Decision Centerは、デプロイしたインライン・サービスで収集される構造やデータをビジネス・ユーザーが検索、変更および調査するためのシン・クライアント・ツールです。また、インライン・サービスの変更や、Real-Time Decision Serverへのインライン・サービスの再デプロイを可能にする数多くのレポートやエディタを備えています。
Decision Centerには、インライン・サービス・ナビゲータ、ツールバー、およびタブとサブタブの3つのナビゲート方法があります。
この章の内容は次のとおりです。
Decision Centerの左ペインには、インライン・サービスを構成する各要素をツリー構造で示すインライン・サービス・ナビゲータがあります。
インライン・サービス・ナビゲータで任意の要素をクリックすると、その要素に対応するレポートが右側の表示ペインに表示されます。
図1-1にインライン・サービス・ナビゲータを示します。
タスクの多くは、Decision Centerのツールバーを使用して実行できます。表1-1は、Decision Centerのツールバーのアイコンを示します。
Decision Centerでは、複数のパースペクティブでインライン・サービスを操作できます。パースペクティブは、Decision Centerの初期レイアウトを定義します。各パースペクティブは、特定のタイプのタスクを実行するための機能セットを備えており、特定のリソース・タイプを操作します。パースペクティブは、インライン・サービスの要素のうちどれを可視化するか、およびその要素に関連付けられたどのレポートを可視化するかを制御します。
Decision Centerには、Explore、DesignおよびAt a Glanceの3つのパースペクティブがあります。インライン・サービス・ナビゲータは、使用しているパースペクティブに応じて変化します。
独自のパースペクティブを定義すれば、可視化する要素とレポートをさらに詳細に制御できます。
この項の内容は次のとおりです。
Exploreパースペクティブは、インライン・サービスをレポートとして見るためのものです。ビジネス・アナリストがOracle RTDのデシジョンの主要要素を詳しく調べるときに利用できます。
Designパースペクティブは、インライン・サービスを最も詳しく見ることのできるビューです。
これにより、ビジネス・アナリストはインライン・サービスの分析のほかに、インライン・サービスの変更も実行できます。
次のような変更を実行できます。
スコアリングおよびフィルタリング・ルールを調整して作成します。
デシジョンに対するパフォーマンス・メトリックの重み付けを調整します。
デシジョンのセグメントを追加または削除します。
選択肢と選択肢グループの適格性ルールを変更します。
選択肢と選択肢グループのフィルタリング・ルールを変更します。
インライン・サービスを別のサーバーにデプロイします。
インライン・サービスを変更した後に再デプロイします。
At a Glanceパースペクティブは、インライン・サービスを経営者の視点から見るためのものです。
At a Glanceパースペクティブは、インライン・サービスに含まれる要素とレポートのハイレベル・サマリーを示します。
Decision Centerの機能とレポートを説明するために、このガイドではOracle RTD付属の抱合せ販売の例を使用します。この例をデプロイしてDecision Centerの機能を確認するには、システム管理者に問い合せてください。
このCross Sellインライン・サービスの例は、ある金融サービスのコンタクト・センターにおける抱合せ販売と顧客維持に関するデシジョンを単純な形で実装するものです。このセンターに電話がかかってくると、その顧客や連絡チャネルに関する情報が取得されます。
この顧客に関する既知の情報を基に、顧客への抱合せ販売のオファーが選択されます。そのオファーの成否が追跡され、サーバーに送信されます。その結果、抱合せ販売のオファーの向上に役立つフィードバックが基礎となる意思決定モデルに追加されます。
Cross Sellの例を参考に、Decision Centerのレポートについて詳しく説明していきます。