クリックして「Recycle Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、「Server Mode」タブを示します。
「Server Mode」タブには、次のフィールドがあります。
表C-5 「Server Mode」タブのコンポーネント
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 デーモンが起動する新規のサーバー・プロセスのタイプを指定します。 デーモンでは、次のサーバー・モードをサポートしています。 
  | 
|
| 
 特定のサーバーを再利用できる最大回数を設定します。1クライアントのサーバーは、その(単一の)クライアントの切断後に再利用できます。サーバーを再利用することによって、初期化を繰り返す必要がなくなるため、起動パフォーマンスが向上します。 このフィールドのデフォルトは「None」(0)で、サーバーの再利用回数に制限がないことを示します。このパラメータは、サーバー・モードの値が「singleClient」の場合のみ使用できません。  | 
|
| 
 Clients per server limit  | 
 現行のワークスペースの1つのサーバー・プロセスが受け入れるクライアントの最大数を設定します。 このフィールドのデフォルトは「None」(0)で、各サーバーのクライアント数が制限されないことを示します。このフィールドは、サーバーのモード値が「multiClient」または「multiThreaded」の場合のみ使用できます。  | 
| 
 Server availability  | 
 クライアントに割り当てることができるサーバー・プール内のサーバー数を指定します。 次のオプションから選択できます。 
  | 
| 
 Port range  | 
 サーバー・プロセスの起動時に、このワークスペースで使用できるポートの範囲を決定します。 Oracle Connectがファイアウォールを介してアクセスできるようにポート番号を制御する場合は、このオプションを使用します。 次のフィールドにポートの範囲を入力します。 
  | 
| 
 Use default port range  | 
 デーモンに定義されているポート範囲を使用する場合には、これを選択します。 この設定は、デーモンの「Control」タブにあるサーバー・フィールドの「Port range」に定義されています。  | 
| 
 Maximum number of server processes  | 
 同時に実行できるサーバー・プロセスの最大数を入力します。  | 
| 
 Limit server reuse  | 
 再使用できるサーバーの数を制限するには、これを選択します。 これを選択すると、「Reuse limit」パラメータが使用可能になります。  | 
| 
 「Limit server reuse」を選択する場合は、チェック・ボックスの隣のフィールドに、サーバーを再使用できる回数の最大値を入力します。 サーバー・プロセスで受け入れられるクライアントの最大数を選択します。 1クライアントのサーバーは、その(単一の)クライアントの切断後に再利用できます。サーバーを再利用することによって、初期化を繰り返す必要がなくなるため、起動パフォーマンスが向上します。 「Limit server reuse」パラメータが選択されていない場合、このパラメータは使用できません。 サーバー・モードの値が「singleClient」の場合、このパラメータは使用できません。  | 
|
| 
 Limit concurrent clients per server  | 
 現在のワークスペース・プロセスに対して、サーバーが受け入れられるクライアントの数を制限する場合には、これを選択します。 これを選択しないと、クライアントの数は無制限になります。  | 
| 
 「Limit concurrent clients per server」を選択する場合は、現在のワークスペースのサーバー・プロセスで受け入れられるクライアントの最大数をチェック・ボックスの隣のフィールドに入力します。 このフィールドのデフォルトは「None」で、各サーバーのクライアント数が制限されないことを示します。 このフィールドは、サーバーのモード値が「multiClient」または「multiThreaded」の場合に使用できます。  | 
|
| 
 Specify Server Priority  | 
 サーバーの優先順位を設定します。 たとえば、オンライン・トランザクション処理を使用したアプリケーションのワークスペースには、クエリー処理のみを要求するワークスペースより高い優先順位を割り当てることができます。 数字が小さいほど、優先順位が高くなります。 たとえば、優先順位 注意: 「Use default server priority」が選択されている場合、このオプションは使用できません。  | 
| 
 Use default server priority  | 
 優先順位が  | 
| 
 Keep when daemon ends  | 
 デーモンが停止すると、そのデーモンが起動したすべてのサーバーが、アクティブな状態であっても停止されるようにする場合は、これを選択します。 デーモンの停止後もそのワークスペースのサーバーをアクティブな状態のままにする場合は、これを選択します。 これを選択する場合は、システム・オペレータまたはマネージャの責任で、サーバーを最終的に停止してください。これは、システム・レベルで実行する必要があります。  | 
| 
 Server Provisioning  | 
|
| 
 Number of prestarted servers in pool  | 
 Initial number of servers: デーモンの起動時にこのワークスペースに対して事前起動されるサーバー・プロセス数。使用可能なサーバー・プロセス数が、「Minimum number」フィールドに指定した値を下回ると、デーモンは使用可能なサーバー・プロセスが指定の数に達するまでサーバー・プロセスを再度起動します。このフィールドのデフォルトは、0(ゼロ)です。  | 
| 
 Number of spare servers  | 
 デーモンが新規のサーバー・プロセスの作成を再開する前に、事前起動されるプール内のサーバー・プロセスの最小数(「Initial number of servers」フィールドで指定した値以内)。このフィールドに「Initial number of servers」フィールドの値より大きい値を設定すると、デーモンは、「Initial number of servers」フィールドで指定した値を使用します。このフィールドのデフォルトは、0(ゼロ)です。  | 
| 
 Prestarted server pool limit  | 
 使用可能な最大サーバー・プロセス数。この数に達すると、特定のワークスペースに対して新規のアクティブでないサーバー・プロセスは作成されません。 たとえば、複数のサーバー・プロセスが同時に解放されて、このフィールドで指定した数より多くの使用可能なサーバー・プロセスが存在する場合は、指定の値を超えた分のサーバー・プロセスが終了します。このフィールドのデフォルトは0(ゼロ)で、最大数がないことを示します。  | 
| 
 Resource limitations  | 
|
| 
 Number of sub-tasks  | 
 デーモンの起動時に、このワークスペースに対して事前起動されるサーバーのサブタスク数。 前述のようにサーバー・プロセスのプールを設定する以外に、このパラメータを指定して追加のサーバー・プロセスをサブタスクとして設定できます。 サーバーを10、事前起動されるサブタスクを10に設定すると、100のタスクが起動します(1つのプロセスにつき10のサブタスク)。  | 
「Security」タブでは、ワークスペースのセキュリティ・レベルを構成できます。設定できるのは、ワークスペースのセキュリティ・オプションのみです。 「Security」タブは、次の場合に使用します。
ワークスペースに対する管理権限を付与する場合
クライアントによるワークスペースへのアクセスを決定する場合
「Security」タブを開くには、次のようにします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machines」フォルダを開きます。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemons」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。
「Security」タブをクリックします。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
| 
 注意: 
  | 
デーモンを右クリックして「Recycle Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、「Security」タブを示します。
「Security」タブには、次のフィールドがあります。
表C-6 「Security」タブ
| フィールド | 説明 | 
|---|---|
| 
 Server Account  | 
 このセクションには、ワークスペース、ファイアウォール・アクセス・ポート、ワークスペース・アカウントおよび匿名ログイン権限へのアクセスを許可するユーザー(アカウント)を定義します。  | 
| 
 Use specific workspace account  | 
 このワークスペースで使用するオペレーティング・システムのアカウントを定義するには、これを選択します。 選択する場合は、ワークスペース・アカウントの名前を「workspace account」フィールドに入力します。 選択しないと、クライアントが指定したアカウント名が使用されます。  | 
| 
 Allow anonymous clients to use this workspace  | 
 このワークスペースを認証なしで起動することを許可するには、これを選択します。 選択する場合は、ワークスペース・アカウントの名前を「Server account to use with anonymous clients」フィールドに入力します。  | 
| 
 Authorized Workspace users  | 
 ワークスペースを使用する権限があるユーザーを指定します。 次のいずれかを選択します。 
  | 
| 
 Authorized Administrators  | 
 管理者権限のあるユーザー(アカウント)を識別します。 次のいずれかを選択します。 
  |