Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMX による管理の容易なアプリケーションの開発 11g リリース 1 (10.3.1) B55538-01 |
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JMX プログラミングによるカスタム MBean へのアクセスの他に、JMX 準拠の管理システムを使用して MBean にアクセスすることもできます。詳細については、Sun Developer Network Web サイト (http://java.sun.com/products/JavaManagement/
) に、JMX に関する書籍、ホワイトペーパー、および詳細情報へのリンクが掲載されています。
以下の節では、カスタム MBean にアクセスするその他の方法について説明します。
JDK には、MBean を参照するために使用できる Swing ベースの JMX クライアント、JConsole が用意されています。任意の WebLogic Server MBean サーバと JVM プラットフォーム MBean サーバの MBean を参照できます。Sun では、JConsole はリソースを大量に消費するため、開発環境のみで使用するよう推奨しています。「Using JConsole to Monitor Applications」 http://java.sun.com/developer/technicalArticles/J2SE/jconsole.html
を参照してください。
JConsole からカスタム MBean にアクセスするには、次の手順に従います。
JConsole クラスパスにwljmxclient.jar
と wlclient.jar
が存在しない場合は、次の手順に従います。
MBean をホストする WebLogic Server インスタンスの IIOP プロトコルを有効にします。
管理者特権を持つ WebLogic Server ユーザになるように、デフォルトの IIOP ユーザをコンフィグレーションします。その場合、手順 5d または手順 6d で提供したログイン名とパスワードは無関係であり、デフォルトの IIOP ユーザは各リクエストに関連付けられます。
Administration Console のオンライン ヘルプの「IIOP の有効化とコンフィグレーション」を参照してください。
wljmxclient.jar
と wlclient.jar
ファイルが JConsole クラスパスに指定されている場合は、デフォルトの IIOP ユーザを有効化する必要はありません。手順 2 に進みます。
注意 : wlclient.jar が MANIFESTClassPath エントリの wljmxclient.jar に含まれているので、wlclient.jar と wljmxclient.jar が同じディレクトリであるか、または両方の jar がクラスパスに指定されている必要があります。
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コマンド プロンプトから、JDK 6 または同等のものがパスに存在することを確認します。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。
jconsole -J-Djava.class.path=$JAVA_HOME/lib/jconsole.jar:$JAVA_HOME/ lib/tools.jar:$WLS_HOME/lib/wljmxclient.jar -J-Djmx.remote.protocol.provider.pkgs=weblogic.management.remote
注意 : 手順 4 で説明されているようなコンフィグレーションがある場合、jconsole コマンドを実行して JConsole を起動することができます。この方法で JConsole を起動する場合、WLS プロセスを開始するユーザのみが、ローカルに接続することができます。 |
カスタム MBean が JVM プラットフォーム MBean サーバに登録されている場合 (または WebLogic Server 実行時 MBean サーバを JVM プラットフォーム MBean サーバとしてコンフィグレーションした場合)、次の操作を行います。
JConsole ウィンドウで、[Connection|New Connection] を選択します。
[New Connection] ウィンドウで、[Local Process] タブを選択して、WebLogic.Server を選択し、[Connect] をクリックします。
カスタム MBean が WebLogic Server 実行時 MBean サーバに登録されており、実行時 MBean サーバをプラットフォーム MBean サーバとしてコンフィグレーションしていない場合は、次の操作を行います。
JConsole ウィンドウで、[Connection|New Connection] を選択します。
[New Connection] ウィンドウで、[Remote Process] オプションを選択します。
[Remote Process JMX URL] テキストボックスに、以下の URL を入力します。
service:jmx:rmi:///jndi/iiop://host:port/weblogic.management.mbeanservers.runtime
ここで host:port
は、MBean をホストする WebLogic Server インスタンスのホスト名とポートです。
たとえば、
service:jmx:rmi:///jndi/iiop://localhost:7001/weblogic.management.mbeanservers.runtime
ユーザ名とパスワード フィールドに、管理ロールが割り当てられているユーザ アカウントのユーザ名とパスワードを入力します。このログインは、クライアントを認証するために使用され、クライアントから出て来た各 JMX リクエストに関連付けられたサブジェクトを作成できます。
[Connect] をクリックします。
カスタム MBean が WebLogic Server ドメイン実行時 MBean サーバに登録されている場合、次の操作を行います。
Console ウィンドウで、[Connection|New Connection] を選択します。
[New Connection] ウィンドウで、[Remote Process] オプションを選択します。
[Remote Process JMX URL] テキストボックスに、以下の URL を入力します。
service:jmx:rmi:///jndi/iiop://host:port/weblogic.management.mbeanservers.domainRuntime
ここで host:port
は、管理サーバのホスト名とポートです。
次に例を示します。
service:jmx:rmi///jndi/iiop://localhost:9002/weblogic.management.mbeanservers.domainRuntime
ユーザ名とパスワード フィールドに、管理ロールが割り当てられているユーザ アカウントのユーザ名とパスワードを入力します。このログインは、クライアントを認証するために使用され、クライアントから出て来た各 JMX リクエストに関連付けられたサブジェクトを作成できます。
[Connect] をクリックします。
MBean を、実行時 MBean サーバまたはドメイン実行時 MBean サーバに登録した場合、WebLogic Scripting Tool を使用してカスタム MBean にアクセスできます。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「他の WebLogic MBeans およびカスタム MBeans へのアクセス」を参照してください。
特定のテンプレートに準拠する Java Server Pages (JSP) を作成することによって、WebLogic Server Administration Console を拡張できます。作成する JSP には、JVM プラットフォーム MBean サーバ、WebLogic Server 実行時 MBean サーバまたはドメイン実行時 MBean サーバに接続して MBean を検索する JMX コードを組み込むことができます。
詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Administration Console の拡張』を参照してください。