ヘッダーをスキップ
Oracle® WebLogic Server SIP Container開発者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61430-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

A プロファイル・サービス・プロバイダ構成リファレンス(profile.xml)

この付録では、プロファイル・プロバイダの構成ファイルであるprofile.xmlの詳細なリファレンスを提供します。内容は次のとおりです。

A.1 profile.xmlの概要

diameter.xmlファイルには、次のプロファイル・サービス・プロバイダ属性が定義されています。

profile.xmlは、DOMAIN_DIR/config/customサブディレクトリに格納されます。DOMAIN_DIRはOracle WebLogic Server SIP Containerドメインのルート・ディレクトリです。

A.2 グラフィカルな表示

図A-1では、profile.xmlファイルの要素階層を表示します。

図A-1 profile.xmlの要素階層

Profile xml
「図A-1 profile.xmlの要素階層」の説明

A.3 profile.xmlの編集

profile.xmlファイルに変更を加えるときは、直接編集せずに、管理コンソールのプロファイル・サービス拡張を使って間接的に行うことをお薦めします。管理コンソールを使用すると、profile.xmlドキュメントが確実に有効なXMLになります。Oracle WebLogic Server SIP Containerでのアプリケーションの開発には、「管理コンソールを使用したプロファイル・プロバイダの構成」を参照してください。

とはいえ、問題のある構成を修正したり、壊れたファイルを修復したり、Oracle WebLogic Server SIP Containerのアップグレード時にカスタム・プロファイル・プロバイダ構成を多数のマシンに展開したりするために、profile.xmlを手動で表示したり編集する可能性もあります。profile.xmlを手動で編集したときは、変更内容を適用するためにサーバーを再起動する必要があります。

A.3.1 profile.xmlの編集の手順

本番システムのprofile.xmlに変更を加える必要がある場合は、次の手順に従います。

  1. テキスト・エディタでDOMAIN_DIR/config/custom/profile.xmlファイルを開きます。DOMAIN_DIRはOracle WebLogic Server SIP Containerドメインのルート・ディレクトリを表します。

  2. 必要に応じてprofile.xmlファイルを変更します。XML要素の詳細は、「XML要素の説明」を参照してください。

  3. 変更を保存し、テキスト・エディタを終了します。

  4. サーバーを再起動して、変更内容を有効にします。

  5. 更新後のシステムをテストして、構成を検証します。

A.4 XMLスキーマ

WLSS_HOME/server/lib/wlssディレクトリにインストールされたprofile-service-descriptor-binding.jarライブラリ内にprofile.xmlファイルのすべてのスキーマがバンドルされています。

A.5 profile.xmlファイルのサンプル

構成ファイルprofile.xmlのコード・リストについては、SIPアプリケーションの開発のカスタム・プロファイル・プロバイダの開発に関する項を参照してください。

A.6 XML要素の説明

次の項では、profile.xmlの各XML要素について説明します。

A.6.1 profile-service

最上位レベルのprofile-service要素には、全体のプロファイル・サービス構成が含まれます。

A.6.2 mapping

プロファイル・データに対するリクエストをプロファイル・プロバイダ実装にマッピングする方法を指定します。

A.6.2.1 map-by

ドキュメントをプロバイダにマッピングするための手法を指定します。

  • プロバイダを判定するためにroutermap-by-routerに指定された、カスタム・ルーター・クラスを使用します。

  • ドキュメントをプロバイダにマップするためにprefixは指定された、map-by-prefixエントリを使用します。

  • プロバイダにドキュメントをマップするためにprovider-nameproviderエントリに指定された、name要素を使用します。

A.6.2.2 map-by-prefix

プリフィックスによるマッピング時にドキュメントをプロファイル・プロバイダにマップするために使用するプリフィックスを指定します。

A.6.2.3 map-by-router

ルーター・ベース・マッピングでドキュメントをプロファイルにマップするために使用する(com.bea.wcp.profile.ProfileRouterを実装)ルーター・クラスを指定します。

A.6.3 provider

プロファイル・プロバイダ実装と起動オプションを構成します。

A.6.3.1 name

プロバイダ構成の名前を指定します。provider-nameマッピング手法を指定する場合、name要素はドキュメントをプロバイダにマッピングするためにも使用されます。

A.6.3.2 provider-class

(com.bea.wcp.profile.ProfileServiceSpiの実装)プロファイル・プロバイダ・クラスを指定します。

A.6.3.3 param

プロバイダ実装に任意パラメータを指定するためにnameおよびvalue要素を使用します。