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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RMI プログラマーズ ガイド
11g リリース 1 (10.3.1)
B55530-01
 

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5 WebLogic RMI での T3 プロトコルの使い方

以下の節では、WebLogic RMI での T3 プロトコルの使い方について説明します。

WebLogic Server における RMI 通信

WebLogic Server の RMI 通信では、WebLogic Server と他の Java プログラム (クライアントおよび他の WebLogic Server インスタンスを含む) との間のデータを、T3 プロトコルを使用して転送します。サーバ インスタンスは、接続された個々の Java 仮想マシン (JVM) を追跡して、JVM に対するすべてのトラフィックを実行できる単一の T3 接続を作成します。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Administration Console ヘルプ』の「T3 プロトコルのコンフィグレーション」を参照してください。

たとえば、Java クライアントが WebLogic Server 上のエンタープライズ Bean および JDBC 接続プールにアクセスすると、1 つのネットワーク接続が WebLogic Server の JVM とクライアントの JVM との間に確立されます。T3 プロトコルは 1 つの接続上のパケットを見えない形で多重化するため、EJB および JDBC のサービスでは、専用のネットワーク接続を単独で使用しているかのように記述することができます。

接続の可用性の判断

有効な T3 接続を備える任意の 2 つの Java プログラム (2 つのサーバ インスタンス、またはサーバ インスタンスと Java クライアントなど) では、定期的なポイントツーポイントの「ハートビート」を使って、継続的な可用性の通知と判断を行います。各エンド ポイントは、定期的にピアへのハートビートを発行し、また同様に、ピアから継続的にハートビートが受信されていることに基づき、ピアがまだ使用可能であることを判断します。