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BI Presentation ServicesとBI Scheduler


BI DeliversのBI SchedulerとBI Presentation Servicesとの間で通信が行われます。WebユーザーがiBotリクエストを送信すると、BI Presentation ServicesではBI Schedulerとの通信が確立されます。BI Presentation Servicesでは、資格証明ストアにadminの別名で格納されるユーザー名とパスワードを使用して、BI Schedulerに接続します。正しく認証されるためには、ユーザー名とパスワードはBI Scheduler管理者資格証明と一致している必要があります。

BI Schedulerの管理者アカウントは、BIリポジトリで定義されたアカウントである必要があります。このユーザーは、リポジトリの管理者グループに割り当てる必要があります。この管理者アカウントは、次の目的のために必要です。

  • BI Schedulerは管理者資格証明を使用して、ジョブ・リクエストを送信したユーザーのためにジョブを実行します。これは、Oracle BI Serverの偽装機能を使用してユーザーを代理してジョブを送信します。偽装機能を使用可能にするには、BI SchedulerはBI Serverにリポジトリの管理者ユーザーとして接続する必要があります。
  • BI Presentation Servicesは資格証明を使用して、Systemサブジェクト領域に対してクエリーを実行します。そのためには、リポジトリの管理者ユーザーとして接続する必要があります。BI Presentation Servicesは、資格証明ストアにadminの別名で格納されている資格証明を使用して接続を行います。

BI Schedulerの管理者アカウントは、Oracle BIの管理者アカウントと一致するように設定されている場合があります。「Oracle BI管理者のパスワード変更の同期化」を参照してください。

BI Schedulerの管理者アカウントの変更の同期化

BI Scheduler管理者のユーザー名やパスワードを変更した場合、この変更を他のコンポーネントに同期化する必要があります。

    • BI Presentation Services資格証明ストアにadminの別名で格納されている資格証明を更新します。複数のBI Presentation ServicesインスタンスがOracle BIデプロイに存在する場合、各BI Presentation Servicesインスタンスの資格証明ストアを更新して資格証明の変更を反映する必要があります。
    • BI Schedulerの新しい管理者のユーザー名とパスワードを持つユーザーはリポジトリにも存在していることを確認します。さらに、このユーザーには管理者グループのメンバーシップが割り当てられていることも確認します。BI Scheduler管理者のパスワードを変更した場合、リポジトリ内のそのユーザーのパスワードも、リセットしたパスワードと一致するように変更する必要があります。

注意:  BI Schedulerの管理者アカウントの設定方法や変更方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストレーションおよび構成ガイド』の「Oracle Business Intelligence Schedulerの構成」を参照してください。この章では、BI Scheduler管理者資格証明をBI Presentation Services資格証明ストアに保存する方法についても説明しています。BIリポジトリにユーザーを作成し、管理者グループのメンバーシップをユーザーに割り当てる方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください

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