この章では、CA-Top SecretのためのOracle Identity Managerコネクタ(リリース9.0.4.3)ソフトウェアとドキュメントに関する更新の概要を示します。
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。
この項では、このガイドでの主要な変更事項について説明します。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
このリリースのコネクタでは、次のようなソフトウェアの更新が行われています。
リリース9.0.4.2までのソフトウェアの更新は次のとおりです。
メッセージ・トランスポート・レイヤーのIBM MQ Seriesプロトコルは、このコネクタではサポートされなくなりました。したがって、MQ Seriesに関連する内容はすべて削除されました。
「Pioneer Provisioning Agentでサポートされている機能」で、Provisioning Agentでサポートされる、CA-Top Secretのユーザー・プロファイル、グループ・プロファイル、ファシリティ、データセット、リソース・プロファイルのコマンドが追加されました。
「プロビジョニング用にサポートされている機能」で、Provisioning Agentによってサポートされている機能のリストが更新されました。
「Voyager Reconciliation Agentでサポートされている機能」で、Reconciliation Agentでサポートされるコマンドが追加されました。
「リコンシリエーション用にサポートされている機能」で、Reconciliation Agentによってサポートされている機能のリストが更新されました。
「リコンシリエーションおよびプロビジョニングに使用されるターゲット・システムのフィールド」で、Oracle Identity ManagerとCA-Top Secretの間でリコンサイルされるフィールドのリストが更新されました。
「コネクタのXMLファイルのインポート」で、ITリソース・パラメータおよび対応する説明とサンプル値が更新されました。
「ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成」で、ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成手順が追加されました。
「アカウント・ステータス・リコンシリエーションの構成」で、ユーザー・ステータスに基づくリコンシリエーションの情報が追加されました。
「プロビジョニングのための新規フィールドの追加」で、プロビジョニングのための新規フィールドを追加する手順が追加されました。
第6章「既知の問題」で、次の不具合に関する既知の問題が追加されました。
6668844
6904041
7033009
Reconciliation Agentのexitと、既存のTop Secretのexitとの統合の詳細を「Installing the Reconciliation Agentのexitのインストール」に追加しています。
リリース9.0.4.3で解決された問題は次のとおりです。
Oracle Bug# | 問題 | 解決内容 |
---|---|---|
7583557 | コネクタによって使用される構成ファイルbeans.xml の中では、パスワードを暗号化されていないフォーマットで指定していました。 |
この問題は解決されました。propertyEncrypt スクリプトを使用して、パスワードをbeans.xml ファイルにコピーする前に、パスワードを暗号化できるようになりました。
手順の詳細は、「beans.xmlファイルの中で使用するパスワードの暗号化」を参照してください。 |
リリース9.0.4.1から9.0.4.3までに、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
「リコンシリエーションおよびプロビジョニングに使用されるターゲット・システムのフィールド」で、Oracle Identity Managerとターゲット・システムの間のユーザー・プロファイル・フィールド・マッピングとリソース・プロファイル・フィールド・マッピングが追加されました。付録A「Oracle Identity ManagerおよびCA-Top Secret間の属性マッピング」は削除されました。
「コネクタのアーキテクチャ」で、CA-Top Secret Advanced Connectorのコンポーネント、およびリコンシリエーションとプロビジョニングのコネクタのアーキテクチャが追加されました。付録B「コネクタのアーキテクチャ」が削除されました。
これまで第6章「既知の問題」に記載されていたガイドラインが「コネクタの使用に関するガイドライン」に移動しました。
LDAP Gatewayサーバー上でのロギングの有効化の詳細が「LDAP Gatewayのインストールおよび構成」に追加されています。
「リコンシリエーション用にサポートされている機能」の項で、次の機能が追加されています。
Suspend users until
UnSuspend uses until
「ユーザー・フィールドのマッピング」から、defaultGroupフィールドが削除されています。