Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Tuxedo Connector クイック スタート 11g リリース 1 (10.3.1) B55564-01 |
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Oracle WebLogic Server Tuxedo Connector クイック スタート
11g リリース 1 (10.3.1)
B55564-01(原本部品番号:E13756-01)
2009 年 5 月
注意 : このリリースの Oracle WebLogic Server 用に Oracle WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Tuxedo Connector 管理ガイド』を参照してください。 |
このドキュメントでは、Oracle WebLogic Server と Tuxedo リリース 6.5 以降が相互運用できるように、Oracle WebLogic Server Administration Console を使用して Oracle WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法について説明します。
このリリースの Oracle WebLogic Tuxedo Connector (WTC) のサンプルは、Oracle Technology Network Web サイトで入手できます。WebLogic Server のインストール先の samples ディレクトリに wtc
ディレクトリを作成し、そこに WTC のサンプルをダウンロードしてください。このドキュメントで参照されるサンプルを実行するには、simpapp サンプルと simpserv サンプルをダウンロードする必要があります。
注意 : この節では、Windows プラットフォーム上で Oracle WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法について概説します。UNIX ユーザの場合には、「\」を「/」に、あるいは「.cmd」を「.sh」に置き換えるなど、読み替えを適切に行えば、説明はそのまま当てはまります。 |
このサンプルは、Oracle Tuxedo ドメイン (T ドメイン) を越えて実行できるように Oracle Tuxedo simpapp
アプリケーションを拡張しています。このため、TOUPPER
サービスのクライアントは、Oracle Tuxedo サーバでも Oracle WebLogic Server examplesServer
でも実行できます。このサンプルでは、以下のサービスが提供されます。
TOUPPER
: 文字列を大文字に変換する Oracle Tuxedo サービス。Oracle WebLogic Server クライアントは、TOUPPER EJB
を呼び出して、Oracle Tuxedo TOUPPER
サービスに接続します。
Tolower
: Oracle WebLogic Server の EJB によって実装されるサービス。Tolower
サービスのクライアントは Oracle Tuxedo で実行されます。
以下の各節では、Administration Console を使って Oracle WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法について説明します。
注意 : Oracle WebLogic Tuxedo Connector をモニタするためのトレースを有効にすることもできます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Tuxedo Connector 管理ガイド』の「WebLogic Tuxedo Connector のモニタ」を参照してください。 |
次の手順に従って、simpapp
サンプルをビルドします。
Oracle WebLogic examplesServer を起動します。
新しいシェル ウィンドウを開き、SAMPLES_HOME\domains\examples\setExamplesEnv.cmd
ファイルを使用して環境変数を設定します。
simpapp サンプルをダウンロードした場所にディレクトリを変更します。例 : SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp
ディレクトリ
ant を使用して wtc_toupper.jar
ファイルをビルドします。これにより、EJB が Oracle WebLogic Server にデプロイされます。ant
コマンドを入力します。
simpserv サンプルをダウンロードした場所にディレクトリを変更します。例 : SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpserv
ディレクトリ
wtc_tolower.jar
ファイルをビルドします。これにより、EJB が Oracle WebLogic Server にデプロイされます。ant
コマンドを入力します。
ブラウザで WebLogic Server Administration Console を起動します。その際、http://your_machine:7001/console
という形式の URL を使用します。ただし、your_machine
の部分は、使用しているマシンの IP アドレスまたは名前に置き換えます。
ナビゲーション ツリーで、[デプロイメント] をクリックし、wtc_tolower.jar
および wtc_toupper.jar
がデプロイされていることを確認します。
Oracle WebLogic Server Administration Console から、次の手順に従って WTC サービスの作成およびコンフィグレーションを行います。
ナビゲーション ツリーで [相互運用性] を展開し、 [WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、[新規作成] をクリックします。
[新しい WTC サーバの作成] ページの [名前] フィールドに、WTC サービスの名前を入力します。例 : mySimpapp
[OK] をクリックします。
新しい WTC サービスが WTC サーバのリストに表示されます。
注意 : ローカル アクセス ポイントのネットワーク アドレスをコンフィグレーションする場合、使用するポート番号は、他のプロセスに割り当てられたポート番号とは異なる必要があります。たとえば、Oracle WebLogic Server のリスン ポートが//mymachine:7001 に割り当てられている場合、ネットワーク アドレスを //mymachine:7001 に設定すると無効になります。 |
次の手順に従って、ローカル Oracle Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
WebLogic Server Administration Console で、[相互運用性] を展開し、[WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、mySimpapp などの WTC サービス名をクリックし、設定ページにアクセスします。
[ローカル AP] タブをクリックします。
[WTC ローカル アクセス ポイント] ページで、以下のフィールドに次のとおり、値を入力します。
[アクセス ポイント] : myLocalAp
[アクセス ポイント ID] : TDOM2
[ネットワーク アドレス] : ローカル アクセス ポイントのネットワーク アドレスとポート
例 : //123.123.123.123:5678
[OK] をクリックします。
Tuxedo 6.5 ドメインに接続する場合の手順は次のとおりです。
[接続] タブをクリックします。
[相互運用] フィールドを [はい] に設定します。
[保存] をクリックします。
次の手順に従って、リモート Oracle Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
WebLogic Server Administration Console で、[相互運用性] を展開し、[WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、mySimpapp などの WTC サービス名をクリックします。
[リモート AP] タブをクリックします。
[WTC リモート アクセス ポイント] ページで、以下のフィールドに次のとおり、値を入力します。
[アクセス ポイント] : myRemoteAP
[アクセス ポイント ID] : TDOM1
[ローカル アクセス ポイント] : myLocalAp
[ネットワーク アドレス] : リモート アクセス ポイントのネットワーク アドレスとポート
例 : //123.123.123.123:1234
[OK] をクリックします。
次の手順に従って、エクスポートされたサービスをコンフィグレーションします。
WebLogic Server Administration Console で、[相互運用性] を展開し、[WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、mySimpapp などの WTC サービス名をクリックします。
[エクスポート済み] タブをクリックします。
[WTC エクスポート サービス] ページで、以下のフィールドに次のとおり、値を入力します。
[リソース名] : TOLOWER
[ローカル アクセス ポイント] : myLocalAp
[EJB 名] : tuxedo.services.TOLOWERHome
[リモート名] : TOLOWER
[OK] をクリックします。
次の手順に従って、インポートされたサービスをコンフィグレーションします。
WebLogic Server Administration Console で、[相互運用性] を展開し、[WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、mySimpapp などの WTC サービス名をクリックします。
[インポート済み] タブをクリックします。
[WTC インポート サービス] ページで、以下のフィールドに次のとおり、値を入力します。
[リソース名] : TOUPPER
[ローカル アクセス ポイント] : myLocalAp
[リモート アクセス ポイント リスト] : myRemoteAP
[リモート名] : TOUPPER
[OK] をクリックします。
WebLogic Server Administration Console で、[相互運用性] を展開し、[WTC サーバ] を選択します。
[WTC サーバ] ページで、mySimpapp などの WTC サービス名をクリックします。
[対象] タブをクリックします。
examplesServer のチェック ボックスをクリックします。
[保存] をクリックします。
次の手順に従って、TDOM1 を Oracle WebLogic Server ユーザとして登録します。
ナビゲーション ツリーで、[セキュリティ レルム] をクリックします。
[myRealm] をクリックします。
[ユーザとグループ] タブをクリックします。
[ユーザ] をクリックします。
[ロックして編集] をクリックします。
[新規作成] をクリックします。
[新しいユーザの作成] ページで、以下の操作を行います。
[名前] フィールドに TDOM1 を追加します。
パスワードを入力し、確認用にもう一度入力します。
[OK] をクリックします。
[コンフィグレーションの解放] をクリックします。
次の手順に従って、Oracle Tuxedo ドメインをコンフィグレーションします。
PATH 環境変数には、C コンパイラのパスが含まれている必要があります。set PATH を使用してそのことを調べ、必要ならそのパスを追加します。
インストールされている Oracle Tuxedo から simpapp
サンプルをコピーして、作業用 Oracle Tuxedo simpapp
ディレクトリを作成します。
作業用 Oracle Tuxedo simpapp
ディレクトリへ移動します。
TUXDIR にある setEnv.cmd
を使用して環境変数を設定します。以下のパラメータを更新します。
TUXDIR : TUXEDO ソフトウェアのベース ディレクトリ
APPDIR : サンプル プログラムのベース ディレクトリ
以下のコマンドで、クライアントをビルドします。
buildclient -o simpcl -f simpcl.c buildserver -o simpserv -f simpserv.c -s TOUPPER
SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp
ディレクトリにある ubbdomain
および dom1config
ファイルを Oracle Tuxedo simpapp
ディレクトリにコピーします。
SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpserv
ディレクトリにある tolower.c
ファイルを Oracle Tuxedo simpapp
ディレクトリにコピーします。
Oracle Tuxedo 環境に合わせて ubbdomain
を変更します。変更には、APPDIR
、TUXCONFIG
、および TUXDIR
のパス名の設定や、マシン名の設定などがあります。山括弧 (< >
) で囲まれたすべての項目を、使用している環境の情報で置き換えます。
例 :
APPDIR="\home\me\simpapp" TUXCONFIG="\home\me\simpapp\tuxconfig"" TUXDIR="\usr\tuxedo"
tmloadcf -y ubbdomain
と入力して、ubbdomain
ファイルをロードします。
Oracle Tuxedo 環境に合わせて dom1config
を変更します。ログ デバイスの作成や、ネットワーク アドレスの更新などがあります。
例 :
DMTLOGDEV="d:\my_apps\tlog" AUDITLOG="d:\my_apps\aud" TDOM1 NWADDR="//TuxedoMachine:1234" TDOM2 NWADDR="//WTCMachine:5678"
dom1config
ファイルをロードします。
set BDMCONFIG=d:\mydomain\simpapp\bdmconfig dmloadcf -y dom1config
tolower
クライアントをビルドします。
buildclient -f tolower.c -o tolower
Tuxedo ドメインを起動します。
tmboot -y
各クライアントを実行して、Oracle Tuxedo と Oracle WebLogic Server との相互運用性を実際に示します。
サンプルをダウンロードしたディレクトリの場所から Oracle WebLogic Server クライアントを起動します。たとえば、SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp
ディレクトリから TOUPPER EJB
を起動して、Oracle Tuxedo TOUPPER
サービスに接続します。以下のコマンドを使用します。
ant simpapp
Oracle Tuxedo サービスから Oracle WebLogic Server アプリケーションに以下の応答が返されます。
Buildfile: build.xml simpapp: run_client: [java] Beginning statefulSession.Client... [java] Creating Toupper [java] converting HelloWorld [java] converted to: HELLOWORLD [java] End statefulSession.Client... BUILD SUCCESSFUL
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