この章では、次の構成の手順について説明します。
SNMP構成はオペレーティング・システム固有であることに注意してください。構成に関するより包括的な情報は、使用しているプラットフォームに固有のインストレーション・ガイドまたは構成ガイドを参照してください。
注意: SNMPの構成では、大/小文字が区別されます。同じコミュニティ名を指定する場合は、大/小文字の使用を統一してください。 |
SNMPは、Microsoft Windows XP、Windows 2000、Windows 2003 ServerまたはWindows NTの各プラットフォームで構成できます。この項で説明する構成手順は、Windows XPプラットフォームに基づいています。ただし、同じ手順をWindows 2000、Windows 2003およびWindows NTのプラットフォームにも適用できます。
SNMPをEnterprise Manager SNMP Subagentに統合する前に、次のタスクを完了してください。
SNMPをEnterprise Manager SNMP Subagentに統合した後で、次のタスクを完了してください。
Windows XPでSNMPネットワーク・サービスをインストールする手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「設定」→「コントロール パネル」→「プログラムの追加と削除」の順に選択します。
「プログラムの追加と削除」ウィンドウで、「Windowsコンポーネントの追加と削除」オプションを選択します。
「Windowsコンポーネント ウィザード」にWindows XPの全コンポーネントがリストされます。
「Windowsコンポーネント ウィザード」に表示されたコンポーネント・リストから、「管理とモニタ ツール」コンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。
「ファイルが必要」ダイアログで、インストールを完了するために必要なファイルの場所を指定し、「OK」をクリックします。
注意: インストールの完了に必要なファイルは、プラットフォームごとに異なります。たとえば、Windows 2000プラットフォームの場合は、Immib2.dllファイルとsnmpmib.dllファイルが必要です。Windows 2003 Serverプラットフォームの場合は、msi.mflファイルが必要です。 |
インストールの完了後、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」の順に選択し、インストールが正常に行われたことを確認します。
「サービス」ウィンドウには、使用しているコンピュータにインストールされているすべてのサービスがリストされます。「名前」列の下に「SNMP Service」および「SNMP Trap Service」があることを確認します。
Windows XPでSNMPネットワーク・サービスを構成する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」の順に選択します。
サービスのリストから「SNMP Service」を選択して右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「エージェント」タブで、次の項目を入力します。
接続先: このコンピュータの接続情報。
場所:このコンピュータの物理的な場所。
サービス: すべてのサービス・タイプ(「物理層」、「アプリケーション」、「データリンクとサブネットワーク」、「インターネット」および「エンドツーエンド」)を選択します。
「トラップ」タブで、次の情報を追加します。
コミュニティ名: コミュニティは通常、publicです。
トラップ送信先: ホスト名またはIPアドレスのいずれかを指定します。この指定は、トラップを必要とするSNMP対応製品が使用されているすべてのマシンに対して必要です。ホスト名を指定した場合、システムでは、対応するIPアドレスが検索されます。
Enterprise Manager SNMP SubagentでSNMPがサポートされるため、サード・パーティ・システム管理フレームワークではSNMPを使用して、SNMPトラップをOracle Management Agentから直接受信できます。マスター・エージェントからのSNMP要求を認識するようにOracle Management Agentを構成することによって、サード・パーティ・システムで関連データを収集できます。
ピア実行可能ファイルのインストールは、SNMPとEnterprise Manager SNMP Subagentの統合の第1ステップです。Oracle SNMP Peer Master Agent(AGNTSVC.EXE)およびOracle SNMP Peer Encapsulator(ENCSVC.EXE)は、Enterprise Manager SNMP Subagentにバンドルされている2つのピア実行可能ファイルです。Enterprise Manager SNMP Subagentのインストール時に、これらのピア実行可能ファイルもインストールされます。
インストールの完了後、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」の順に選択すると、作成された次の新規サービスが表示されます。
Oracle SNMP Peer Master Agent
Oracle SNMP Peer Encapsulator
次の項では、これらのピア実行可能ファイルが未使用のポートをリスニングするようにSERVICESファイルを構成する方法について説明します。
SNMP Master Agentで標準のSNMPサービスおよびEnterprise Manager SNMP Subagentの両方と通信するには、SNMPサービス・ファイルを適切に構成する必要があります。
Oracle SNMP Peer EncapsulatorとMicrosoft SNMP Serviceがリスニングする必要がある未使用のポートを指定します。Microsoft SNMP Serviceでは通常、ポート1161が使用されます。
このポートは、次のディレクトリにあるSERVICESファイルに指定します。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc
注意: Windows 2000およびWindows NTの場合、SERVICESファイルはC:\WINNT\system32\drivers\etcディレクトリにあります。 |
ファイル内に次の行があることを確認します。
snmp 1161/udp #SNMP snmptrap 1162/udp snmp-trap #SNMP trap
注意: SNMPのエントリがファイルにすでに存在する場合は、ポートを161(デフォルトの番号)から別の使用可能なポート(この例では1161)に変更してください。 |
同じ場所で、SNMP設定で行われた、全コンピュータのホスト名に対するIPアドレスのマッピングが、HOSTSファイルとLMHOSTS.SAMファイルに含まれていることを確認します。
より多くのコンピュータ・アドレスがローカルで解決されると、システムのパフォーマンスが改善されます。DHCPおよびWINSを使用している場合でも、IPアドレスの追加によってSNMP統合が高速化されます。
次の手順でOracle SNMP Peer Master Agent構成ファイルを変更し、SNMP構成を反映します。
SNMP Master Agentがリスニングしているポートを指定します。
このポートは、ORACLE_HOME\NETWORK\ADMINディレクトリにあるMASTER.CFGファイルのTRANSPORTセクションに指定します。
たとえば、次のセクションをファイルに追加します。
TRANSPORT ordinary SNMP OVER UDP SOCKET AT PORT 161
注意: ポート161は、SNMPフレームワーク用に予約されているため、Oracle SNMP Peer Master Agentにはポート161を使用することをお薦めします。ただし、NMSに管理アプリケーションを構成し、このポートでリスニングしているマスター・エージェントにSNMP要求を送信できる場合は、別の使用可能なポートを指定できます。 |
MASTER.CFGファイルのCOMMUNITYセクションに認証を指定します。
COMMUNITY public ALLOW ALL OPERATIONS USE NO ENCRYPTION
トラップを送信する必要がある場合は、MASTER.CFGファイルのMANAGERセクションにそのコンピュータのIPアドレス(この例では、10.10.10.10)を指定します。
10.10.10.10 SEND ALL TRAPS WITH COMMUNITY public
トラップを送信する必要がある場合、またはSNMPトラップの操作および対応が可能なHP社のOpenviewのようなソフトウェアを使用する場合は、マネージャ・セクションの変更のみが必要です。パフォーマンスを考慮して、ここでは、ホスト名ではなくIPアドレスを指定します。
1つのコンピュータで複数のOracle SNMP Peer Master Agentが稼働している場合は、Oracle SNMP Peer Encapsulator構成ファイルのENCAPS.CFGを編集します。このファイルは、ORACLE_HOME\NETWORK\ADMINディレクトリにあります。このファイルを使用して、カプセル化する非PEER Master Agentを指定します。
カプセル化したマスター・エージェントには、NMSによる管理が可能なMIBサブツリーを含むAGENTエントリを最低1つ追加する必要があります。
次の例を参照してください。
AGENT AT PORT 1161 WITH COMMUNITY public SUBTREES 1.3.6.1.2.1.1, 1.3.6.1.2.1.2, 1.3.6.1.2.1.3, 1.3.6.1.2.1.4, 1.3.6.1.2.1.5, 1.3.6.1.2.1.6, 1.3.6.1.2.1.7, 1.3.6.1.2.1.8, 1.3.6.1.4.1.77 FORWARD ALL TRAPS;
注意: ポート(この例では1161)は、SERVICESファイルで指定したポートと一致している必要があります。また、コミュニティ名も以前の定義と一致している必要があります。 |
構成の完了後、次のステップとして、SNMPサービスを開始します。次のことが重要です。
UDPポート161(または1161)が未使用であることの確認
正しい順序でのサービスの開始と停止
SNMP環境を開始する前に、指定したUDPポートで他のサービスが実行されていないことを確認する必要があります。
ORACLE_HOME\BINディレクトリで、次のコマンドを入力します。
netstat -p udp -a
このコマンドの結果、コンピュータ上のアクティブなUDPポートがすべてリストされます。ポート161およびSERVICESファイルで指定したSNMPポートが未使用であることが必要です。
「スタート」メニューから、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」の順に選択します。「サービス」ウィンドウで、Oracle SNMP Peer Master Agent、Oracle SNMP Peer EncapsulatorおよびSNMP Serviceのステータスを確認します。これらのサービスが以前に開始されている場合は、ここでそのプログラムを終了します。
Enterprise Manager SNMP Subagentのステータスを確認します。このサービスが以前に開始されている場合は、ここでそのプログラムを停止します。
次の順序でSNMPサービスを開始します。
SNMP Service
Oracle SNMP Peer Master Agent
Oracle SNMP Peer Encapsulator
Enterprise Manager SNMP Subagent
ヒント: Enterprise Manager SNMP Subagentを開始、停止またはそのステータスを要求するには、Enterprise Managerのコマンドライン・ユーティリティ(emctl)を使用します。使用方法は、「Enterprise Manager SNMP Subagentの制御」を参照してください。 |
注意: Oracle SNMP Peer Encapsulatorは、コンピュータに複数のEnterprise Manager SNMP Subagentをインストールおよび構成する場合のみ必要です。 |
SNMPを正常にインストールした後は、ネットワーク管理ステーションからMIBを問い合せることができます。
SNMP環境テストの方法の1つは、SNMPUTILGツールを使用することです。Windows XP Service Pack 2 Support Toolsには、SNMP設定に関する基本情報の取得に使用できる、このSNMPトラブルシューティング・ツールが含まれています。
注意: Windows XP Service Pack 2 Support Toolsは、http://www.microsoft.comから別にダウンロードする必要があります。また、Windows 2003 Server、Windows 2000、Windows NTなどの他のプラットフォームの場合は、それぞれのサービス・パックまたはリソース・キットでSNMPUTILG.EXEツールを探してください。 |
以前のコマンドラインSNMPUTIL.EXEツールにかわり、GUI SNMP Query/Set Utility(SNMPUTILG.EXE)(図2-1)が使用されます。
OIDの値をテストする手順は、次のとおりです。
「GUI SNMP Query/Set Utility」ウィンドウ(図2-1)を開き、次のフィールドを変更して必要な値を反映します。
Node Address: マシンのIPアドレス。このコンピュータでは、SNMPサービスが実行されていることが必要です。
Community Name: コミュニティは通常、public
です。
Current OID: .1.3.6.1.2.1.1.1.0
SNMP Function to Execute: 「GET the value of the current OID」を選択します。
「Execute Command」をクリックします。
マスター・エージェントが適切に実行されている場合は、sysDescrシステム識別子が戻されます。
次の構成の説明は、ピア・テクノロジを使用するO/S固有またはマスター・エージェントを使用するUnixプラットフォームを対象にしています。
UNIXプラットフォーム上でSNMPを構成するには、次の作業が必要です。
監視コンソールでは、SNMP Master Agentを使用してEnterprise Manager SNMP Subagentと通信します。Enterprise Manager SNMP SubagentがSNMPを介してSNMP Master Agentと通信するためには、SNMP Master Agentを適切に構成する必要があります。
次の例は、UNIXプラットフォーム上でSNMP Master Agentを構成するプロセスです。
注意: Enterprise Manager SNMP SubagentでのSNMPは、すべてのプラットフォームでサポートされているわけではありません。構成手順の相違を識別し、SNMPサポートの有無を確認するには、使用しているプラットフォームに固有のインストレーション・ガイドまたは構成ガイドを参照してください。 |
必要なSNMPファイルは、Oracle Management Agentのインストール時に自動的にインストールされます。Oracle Management Agentのインストール後に、次のファイルを編集します。
$ORACLE_HOME/sysman/snmp/peer/CONFIG.master $ORACLE_HOME/sysman/snmp/peer/CONFIG.encap $ORACLE_HOME/sysman/snmp/peer/start_peer /etc/snmp/conf/snmpd.conf
CONFIG.Master(Peer Master Agentファイル)
CONFIG.masterファイルを編集するには、MANAGERで始まる行を検索し、この行にコード化されているIPアドレスを、SNMPトラップが送信されるマシンのIPアドレスと一致するように変更します。
CONFIG.encap(Peer Encapsulatorファイル)
CONFIG.encapファイルを編集するには、AGENT AT PORTの行を検索します。通常は、AGENT AT PORT 1161 WITH COMMUNITY publicとなっています。ポート番号を1161から変更する場合は、start_peerスクリプトも変更する必要があります。
start_peerスクリプト
start_peerスクリプトを編集するには、NEW_SNMPD_PORT=の行を検索し、CONFIG.encapファイルにリストされているポート番号と同じ番号が使用されていることを確認します。NEW_TRAPD_PORT=の行を検索し、ポート番号がNEW_SNMPD_PORT=と異なることを確認します。
snmpd.confファイル
次の行をファイルに追加します。
trap <hostname or ipaddress>
大カッコ内の情報を、ファイルがあるローカル・ホストの実際のホスト名またはIPアドレスに置き換えます。
SNMPコンソールのみを使用するようにSNMP Master Agentを構成した後は、管理対象ノードで外部トラップを受信するようにSNMPコンソールを構成する必要があります。
構成に関するより包括的な情報は、使用しているプラットフォームに固有のドキュメントを参照してください。SNMPの構成はプラットフォームごとに異なります。
SNMPコンポーネントが実行されていないことを確認します。主要コンポーネントは、master_peer、encap_peerおよびsnmpdの3つです。これらのプロセスのいずれかが実行されている場合は、psコマンドを使用してそれらを検索し、killコマンドでプロセスを終了します。
たとえば、SNMP Master Agentが実行されているかどうかを確認するには、次のようにチェックします。
ps -ef | grep snmp
PEER Master Agent、PEER encapsulatorおよびネイティブのUNIX SNMP Agentを次のように開始します。
cd $ORACLE_HOME/network/snmp/peer su root ./start_peer -a
このコマンドによって3つのプロセスすべてが開始します。次に、psコマンドを使用して、3つのプロセスがすべて開始したかどうかを確認します。
ps -ef |grep peer ps -ef |grep snmpd ps -ef |grep snmp
参照しているSNMPコンソール構成ガイドの指示に従って、Oracle MIBをロードします。
Enterprise Manager SNMP Subagentと必要なSNMPファイルは、Oracle Management Agentのインストール時に自動的にインストールされます。
注意: 通知ルールの作成/編集時に、ユーザーがSNMPトラップのメソッドを1つ以上選択するには、その前に、SNMPトラップに基づく通知メソッドが、スーパー管理者権限を持つ管理者によって構成されている必要があります。 |
Enterprise Manager SNMP Subagentを開始、停止またはそのステータスを要求するには、Enterprise Managerのコマンドライン・ユーティリティ(emctl)を使用します。
サブエージェントを開始、停止またはそのステータスを要求するには、次のコマンドを使用します。次の例に、コマンドと予想される出力を示します。
例2-1 Enterprise Manager SNMP Subagentの開始
% emctl start subagent Oracle Enterprise Manager 10g Release 10.1.0.4.0 Copyright (c) 1996, 2005 Oracle Corporation. All rights reserved. Starting sub agent ... started
SNMPトラップ通知を設定する手順は、次のとおりです。
Enterprise Manager Grid Controlコンソールから、「設定」の下の「通知メソッド」ページに移動して、SNMPトラップの送信先を定義します。
通知メソッドを使用すると、電子メール、SNMPトラップまたはカスタム・スクリプトの実行(あるいはそのすべて)など、通知を送信するための異なるメカニズムを定義できます。定義した各メソッドは、アラート発生の結果、管理者に通知を送信するために、通知ルールとともに使用されます。
「スクリプトとSNMPトラップ」で、「追加」メニューから「SNMPトラップ」を選択します。
「SNMPトラップの追加」ページで、SNMP Master Agentが実行されているホスト(マシン)の名前、リスニングしているポート、属しているコミュニティを入力します(図2-2)。
注意: 設定をテストするための「トラップのテスト」ボタンがあります。 |
通知メソッドの定義後、「プリファレンス」の下の「通知ルール」ページに移動して、通知ルールを定義します。
通知ルールを使用すると、Enterprise Managerから通知を受信するために必要なターゲットと条件を選択できます。
「通知ルール」ページで「作成」をクリックすると、「通知ルールの作成」のプロパティのページが表示されます。独自の通知ルールを作成する場合は、これらのページに表示されるオンライン・ヘルプを参照して、その指示に従ってください。通知ルールの定義時には、前の手順で作成した通知メソッドを含めることを忘れないでください。
各トラップ・タイプのMIBについては、付録Fの「Enterprise Manager MIBの変数の解釈」を参照してください。SNMPトラップを配信するためのEnterprise Managerの設定方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager構成ガイド』を参照してください。
例2-4に、一般的なSNMPトラップを示します。
例2-4 SNMPトラップ
Tue Oct 28 05:00:02 2003 Command: 4 Enterprise: 1.3.6.1.4.1.111.15.2 Agent: 138.1.6.200 Generic Trap: 6 Specific Trap: 1 Time Stamp: 8464:39.99 Count: 11 Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.2.1 Kind: OctetString Value: "mydatabase" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.3.1 Kind: OctetString Value: "Database" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.4.1 Kind: OctetString Value: "myhost.com" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.5.1 Kind: OctetString Value: "Owner's Invalid Object Count" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.6.1 Kind: OctetString Value: "Invalid Object Owner" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.7.1 Kind: OctetString Value: "SYS" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.8.1 Kind: OctetString Value: "28-OCT-2003 04:59:10 (US/Eastern GMT)" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.9.1 Kind: OctetString Value: "Warning" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.10.1 Kind: OctetString Value: "12 object(s) are invalid in the SYS schema." Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.11.1 Kind: OctetString Value: "Database Metrics" Name: 1.3.6.1.4.1.111.15.1.1.1.12.1 Kind: OctetString Value: "SYSMAN"