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Oracle Application Server Adapters for CICSユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61397-01
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A メタデータの高度なチューニング

Oracle Studioを使用すると、アウトバウンド用アダプタの相互作用を定義できます。また、Oracle Studioはそれらの相互作用で使用される入出力構造を定義します。相互作用と入出力構造は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブでメタデータとして保守されます。

この付録には、次のセクションが含まれています。

アダプタのメタデータ

Oracle Studioを使用して、データベース・アダプタのメタデータを保守します。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle」「Studio」を選択します。

  2. 「Machines」フォルダを開いて、使用するマシンを開きます。

  3. 「Bindings」フォルダを開きます。

  4. 「NAV」バインディングを開きます。

  5. 「Adapters」フォルダを開いて、アダプタのリストを表示します。

  6. アダプタを右クリックして「Show Metadata View」を選択し、「Metadata」ビューを開きます。

    アダプタのメタデータは次にように作成および編集できます。

アダプタのメタデータの一般的なプロパティ

アダプタ名およびアダプタへの接続方法など、アダプタに関する情報を入力および編集できます。これらの変更は「Design」パースペクティブの「Metadata」ビューで行います。次に、アダプタの一般的なプロパティのエディタを開く方法について説明します。

  1. Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」ビューで、「Adapters」フォルダを開きます。

  2. 編集するアダプタを右クリックして「Open」を選択します。

    一般的なプロパティのエディタが表示されます。

次の図に、アダプタの一般的なプロパティのエディタを示します。

図A-1 アダプタのメタデータの一般的なプロパティ

アダプタのメタデータの一般的なプロパティ
「図A-1 アダプタのメタデータの一般的なプロパティ」の説明

次の表に、「General」のプロパティを示します。

表A-1 「General」タブのコンポーネント

フィールド 説明

Description

アダプタを識別する説明を指定します。

Authentication mechanism

アダプタにアクセスするための認証を指定します。次のメカニズムから選択できます。

  • kerbv5

  • None

  • basic password

Max request size

XMLのリクエストまたは応答の最大サイズをバイト数で指定します。最大サイズを超えるメッセージはエラーとなり拒否されます。

Max active connections

アダプタの最大同時接続数を指定します(プロセス単位)。

Max idle timeout

アクティブな接続の最大アイドル時間を秒数で指定します。その時間が経過すると、接続はクローズされます。

Adapter Specifications

相互作用のアダプタ固有のプロパティを指定します。CICSアダプタには、アダプタ固有のプロパティはありません。


アダプタのメタデータの相互作用

アダプタのメタデータの相互作用のエディタでは、相互作用とその入出力定義を定義します。次に、アダプタのメタデータのエディタを開く方法について説明します。

  1. Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」ビューで、「Adapters」フォルダを開きます。

  2. 相互作用を編集するアダプタを開きます。

  3. 「Adapter」フォルダを開きます。

  4. 編集するアダプタを右クリックして「Open」を選択します。

    アダプタのメタデータの相互作用のエディタが表示されます。

次の図に、アダプタのメタデータの相互作用のエディタを示します。

図A-2 アダプタのメタデータの相互作用

アダプタのメタデータの相互作用
「図A-2 アダプタのメタデータの相互作用」の説明

次の表に、アダプタのメタデータの相互作用のプロパティのリストを示します。

表A-2 相互作用の「General」エディタのコンポーネント

フィールド 説明

Description

相互作用を説明する識別子を示します。

Mode

相互作用モードを決定します。次の相互作用モードから選択できます。

  • sync-send-receive: 相互作用では、リクエストを送信し、レスポンスの受信を待機します。

  • sync-send: 相互作用では、リクエストを送信しますが、レスポンスの受信は待機しません。

  • sync-receive: 相互作用では、レスポンスの受信を待機します。

Input record

入力レコードを識別します。

Output record

相互作用の結果の出力レコードを識別します。

Interaction Specific Parameters

相互作用の固有のプロパティ。相互作用の「Advanced」タブを使用する場合は、このセクションは表示されません。


アダプタのメタデータのスキーマ・レコード

アダプタのメタデータのスキーマ・レコードのエディタでは、相互作用の入出力レコード構造の一般的な詳細を定義します。次に、アダプタのメタデータのスキーマ・レコードのエディタを開く方法について説明します。

  1. Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」ビューで、「Adapters」フォルダを開きます。

  2. スキーマ・レコードを編集するアダプタを開きます。

  3. 「Schemas」を開きます。

  4. 編集するスキーマを右クリックして「Open」を選択します。

    アダプタのメタデータのスキーマ・レコードのエディタが表示されます。

次の図に、アダプタのメタデータのスキーマ・レコードのエディタを示します。

図A-3 アダプタのメタデータのスキーマ・レコード

アダプタのメタデータのスキーマの一般的なタブ
「図A-3 アダプタのメタデータのスキーマ・レコード」の説明

次の表に、アダプタのメタデータのスキーマ・レコードのプロパティのリストを示します。

表A-3 「Schema Record」タブ

フィールド 説明

Fields list

レコード内の単一のデータ項目を定義します。この項の表には、次の3つの列があります。

  • Name: フィールドの名前

  • Type: フィールドのデータ型。詳細は、「有効なデータ型」の表にある有効なデータ型のリストを参照してください。

  • Length: データ型でNULL終了がサポートされる場合(stringデータ型など)、NULLターミネータを含むフィールドのサイズ。

Specifications

固有のフィールドのプロパティを定義します。プロパティを表示するには、Fields listで特定のフィールドを選択します。


「Schema Record」エディタでこれらの仕様を定義する際に使用できる有効なデータ型を、次の表で説明します。

表A-4 有効なデータ型

バイナリ ブール バイト

Date

Double

Enum

Float

Int

Long

Numeric[(p[,s])]

Short

String

Time

Timestamp



アダプタのメタデータのXML

アダプタのメタデータは、XMLスキーマを表示することによって編集することもできます。次に、アダプタのメタデータのXMLエディタを開く方法について説明します。

  1. Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」ビューで、「Adapters」フォルダを開きます。

  2. 編集するアダプタを右クリックして「Open as XML」を選択します。

    アダプタのXMLエディタが「Design」ビューに表示されます。

次の図に、アダプタのXMLエディタを示します。

図A-4 アダプタのメタデータのXMLエディタ

アダプタのメタデータのXMLエディタ
「図A-4 アダプタのメタデータのXMLエディタ」の説明」

XMLエディタの「Design」ビューでプロパティを編集する方法の詳細は、次を参照してください。