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Oracle BI Job Managerの構成


SSLを有効化したBI Schedulerに正しく接続するには、BI Job ManagerでもSSL通信を構成する必要があります。

BI Job ManagerはJavaベースのコンポーネントであり、使用する鍵と証明書はJavaキーストア・データベースに格納する必要があります。「Javaキーストアの作成」で作成したjobmanager.keystoreが使用されます。

SSLを介してBI Schedulerと通信するようにBI Job Managerを構成するには、次の手順を実行します。

Oracle BI Job Managerを構成するには

  1. Job Managerを起動して、「File」→「Open Scheduler Connection」を選択します。
  2. ダイアログ・ボックスの「Secure Socket Layer」セクションで、「SSL」チェック・ボックスを選択します。最小のセキュリティ・シナリオでデプロイする場合は、このダイアログ・ボックスにその他の値を指定する必要はありません。「OK」をクリックして終了します。
  3. BI SchedulerでRequire Client CertificateをTrueに設定している場合は、キーストアおよびキーストア・パスワードを設定する必要があります。

    Key Store = <Path and file name of the keystore containing Client Certificate and Private Key files>。たとえば、jobmanager.keystoreなどです。

    Key Store Password = <password of keystore>。たとえば、analyticsなどです。

  4. 「Verify Server Certificate」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択した場合は、トラストストアのファイルを指定する必要があります。このトラストストアには、Schedulerサーバー証明書の認証に使用されるCAが含まれます。
  5. 「Trust Store」テキスト・ボックスに、認証局ファイルが含まれているキーストアのパスとファイル名を入力します。この章に示す例では、CA証明書は、証明書と秘密鍵を含む同一のキーストア(jobmanager.keystore)に格納されています。
  6. 「Trust Store Password」テキスト・ボックスに、手順5で入力したキーストアのパスワード(analyticsなど)を入力します。
  7. 前述のパラメータで指定した場所に、キーストアおよびトラストストアのファイルをコピーします。
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