Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMX によるカスタム管理ユーティリティの開発 11g リリース 1 (10.3.1) B55537-01 |
|
戻る |
WebLogic Server ドメインの内部で、どの JMX サービスを使用可能にするかを指定できます。たとえば、プロダクション環境では、WebLogic Server 編集サービスを無効にして、ドメインに対する実行時の変更をほとんどできないようにすることが可能です。
JMXMBean
の以下の属性によって、ドメインで使用可能な JMX サービスが決まります。(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』の「JMXMBean」を参照してください。)
EditMBeanServerEnabled
- JMX クライアント (Administration Console や WebLogic Scripting Tool などのユーティリティを含む) がドメインのコンフィグレーションを変更できるかどうかを制御します。
DomainMBeanServerEnabled
- JMX クライアントが、ドメイン実行時 MBean サーバへの 1 つの接続を介して、すべての実行時 MBean と読み込み専用コンフィグレーション MBean にアクセスできるかどうかを制御します。
RuntimeMBeanServerEnabled
- JMX クライアントが、サーバの実行時 MBean サーバを介して、特定のサーバの実行時 MBean と読み込み専用コンフィグレーション MBean にアクセスできるかどうかを制御します。
PlatformMBeanServerEnabled
すべての WebLogic Server インスタンスが、JDK プラットフォーム MBean サーバを初期化するかどうかを制御します。PlatformMBeanServerUsed
すべての WebLogic Server インスタンスが、実行時 MBean サーバを JDK プラットフォーム MBean サーバとして起動するかどうかを制御します。これによって、1 つの MBean サーバから WebLogic Server MBean および JVM プラットフォーム MBean にアクセスできるようになります。
CompatibilityMBeanServerEnabled
- JMX クライアントが非推奨の weblogic.management.MBeanHome
インタフェースを使用して WebLogic Server MBean にアクセスできるようにします。
ManagementEJBEnabled
- 現在の WebLogic Server ドメインが Java EE 管理 API をサポートするかどうかを制御します。
以下の例では、WebLogic Scripting Tool (WLST) を使用して、JMXMBean
EditMBeanServerEnabled
属性を false
に設定します。Windows コンピュータ上で WLST を実行し、c:\mydomain
にドメインを作成していて、WebLogic Server がドメインと一緒に作成したスクリプトを削除していないことを前提としています。
注意 : 以下の手順によって、JMX クライアント (WebLogic Server Administration Console およびオンライン モードの WebLogic Scripting Tool を含む) はドメインのコンフィグレーションを変更できなくなります。ただし、WebLogic Scripting Tool のオフライン編集機能を使用してドメイン コンフィグレーションを変更することはできます。WebLogic Server デプロイメント サービスは JMX を使用しないので、これらの手順によって、JMX クライアントがモジュールをデプロイまたはアンデプロイできなくなることはありません。 |
ドメインの管理サーバを起動します。
コマンド プロンプトで、次のスクリプトを実行して必要な環境を設定します。
c:\mydomain\setDomainEnv.cmd
同じコマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
java weblogic.WLST
connect('weblogic','weblogic')
edit()
startEdit()
cd('JMX/mydomain')
set('EditMBeanServerEnabled','false')
activate()
exit()