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Oracle® Business Intelligence Publisher
リリース・ノート

リリース10.1.3.2.1

部品番号: E05417-01

原典情報: E05000-01 Oracle Business Intelligence Publisher Release Notes, Release 10.1.3.2.1

2007年6月

このドキュメントは次のトピックで構成されています。

概要

このリリース・ノートでは、Oracle Business Intelligence Publisherリリース10.1.3.2.1に関する既知の問題と対処方法について説明します。インストール情報については、『Oracle Business Intelligence Publisherインストール・ガイド』を参照してください。このマニュアルは、Oracle Business Intelligence Publisherのインストール・メディア、および次のOracle Business Intelligence PublisherのWebサイトから入手できます。

http://www.oracle.com/technology/products/xml-publisher/index.html

このリリース・ノートは次の各項で編成されています。

このリリース・ノートの使用方法

このリリース・ノートは、新しい情報が入手可能になった時点で定期的に更新されます。最新バージョンのリリース・ノートを参照できるように、次のOracle Business Intelligence PublisherのWebサイトをチェックしてください。

http://www.oracle.com/technology/products/applications/publishing/index.html


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。

BI Publisherインストーラでサポートされるオペレーティング・システム

BI Publisherインストーラには、「Basic」および「Advanced」の2つのインストール・タイプがあります。「Basic」インストール・タイプでは、Oracle Containers for Java(OC4J)がインストールされ、そのOC4JにBI Publisherがインストールおよびデプロイされます。「Advanced」インストール・タイプでは、既存のサポートされているOracle Application ServerインストールにBI Publisherをインストールおよびデプロイできます。

この10.1.3.2.1の最初のリリースでは、Oracle BI Publisherインストーラで次のオペレーティング・システムがサポートされています。

その他のプラットフォームもサポートされる予定です。http://www.oracle.com/technology/products/xml-publisher/xmlpdocs.htmlにあるこのドキュメントは、これらのプラットフォームが使用可能になった時点で更新されます。

インストーラでサポートされていないオペレーティング・システムにBI Publisherをインストールする場合、またはOC4JやOracle Application Server以外のJ2EEアプリケーション・サーバーにBI Publisherをインストールする場合は、『Oracle Business Intelligence Publisherインストール・ガイド』に記載されている手動のインストール・オプションを使用します。

問題と対処方法

一般的な問題

長時間使用するとインタフェースが無効の状態になることがある

BI Publisherを長時間使用していると、Web UIにおいて、上部ヘッダーのフレームの色が反転表示された状態になる(青い画面オブジェクトが白色で表示される)場合がありますが、ナビゲーション・リンクは白いまま維持されます。そのため、次のUIが表示されない場合があります。

Welcome, <username> Preferences Sign Out Help

この問題を解決するには、ブラウザを再起動します。

Java SE Development Kit(JDK)5.0バージョンのバグがBI Publisherのパフォーマンスに影響する

Java SE Development Kit(JDK)5.0バージョン1_5_0_7には、BI Publisherのパフォーマンスに影響するバグが含まれています。

この問題を解決するには、JDK 5.0 Update 11(1_5_0_11)にアップグレードします。この更新版は次のサイトからダウンロードできます。

http://java.sun.com/javase/downloads/index_jdk5.jsp

Schedulerが正しく構成されるまでSchedulerのタブとボタンが無効化される

リリース10.1.3.2.1以降、管理者がBI Publisherスケジューラを正しく構成していないと、ユーザーがXMLP_SCHEDULERロールを持っている場合でも、「Schedules」タブと「Schedule」ボタンが無効化されます。「Schedules」タブと「Schedule」ボタンを有効にするには、Scheduler表を構成してインストールする必要があります。

セキュリティの問題

PDF暗号化はRC4アルゴリズムに制限される

RC4アルゴリズムは、AESなどのより新しいアルゴリズムに比べて安全性が低いため、新しいアプリケーションでの使用は推奨されていません。ただし、Adobe Acrobat 6.0でサポートされる暗号化アルゴリズムは、RC4アルゴリズムのみです。Oracle BI Publisherの今後のリリースでは、Adobe Acrobat 7.0以上のバージョンに対するAES暗号化のサポートも計画されています。

この問題への対処方法はありません。

配信マネージャの問題

クラスタ化された環境ではCUPSサーバーが配信オプションとして表示されない

クラスタ化された環境においてCUPSサーバーを配信オプションとして実装している場合、他に定義済プリンタがないと、CUPSサーバーが配信オプションとして表示されないことがあります。

この問題を回避するには、「Admin」→「Delivery」→「Printer」インタフェースでエントリを作成して、実際に存在するプリンタまたはダミーのプリンタを配信先として追加します。

RTFテンプレートの問題

ネストされたfor-each-group内のソート処理がEmptyStackExceptionエラーで失敗する

<?sort:element_name?>構文を使用すると、データ値のグループをソートできます。この構文はfor-each-group構文の直後に配置します。このソート構文は、ネストされたfor-each-groupの下に配置すると機能しません。このソート構文をネストされたfor-each-groupの下に配置すると、EmptyStackExceptionエラーが表示され、レポート出力が表示されません。

この問題への対処方法はありません。

HTML、RTFおよびExcelの出力では表の代替ROWがフォーマットされない

ユーザーズ・ガイドには、表レポートの代替ROWでの背景色の設定方法について説明する、行のフォーマットに関するトピックがあります。この説明は、PDF出力に対してのみ有効です。HTML、RTFおよびExcelの出力フォーマットでは、代替ROWに背景色は表示されません。これらの出力フォーマットでは、すべての行が白い背景色で表示されます。

この問題への対処方法はありません。

RTF出力ではヘッダーおよびフッターの端からの余白が保持されない

Microsoft Wordには、ヘッダーおよびフッターについて、ページの端からの距離を指定するページ設定オプションがあります。このオプションは、「ファイル」メニューから「ページ設定」→「余白」タブを選択し、「用紙の端からの距離」ボックスで設定します。出力フォーマットがRTFである場合、この余白設定は保持されません。かわりに、デフォルトの余白設定を使用して出力が作成されます。HTML、PDFおよびExcelなどのその他の出力フォーマットでは、この余白設定は正しく機能します。

この問題への対処方法はありません。

Excel出力のチャートが表示されないことがある

Excel出力のチャートがあるレポート・レイアウトを表示すると、チャートが表示されず、チャートの場所に小さいアイコンのみが表示されることがあります。

この問題を回避するには、次の手順に従って、イメージURLにおけるセキュリティのブロックを解除する必要があります。

  1. WEB-INF/web.xmlを開きます。

  2. 次のブロックを探します。

    <filter-mapping>
    <filter-name>SecurityFilter</filter-name>
    <url-pattern>/xdo/tmp/*</url-pattern>
    </filter-mapping>
  3. <url-pattern>要素を次のように変更します。

    <filter-mapping>
    <filter-name>SecurityFilter</filter-name>
    <url-pattern>/xdo/tmp/*.tmp</url-pattern>
    </filter-mapping>

小数点を含む数字を加算する場合の丸めの問題

Oracle XDKはIEEE 754規格に対応したXSL標準に準拠しているため、小数点を含む数字を加算する場合に丸めの問題が発生することがあります。たとえば、Oracle BI Publisherで、次の構文を使用して13683.80および516.39を加算するとします。

<?13683.80 + 516.39?>

この構文では、バイナリ浮動小数点演算用のIEEE 754規格に基づく制限によって値14200.189999999999が返されます。

この問題を回避するには、次に示すformat-number関数またはround構文を使用して、14200.19が戻り値として返されるようにします。

<?format-number:(13683.80 + 516.39);'D99'?>

または

<?(round((13683.80 + 516.39)*100) div 100)?>

PDFテンプレートの問題

PDFフォーム・プロセッサでは横テンプレートで繰返し可能フィールドがサポートされない

繰返し可能フィールドを持つPDFテンプレートを設計する場合、縦モードでの出力は正しくフォーマットされます。ただし、同じレポートを横モードで作成すると、表のヘッダーは正しく表示されますが、次の問題が発生します。

この問題への対処方法はありません。

Template Builderの問題

データソースが連結されるとTemplate Builderに正しくロードされない

データソースが複数のSQLクエリーから連結されたXMLである場合、BI Publisherサーバーに直接接続するとXMLデータがTemplate Builderに正しくロードされません。

この問題を回避するには、データ・モデルを構築した後、サンプル・データを生成してアクセス可能なディレクトリに保存します。Template Builderのデータ・ロード機能(Oracle BI Publisherの「Data」→「Load Sample XML Data」を選択)を使用して、レポート・データをTemplate Builderにロードします。Template Builderを切断モードで使用する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド』を参照してください。

SSOを使用している場合、Template Builder for Wordとの通信にはmod_osso.confファイルの更新が必要

SSO対応システムを使用している場合、BI PublisherおよびTemplate Builder for Word間のWebサービス通信を許可するには、mod_osso.confファイルを変更してSSOを無効にする必要があります。xmlpserverを開いてWebサービスを許可するには、mod_osso.confファイルに次のディレクティブを記述します。

<Location /xmlpserver/services/>
  require valid-user
     AuthType Basic
     Allow from All
     Satisfy any
</Location>

BI PublisherでのOracle Single Sign-Onの設定手順の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド』のOracle Single Sign-Onの設定に関する項を参照してください。この手順は、Oracle BI Presentation ServicesおよびOracle BI Publisher間のWebサービスを有効にする際に必要となる、手順9と同じであることに注意してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracle Business Intelligence Publisherリリース・ノート, リリース10.1.3.2.1

原本名: Oracle Business Intelligence Publisher Release Notes, Release 10.1.3.2.1

原本部品番号: E05000-01

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