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Oracle Identity Manager IBM RACF Standard Connectorガイド
リリース9.0.4
E05497-02
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4 テストおよびトラブルシューティング

コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。

4.1 コネクタのテスト

テスト・ユーティリティを使用して、コネクタの基本機能をテストできます。

テスト・ユーティリティを使用するには、次のようにします。

  1. config.propertiesファイル内のパラメータの値を指定します。このファイルはOIM_HOME/xellerate/RACF/configディレクトリにあります。

    これらのパラメータは、ITリソースのパラメータと同一です。

  2. テスト・ユーティリティを使用して次のテストを実行します。


    注意:

    このテスト・ユーティリティ・ファイルはOIM_HOME/XLIntegrations/RACFディレクトリにあります。

    • IBM RACFユーザーの作成

      config.propertiesファイルで、CREATE_USERにアクションを設定し、USER_IDパラメータにユーザーID値を指定します。

      変更を保存し、次のいずれかのスクリプトを実行します。

      • Microsoft Windowsの場合:

        OIM_HOME\xellerate\XLIntegrations\RACF\scripts\RACF.bat.
        
      • UNIXの場合:

        OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/RACF/scripts/RACF.sh
        
    • IBM RACFユーザーの更新

      config.propertiesファイルで、UPDATE_USERにアクションを設定し、ユーザーIDおよびユーザー属性を指定します。attribute_nameを次のいずれかに設定できます。

      • NAME :名前を更新します。

      • PASSWORD: パスワードを更新します。

      attribute_valueパラメータは、変更するattribute_nameの値です。たとえば、attribute_nameNAMEに設定した場合、attribute_valueJohnに設定されます。

      変更を保存し、スクリプトを実行します。

    • IBM RACFユーザーの削除

      config.propertiesファイルで、DELETE_USERにアクションを設定し、USER_IDパラメータにユーザーID値を指定します。

      変更を保存し、スクリプトを実行します。

4.2 トラブルシューティング

次の表に、コネクタに関して発生する一般的な問題の一部を示します。

問題の詳細 解決方法
Oracle Identity ManagerがIBMメインフレーム・サーバーとの接続を確立できない。
  • IBMメインフレーム・サーバーが稼働中であることを確認します。
  • ユーザーがログイン済かどうかを確認します。

  • IBMメインフレーム・サーバーでユーザーが無効になっているかどうかを確認します。

  • Oracle Identity Managerが稼働しているかどうかを確認します。

  • すべてのアダプタがコンパイルされていることを確認します。

  • 「ITリソース」フォームを使用して、Oracle Identity Managerレコードを調べます。IPアドレス、管理者IDおよび管理者パスワードが正しいことを確認します。

  • SSL接続を使用中かどうかセキュリティ・パラメータを確認します。

Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールで、操作に失敗したという内容のメッセージが表示される。
  • 属性値にデリミタ文字(空白、カンマ、アポストロフィ、引用符など)が含まれていないことを確認します。
  • 属性値が許容されている長さを超えていないことを確認します。

リコンシリエーションに失敗する。 IBM RACFに新規ユーザー・データを格納するために指定したファイルがサーバーに既存していないかどうか確認します。