3 コネクタの削除

この章では、リリース9.1.0.1および9.1.1のコネクタ・インストールを削除する方法を説明します。この章の内容は次のとおりです。

• リリース9.1.0.1の既存のインストールの削除

• リリース9.1.1の既存のインストールの削除

3.1 リリース9.1.0.1の既存のインストールの削除

リリース9.1.0.1コネクタの既存のインストールを削除するには、次のようにします。

1. 次の手順を実行して、コネクタ関連のレジストリ・キーを削除します。

   1. regedit.exeを実行します。通常このファイルは、Microsoft Windowsレジストリにあります。

   2. 次のキーに移動します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa
      

   3. 「Notification Packages」キーをダブルクリックします。

   4. 「バイナリの編集」ダイアログ・ボックスで、値のリストからadsyncを削除して「OK」をクリックします。

      たとえば、「レジストリ エディタ」アプリケーション・ウィンドウの右ペインの「データ」列に表示されている元のデータ文字列が、次のような文字列だとします。

      FPNWCLNT RASSFM KDCSVC scecli adsync
      

      値のリストからadsyncを削除すると、表示されるデータ文字列は次のようになります。

      FPNWCLNT RASSFM KDCSVC scecli
      

   5. 次のキーに移動します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\adsync
      

   6. このキーをすべてのプロパティとともに削除します。

2. Windows\system32ディレクトリからAdsync.dllファイルを削除します。

3. 64ビットのMicrosoft Windowsオペレーティング・システム上にコネクタをインストールしている場合は、Windows\SysWOW64ディレクトリからAdsync.dllファイルを削除します。

4. ADSYNC_HOMEディレクトリを削除します。

5. コンピュータを再起動します。

3.2 リリース9.1.1の既存のインストールの削除

リリース9.1.1コネクタの既存のインストールを削除するには、次のようにします。

1. Active Directoryから永続キュー・コンテナを削除します。永続キュー・コンテナの場所を、prepAD.ldifファイルの中にあるdnエントリの値として見つけることができます。

   prepAD.ldifファイルはコネクタのインストール・ディレクトリにあります。

2. 「スタート」、「設定」を選択し、「コントロール パネル」をクリックします。

3. 「コントロール パネル」ウィンドウで、「プログラムの追加と削除」をダブルクリックします。

4. 「プログラムの追加と削除」ウィンドウで、現在インストールされているプログラムのリストから「Oracle Identity Manager Connector for Microsoft Active Directory Password Synchronization」を選択し、「変更/削除」を選択します。

5. 「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

6. 「サマリー」ページで、削除しようとしているコネクタの場所が正しく表示されていることを確認し、「次へ」をクリックしてコネクタを削除します。

   
   

   注意: コネクタの削除プロセスを取り消す場合は、「取消」をクリックします。

   
   

   図3-1に、コネクタ削除の「サマリー」ページを示します。

   図3-1 コネクタ削除の「サマリー」ページ

   
   「図3-1 コネクタ削除の「サマリー」ページ」の説明
   
   

7. 次のページで、「次へ」をクリックします。

8. 後続のページで、「次へ」をクリックします。この結果、コンピュータが再起動されます。

9. 64ビットのMicrosoft Windowsオペレーティング・システム上にコネクタをインストールしている場合は、Windows\System32ディレクトリからoimadpwdsync10.dllおよびorclmessages.dllの各ファイルを削除します。