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Oracle® Enterprise Managerライセンス情報
11gリリース1(11.1)
B61021-02
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10 アプリケーション管理

この章の各項では、Oracle Enterprise Managerで使用できる次のアプリケーション製品について、それらのライセンスに含まれる機能と、そのアクセス・ポイントを示します。

この章の各項では、これらの製品のライセンスによって提供される機能について説明します。

Application Management Suite for Siebel

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、Siebel Enterprise環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Oracle Application Management Suite for Siebelは、Siebelの管理および監視機能を、Oracleの高機能で包括的な管理ソリューション上に構築することで、Siebel環境の管理コストと複雑さを大幅に軽減します。

Application Management Suite for Siebelは、次の4つの物理コンポーネントで構成されます。

この管理スイートには、コアSiebelアプリケーションに対して使用するためのRUEI、ACCおよびCCCの使用制限付きライセンスが含まれています。また、統合トランザクション監視スクリプトを実行するためのSiebel Test Automation(STA)の使用制限付きライセンスも含まれています。STAライセンスでは、Siebelアプリケーションに対して機能テストや負荷テストを実行するためのテスト自動化ツールの使用はサポートされていません。

Siebel Diagnostic Tool(Siebel 8.0以降のSiebel Media Packに含まれるスタンドアロン・ユーティリティ)は、Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスに含まれています。このツールのすべての機能には、Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要です。

次の各項では、Application Management Suite for Siebelと、この製品に含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。

機能

表10–1に、Application Management Suite for Siebelに含まれる機能を示します。

表10-1 Application Management Suite for Siebelの機能の特長

機能 利点

自動検出

  • Siebelコンポーネントを検出します。

  • 関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムおよびサービスのターゲットを作成します。

監視および診断

  • リアルタイム・メトリック、履歴データの他、アラート通知も受信します。

  • 問題の根本原因の特定に関連する情報がないかログ・ファイルを調査します。

  • SARMデータを分析して、トランザクションのボトルネックを識別します。

構成管理

次の機能を提供します。

  • 構成パラメータの追跡。

  • 構成スナップショットの取得。

  • 構成の比較。

サービス・レベルの管理

ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、Siebelアプリケーションを監視します。

管理

Siebelサーバーとサーバー・コンポーネントを起動および停止します。

イベント・ログ分析

関連するログ・ファイルを検索して、問題を迅速にトラブルシューティングします。

ワークフロー・プロセスおよびポリシーの監視

業務処理への大きな支障となる前に、問題の最初の兆候を迅速かつ事前に特定します。

Real Userの監視

エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。

Java Diagnostics for Java EEベースのSiebelコンポーネント

JVMレベルにおけるJavaの問題の包括的な診断。


Real Userの監視

Application Management Suite for SiebelのReal User Monitoringには、Siebelアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションが用意されており、Siebelアプリケーションの検出およびネットワーク・オブジェクトのビジネス機能への変換が自動的に行われます。このため、ビジネス・トランザクションのビューをクリックすることで、リアルユーザー・トランザクションの測定と監視が可能になります。

各ユーザー・アクションは正しい画面、アプレットまたはビューと自動的に照合され、コンテキスト分析が行えます。この最新の分析ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やSiebelアプリケーションの問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定できます。

第8章「ユーザー・エクスペリエンス管理」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for Siebelライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、Siebel Smart Client(HI - 高い双方向性)、標準の双方向性(SI)、またはSiebelセルフサービス・アプリケーション用のADFフレームワークを使用して開発されたSiebelアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • Siebelアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

Siebel用パックのライセンスが必要なリンク

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「Siebel」サブタブの順にクリックし、ドロップダウン・リストから「エンタープライズ」を選択します。

    • Siebelシステム・ターゲット・ページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

    • 「Siebel」ページで、「エンタープライズの作成」をクリックします。「Siebel Enterpriseの追加」ページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、Oracle Application Management Pack for Siebelのライセンスを必要とします。

    • 「Siebel」ページで、「Siebel Enterprise」のリンクを選択します。Siebel Enterpriseのホームページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

    • 「Siebel」ページで、Siebel Serverのリンクを選択します。Siebelサーバーのホームページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「システム」サブタブの順にクリックします。

    • 「システム」ページで、Siebel Enterpriseタイプのシステムの「名前」列のリンクをクリックします。表示されるページのコンテンツは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

サービス・レベル管理

Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスには、Enterprise Manager Grid Control Service Level Management(SLM)に関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、Siebelアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。Siebelに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、包括的なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

ライセンスが必要なリンク

次のリストでは、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要となるリンクについて説明します。一部の機能リンクは、テストやビーコンを作成した後でそれらに関連付けられる可能性がありますが、そのようなリンクはこの項には記載しません。ただし、それらのリンクにもサービス・レベル管理機能のライセンスが必要となります。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「サービス」サブタブの順にクリックします。

    • 「サービス」ページで、任意のSiebel Application Serviceタイプのサービスの「名前」列のリンクをクリックします。「アプリケーション・サービス」ページおよびページ階層内から移動できるすべてのページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「Siebel」サブタブの順にクリックし、ドロップダウン・リストからサービス階層を選択します。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。サービスの追加ウィザードの「ビーコン」ページは、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。ウィザードの「可用性」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「サービス・テストとビーコン」リンクは、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「可用性定義」を選択します。「可用性定義」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「Siebel」サブタブの順にクリックし、ドロップダウン・リストからサービス・ビューを選択します。

    • Siebel Application Serviceページで、「追加」をクリックしてビジネス・プロセスまたはアプリケーションをモデル化および監視するサービスを定義します。Siebelアプリケーションの追加ウィザードの「ビーコン」ページは、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • Siebel Application Serviceページで、「追加」をクリックしてビジネス・プロセスまたはアプリケーションをモデル化および監視するサービスを定義します。ウィザードの「可用性」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたSiebelアプリケーションの可用性の定義は、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • Siebel Application Serviceページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「サービス・テストとビーコン」リンクは、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • Siebel Application Serviceページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「可用性定義」を選択します。「可用性定義」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「すべてのターゲット」サブタブの順にクリックします。「すべてのターゲット」ページから、エージェントのホームページに移動します。「追加」ドロップダウン・メニューの「ビーコンの追加」オプションは、Application Management Suite for Siebel内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLI動詞は、使用するのにApplication Management Suite for Siebelのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

構成管理

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびSiebel固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Siebel Enterprise

  • Siebel Server

  • Siebel Component Group

  • Siebel Component

  • Siebel Required Component Group

  • Siebel Functional Component Group

  • Siebel Database Repository

  • Siebel Gateway Server

  • Siebel Application Service(HI)

  • Siebel Application Service(SI)

Application Management Suite for Siebelの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for Siebelには、Application Configuration Console(ACC)およびConfiguration Change Console(CCC)の使用制限付きライセンスが含まれます。これらの2つのツールは、オペレーティング・システム・ターゲットと、前述したとおりSiebelアプリケーション・ターゲットに対して使用できます。ACCおよびCCCの詳細なライセンス情報は、第6章「その他のインフラストラクチャ管理」で、「Configuration Management Pack for Applications」の「ライセンスが必要なその他の機能」の項に記載されています。

ライセンスが必要なリンク

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこの製品のライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、Siebel固有のターゲットに適用されます。つまり、該当するターゲットは、Siebel Enterprise、Siebel Server、Siebel Component Group、Siebel Component、Siebel Required Component Group、Siebel Functional Component Group、Siebel Database Repository、Siebel Gateway Server、Siebel Application Service(HI)およびSiebel Application Service(SI)です。

  • Grid Controlホームページにある次のリンク。

    • 「すべてのターゲット: ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • Grid Controlホームページで、「デプロイ」タブをクリックします。「デプロイ」ページの次の項目は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク

    • 「クライアント構成」セクションにあるすべてのリンク


      注意:

      「パッチ適用」および「クローニング」セクションにある機能は、Provisioning and Patch Automation Packのライセンスを必要とします。エージェント・インストール機能には、ライセンスは必要ありません。セキュリティ・リンクは、Provisioning and Patch Automation Pack、Database Configuration Pack、Configuration Management Pack for Non-Oracle Systems、Application Management Suite for PeopleSoft Enterprise、Application Management Pack for SiebelおよびConfiguration Pack for Oracle Middlewareで共有されています。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「ポリシー」サブタブの順に選択し、「ポリシー違反」ページを表示します。このページに関連付けられているリンクは、「違反」サブタブにグループ化されています。ホスト関連情報用のGrid Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「セキュリティ一覧」サブタブの順に選択します。Grid Controlの「セキュリティ一覧」ページのホスト情報に関連するすべてのリンクは、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「ホスト」サブタブを選択します。Grid Controlの「ホスト」ページの次の項目は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • Grid Controlの「ホスト」ページで、特定のホストをクリックしてそのホストのホームページを表示します。次のリンクは、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ」セクションにあるすべてのリンク

    • 「関連リンク」にある次のリンク

      • デプロイ

      • メトリックとポリシー設定

  • ホストのホームページで、「ターゲット」タブをクリックします。次のリンクおよび列は、ライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」とその関連リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • ホストのホームページで、「構成」タブをクリックします。「構成」タブのすべての機能、リンクおよび情報は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「システム」サブタブを選択します。「システム」ページの次の項目は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。「グループ」ページの次の項目は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。グループを選択します。グループのホームページの次の項目は、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成の変更」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • ホストおよびオペレーティング・システムの「構成の検索」機能

  • グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for Siebel内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」列にあるすべてのリンクおよび情報

ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、Grid Controlホームページの「レポート」タブをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能のライセンスが必要です。

  • ポリシー定義ビュー

    • mgmt$policies

    • mgmt$policy_parameters

    • mgmt$policy_violation_ctxt

    • mgmt$policy_viol_annotations

    • mgmt$policy_viol_notif_log

  • ポリシー関連付けビュー

    • mgmt$target_policies

    • mgmt$target_policy_settings

    • mgmt$target_policy_eval_sum

    • mgmt$target_compliance_score

  • ポリシー違反ビュー

    • mgmt$policy_violation_current

    • mgmt$policy_violation_history

    • mgmt$policy_violation_context

  • 構成ビュー

    • mgmt$db_tablespaces

    • mgmt$db_datafiles

    • mgmt$db_controlfiles

  • Oracleホーム・パッチ適用

    • MGMT$CPF_ADVISORY_INFO

    • MGMT$CPF_HOMES_INFO

    • MGMT$CPF_PATCH_INFO

    • MGMT$EM_HOMES_PLATFORM

    • MGMT$HOMES_AFFECTED

    • MGMT$PATCH_ADVISORIES

    • MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET

    • MGMT$APPLIED_PATCHES

    • MGMT$APPLIED_PATCHSETS

  • Linuxパッチ適用

    • MGMT$HOSTPATCH_HOSTS

    • MGMT$HOSTPATCH_GROUPS

    • MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST

    • MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

  • セキュリティ・ビュー

    • MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT

    • MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT

    • MGMT$ESA_CATALOG_REPORT

    • MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT

    • MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT

    • MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT

    • MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT

    • MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT

    • MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

  • クライアント構成ビュー

    • MGMT$CSA_COLLECTIONS

    • MGMT$CSA_FAILED

    • MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS

    • MGMT$CSA_HOST_SW

    • MGMT$CSA_HOST_COOKIES

    • MGMT$CSA_HOST_CUSTOM

    • MGMT$CSA_HOST_RULES

    • MGMT$CSA_HOST_CPUS

    • MGMT$CSA_HOST_IOCARDS

    • MGMT$CSA_HOST_NICS

    • MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES

    • MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6

    • MGMT$HW_NIC

    • MGMT$OS_COMPONENTS

    • MGMT$OS_FS_MOUNT

    • MGMT$OS_HW_SUMMARY

    • MGMT$OS_PATCHES

    • MGMT$OS_SUMMARY

    • MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS

    • MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES

    • MGMT$SOFTWARE_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES

    • MGMT$SOFTWARE_OTHERS

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

Java EEベースのSiebelコンポーネント

次のページは、Siebelセルフサービス・アプリケーションを実行中のJava EEベースのSiebelサーバーに対してのみ使用できます。ユーザーがJava EEコンテナで実行中のカスタム・アプリケーションを管理するには、Oracle Middleware Management Packのフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

  • Oracle JVM Diagnosticsのページはすべて、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

  • Weblogic Serverのページはすべて、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

  • OC4JベースのOracle Internet Application Serverのページはすべて、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

Application Management Suite for PeopleSoft

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、PeopleSoft Enterprise環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Suite for PeopleSoftは、PeopleSoftの管理および監視機能を、Oracleの高機能で包括的な管理ソリューション上に構築することで、PeopleSoft Enterprise環境の管理コストと複雑さを大幅に軽減します。

Application Management Suite for Siebelは、4つの物理コンポーネントで構成されます。

この管理スイートには、コアSiebelアプリケーションに対して使用するためのRUEI、ACCおよびCCCの使用制限付きライセンスが含まれています。

次の各項では、Application Management Suite for PeopleSoftと、このパックに含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。

機能

表10–2に、Application Management Suite for PeopleSoftに含まれる機能を示します。

表10-2 Application Management Suite for PeopleSoftの機能の特長

機能 利点

自動検出

  • PeopleSoft Enterpriseコンポーネントを検出します。

  • 関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムを作成します。

監視および診断

  • リアルタイム・メトリック、Tuxedoキュー、履歴データの他、アラート通知も受信します。

  • 問題の根本原因の特定に関連する情報がないかログ・ファイルを調査します。

構成管理

次の機能を提供します。

  • 構成パラメータの追跡。

  • 構成スナップショットの取得。

  • 構成の比較。

サービス・レベルの管理

ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションを監視します。

管理

  • PeopleSoftコンポーネントを起動および停止します。

  • PeopleSoftドメインを定義します。

  • キャッシュをクリアします。

Real Userの監視

エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。

Java Diagnostics for JavaベースのPeopleSoftコンポーネント

JVMレベルにおけるJavaの問題の包括的な診断を取得します。


Real Userの監視

Application Management Suite for PeopleSoftのReal User Monitoringには、PeopleSoftに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。PeopleSoftアプリケーションが自動的に検出され、ネットワーク・オブジェクトが管理可能なビジネス・サービスと機能に自動的に変換されます。あらゆるレベルのITオペレータとマネージャは、ビューおよびビジネス・トランザクションをクリックするだけでリアルユーザー・トランザクションを簡単に測定および監視できます。

このアクセラレータでは、PeopleSoftアプリケーション・コンポーネントのリアルユーザー監視がサポートされます。各ユーザー・アクションは、関連するPeopleSoftノード、サイトまたはビューと自動的に照合され、詳細なコンテキスト分析が行えます。この最新の分析ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やPeopleSoftアプリケーションに固有の問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定し、使用状況を完全に把握したり、KPIイベントが発生した場合に自動的にアラートを受けたりできます。

第8章「ユーザー・エクスペリエンス管理」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for PeopleSoftライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、PeopleSoft Internet Architectureを使用して開発されたPeopleSoftアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • PeopleSoftアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

PeopleSoftのライセンスが必要なリンク

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「PeopleSoft」サブタブの順にクリックします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PeopleSoftターゲットの追加」をクリックします。「PeopleSoftターゲットの追加」ページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Application Server Domain」「PS Process Scheduler Domain」または「PS Search Server Domain」を作成するオプションは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Application Server Domain」タイプのリンクを選択します。「PS Application Server Domain」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」および「ログ」の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Process Scheduler Domain」タイプのリンクを選択します。「PS Process Scheduler Domain」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」および「ログ」の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Search Server Domain」タイプのリンクを選択します。「PS Search Server Domain」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」および「ログ」の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS PIA」タイプのリンクを選択します。「PS PIA」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」および「ログ」の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Web Site」タイプのリンクを選択します。「PS Web Site」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」および「ログ」の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「PS Application Database」タイプのリンクを選択します。「PS Application Database」のホームページおよび「構成」ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「システム」サブタブの順にクリックします。

    • 「システム」ページで、「PeopleSoft Systemタイプ」のシステムの「名前」列のリンクをクリックします。「PeopleSoft System」のホームページ、「グラフ」「管理」「コンポーネント」「トポロジ」「PeopleSoft Systemの編集」「PeopleSoft System URL設定」および「レポート」 の各ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

    • 「システム」ページで「トポロジ」サブタブをクリックします。トポロジ・ビューアで右クリックすることにより、PeopleSoftでサポートされているコンポーネントで操作(PSアプリケーション・サーバーのドメインの起動や停止など)を実行する機能は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

Service Level Management for PeopleSoft

Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスには、Service Level Management for PeopleSoftに関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。PeopleSoft Enterpriseに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、包括的なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

ライセンスが必要なリンク

次のリストでは、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスが必要となるリンクについて説明します。一部の機能リンクは、テストやビーコンを作成した後でそれらに関連付けられる可能性がありますが、そのようなリンクはこの項には記載しません。ただし、それらのリンクにもサービス・レベル管理機能のライセンスが必要となります。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「サービス」サブタブの順にクリックします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。サービスの追加ウィザードの「ビーコン」ページは、Application Management Suite for PeopleSoft内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。ウィザードの「可用性」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for PeopleSoft内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「サービス・テストとビーコン」リンクは、Application Management Suite for PeopleSoft内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「可用性定義」を選択します。「可用性定義」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for PeopleSoft内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「すべてのターゲット」サブタブの順にクリックします。「すべてのターゲット」ページから、エージェントのホームページに移動します。「追加」ドロップダウン・メニューの「ビーコンの追加」オプションは、Application Management Suite for PeopleSoft内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLI動詞は、使用するのにApplication Management Suite for PeopleSoftのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

Configuration Management for PeopleSoft

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびPeopleSoft固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • PeopleSoft System

  • PS Application Server Database

  • PS Application Server Domain

  • PS Process Monitor

  • PS Process Scheduler Domain

  • PS Search Server Domain

  • PS Web Site

  • PS PIA

Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for PeopleSoftには、Application Configuration Console(ACC)およびConfiguration Change Console(CCC)の使用制限付きライセンスが含まれます。これらのツールは、前述したとおりPeopleSoftアプリケーション・ターゲットと、オペレーティング・システム・ターゲットに対して使用できます。ACCおよびCCCのライセンス情報は、第6章「その他のインフラストラクチャ管理」で、「Configuration Management Pack for Applications」の「ライセンスが必要なその他の機能」の項に記載されています。

ライセンスが必要なリンク

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこのパックのライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、PeopleSoft固有のターゲットに適用されます。つまり該当するターゲットはPeopleSoft System、PS Application Server Domain、PS Process Scheduler Domain、PS Search Server Domain、PS Web Site、PS Application Server DatabaseおよびPS PIAです。

  • Grid Controlホームページにある次のリンク。

    • 「すべてのターゲット: ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • Grid Controlホームページで、「デプロイ」タブをクリックします。「デプロイ」ページの次の項目は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク

    • 「クライアント構成」セクションにあるすべてのリンク


      注意:

      「パッチ適用」および「クローニング」セクションにある機能は、Provisioning and Patch Automation Packのライセンスを必要とします。エージェント・インストール機能には、ライセンスは必要ありません。セキュリティ・リンクは、Provisioning and Patch Automation Pack、Database Configuration Pack、Configuration Management Pack for Non-Oracle Systems、Application Management Suite for PeopleSoft、Application Management Pack for SiebelおよびConfiguration Pack for Oracle Middlewareで共有されています。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「ポリシー」サブタブの順に選択し、「ポリシー違反」ページを表示します。このページに関連付けられているリンクは、「違反」サブタブにグループ化されています。ホスト関連情報用のGrid Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「セキュリティ一覧」サブタブの順に選択します。Grid Controlの「セキュリティ一覧」ページのホスト情報に関連するすべてのリンクは、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「ホスト」サブタブを選択します。Grid Controlの「ホスト」ページの次の項目は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • Grid Controlの「ホスト」ページで、特定のホストをクリックしてそのホストのホームページを表示します。次のリンクは、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ」セクションにあるすべてのリンク

    • 「関連リンク」にある次のリンク

      • デプロイ

      • メトリックとポリシー設定

  • ホストのホームページで、「ターゲット」タブをクリックします。次のリンクおよび列は、ライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」とその関連リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • ホストのホームページで、「構成」タブをクリックします。「構成」タブのすべての機能、リンクおよび情報は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「システム」サブタブを選択します。「システム」ページの次の項目は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。「グループ」ページの次の項目は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。グループを選択します。グループのホームページの次の項目は、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成の変更」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • ホストおよびオペレーティング・システムの「構成の検索」機能

  • グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for PeopleSoft内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」列にあるすべてのリンクおよび情報

ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、Grid Controlホームページの「レポート」タブをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」すべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能のライセンスが必要です。

  • ポリシー定義ビュー

    • mgmt$policies

    • mgmt$policy_parameters

    • mgmt$policy_violation_ctxt

    • mgmt$policy_viol_annotations

    • mgmt$policy_viol_notif_log

  • ポリシー関連付けビュー

    • mgmt$target_policies

    • mgmt$target_policy_settings

    • mgmt$target_policy_eval_sum

    • mgmt$target_compliance_score

  • ポリシー違反ビュー

    • mgmt$policy_violation_current

    • mgmt$policy_violation_history

    • mgmt$policy_violation_context

  • 構成ビュー

    • mgmt$db_tablespaces

    • mgmt$db_datafiles

    • mgmt$db_controlfiles

  • Oracleホーム・パッチ適用

    • MGMT$CPF_ADVISORY_INFO

    • MGMT$CPF_HOMES_INFO

    • MGMT$CPF_PATCH_INFO

    • MGMT$EM_HOMES_PLATFORM

    • MGMT$HOMES_AFFECTED

    • MGMT$PATCH_ADVISORIES

    • MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET

    • MGMT$APPLIED_PATCHES

    • MGMT$APPLIED_PATCHSETS

  • Linuxパッチ適用

    • MGMT$HOSTPATCH_HOSTS

    • MGMT$HOSTPATCH_GROUPS

    • MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST

    • MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

  • セキュリティ・ビュー

    • MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT

    • MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT

    • MGMT$ESA_CATALOG_REPORT

    • MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT

    • MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT

    • MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT

    • MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT

    • MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT

    • MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

  • クライアント構成ビュー

    • MGMT$CSA_COLLECTIONS

    • MGMT$CSA_FAILED

    • MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS

    • MGMT$CSA_HOST_SW

    • MGMT$CSA_HOST_COOKIES

    • MGMT$CSA_HOST_CUSTOM

    • MGMT$CSA_HOST_RULES

    • MGMT$CSA_HOST_CPUS

    • MGMT$CSA_HOST_IOCARDS

    • MGMT$CSA_HOST_NICS

    • MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES

    • MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6

    • MGMT$HW_NIC

    • MGMT$OS_COMPONENTS

    • MGMT$OS_FS_MOUNT

    • MGMT$OS_HW_SUMMARY

    • MGMT$OS_PATCHES

    • MGMT$OS_SUMMARY

    • MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS

    • MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES

    • MGMT$SOFTWARE_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES

    • MGMT$SOFTWARE_OTHERS

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

PeopleSoftのライセンスが必要なJavaベースのコンポーネント

次のページは、PeopleSoft PIAベースのアプリケーションを実行中のJavaベースのPeopleSoftサーバーに対してのみ使用できます。ユーザーがJava EEコンテナで実行中のカスタム・アプリケーションを管理するには、Oracle Middleware Management Packのフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

  • Oracle JVM Diagnosticsのページはすべて、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

  • Weblogic Serverのページはすべて、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

  • OC4JベースのOracle Internet Application Serverのページはすべて、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

Application Management Suite for Oracle E-Business Suite

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、Oracle E-Business Suite環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Oracle Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteは、Oracle E-Business Suiteの管理および監視機能を、Oracleの高機能で包括的な管理ソリューション上に構築することで、Oracle E-Business Suite環境の管理コストと複雑さを大幅に軽減します。

次の各項では、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteと、この製品に含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要となるリンクについて説明します。次に示す説明では、ユーザーがGrid Controlのメインのホームページから操作を開始する場合を想定しています。

機能

表10–3に、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteに含まれる機能を示します。

表10-3 Oracle E-Business Suiteの機能の特長

機能 利点

自動検出

  • Oracle E-Business Suiteコンポーネントを検出します。

  • 関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムおよびサービスのターゲットを作成します。

監視および診断

  • リアルタイム・メトリック、履歴データの他、アラート通知も受信します。

  • JVM統計にアクセスします。

  • OAM統合からE-Business Suite診断テストを実行します。

構成管理

次の機能を提供します。

  • 構成パラメータの追跡。

  • 構成スナップショットの取得。

  • 構成の比較。

サービス・レベルの管理

ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、Oracle E-Business Suiteアプリケーションを監視します。

クローニング

  • WebベースのツールによってOracle E-Business Suite環境のクローニングを自動化します。

  • クローン・イメージを作成および管理します。

  • 機密ビジネス・データをスクランブルします。

Real Userの監視

エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。

Java Diagnostics for JavaベースのOracle E-Business Suiteコンポーネント

JVMレベルにおけるJavaの問題の包括的な診断を取得します。


Real Userの監視

Application Management Suite for Oracle E-Business SuiteのReal User Monitoringには、サポートされている各Oracleアーキテクチャ用のオプションのパッケージが用意されています。インストール時、Oracle Real User Experience Insightはこれらを利用して各E-Business Suiteページを自動的に検出します。Oracle Real User Experience Insightの自己検出機能によって、カスタマイズ・レベル、インストールされているコンポーネントやサイズに関係なくアプリケーションを監視できます。また、Oracle Real User Experience InsightはE-Business Suite固有のテンプレートを使用して、有用な洞察が得られる重要なユーザー・イベントを選択して記録するため、レポートされる監視の質が最大限に高まります。

第8章「ユーザー・エクスペリエンス管理」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、Oracle FormsまたはOA Frameworkを使用して開発されたOracle E-Business Suiteアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • OAおよびJTTフレームワークの両方で実行されているOracle E-Business SuiteモジュールおよびOracle Formsアプリケーションを自動的に検出します。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)を設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

E-Business Suiteのライセンスが必要なリンク

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要となるリンクについて説明します。次に示す説明では、ユーザーがGrid Controlのメインのホームページから操作を開始する場合を想定しています。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「Oracle Applications」サブタブの順にクリックします。

    • 「すべてのOracle E-Business Suiteシステム」ページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのOracle E-Business Suiteシステム」ページで、「追加」をクリックします。「すべてのOracle E-Business Suiteターゲットの追加」ページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、Applications Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

    • 「すべてのOracle E-Business Suite System」ページで、Oracle E-Business Suite Systemのリンクを選択して、Oracle E-Business Suite Systemのホームページにドリルダウンします。「Oracle E-Business Suite System」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」「メンテナンス」および「診断」ページと、そこから移動可能で、E-Business Suite Systemを構成するターゲットへのドリルダウンに関連付けられたページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「システム」サブタブの順にクリックします。

    • 「システム」ページで、「Oracle E-Business Suite Systemタイプ」のシステムの「名前」列のリンクをクリックします。「Oracle E-Business Suite System」のホームページ、「パフォーマンス」「管理」「メンテナンス」および「診断」ページと、そこから移動可能で、E-Business Suite Systemを構成するターゲットへのドリルダウンに関連付けられたページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

    • 「システム」ページで、「Oracle E-Business Suite Nodes Systemタイプ」のシステムの「名前」列のリンクをクリックします。「Oracle E-Business Suite Nodes System」のホームページ、「グラフ」「管理」「コンポーネント」および「トポロジ」の各ページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

Service Level Management for E-Business Suite

Oracle Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスには、Enterprise Manager Grid Control Service Level Management(SLM)に関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、Oracle E-Business Suiteアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。Oracle E-Business Suiteに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、包括的なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

ライセンスが必要なリンク

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要となるリンクについて説明します。一部の機能リンクは、テストやビーコンを作成した後でそれらに関連付けられる可能性がありますが、そのようなリンクはこの項には記載しません。ただし、それらのリンクにもサービス・レベル管理機能のライセンスが必要となります。次に示す説明では、ユーザーがGrid Controlコンソールのメインのホームページから操作を開始する場合を想定しています。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「サービス」サブタブの順にクリックします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。サービスの追加ウィザードの「ビーコン」ページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてサービスを追加します。ウィザードの「可用性」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「可用性定義」を選択します。「可用性定義」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「ページ・パフォーマンス」タブと、そこから移動可能で、「ページ・パフォーマンス分析」に関連付けられたページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「サービス」サブタブの順にクリックします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてビジネス・プロセスまたはアプリケーションをモデル化および監視するサービスを定義します。Formsアプリケーションの追加ウィザードの「ビーコン」ページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「サービス」ページで、「追加」をクリックしてビジネス・プロセスまたはアプリケーションをモデル化および監視するサービスを定義します。ウィザードの「可用性」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたFormsアプリケーションの可用性の定義は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「Formsアプリケーション」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「サービス・テストとビーコン」リンクは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「Formsアプリケーション」ページで、「監視構成」を選択します。「汎用タスク」セクションの「可用性定義」を選択します。「可用性定義」ページにあるドロップダウン・メニューから「サービス・テスト」を選択して実行するサービス・テストに基づいたサービスの可用性の定義は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

    • 「Formsアプリケーション」ページで、「ページ・パフォーマンス」タブと、そこから移動可能で、「ページ・パフォーマンス分析」に関連付けられたページは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

  • Enterprise Manager Grid Controlコンソールのホームページで、「ターゲット」タブ、「すべてのターゲット」サブタブの順にクリックします。「すべてのターゲット」ページから、エージェントのホームページに移動します。「追加」ドロップダウン・メニューの「ビーコンの追加」オプションは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内のサービス・レベル管理のライセンスを必要とします。

コマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLI動詞は、使用するのにApplication Management Suite for Oracle E-Business Suiteのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

E-Business Suiteの構成管理機能

構成管理機能は、ソフトウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびE-Business Suite固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Oracle E-Business Suite

  • Oracle E-Business Suite System

  • Oracle Concurrent Manager

  • Oracle E-Business Suiteカスタム・オブジェクト定義

  • Oracle E-Business Suiteパッチ情報構成

  • Oracle E-Business Suite Workflow

  • Oracle HTTP Server

  • OC4J

  • Oracle Applications Server

Application Management Suite for E-Business Suiteの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteには、Application Configuration Console(ACC)およびConfiguration Change Console(CCC)の使用制限付きライセンスが含まれます。これらの2つのツールは、前述したとおりOracle E-Business Suiteアプリケーション・ターゲットと、オペレーティング・システム・ターゲットに対して使用できます。ACCおよびCCCのライセンス情報は、第6章「その他のインフラストラクチャ管理」で、「Configuration Management Pack for Applications」の「ライセンスが必要なその他の機能」の項に記載されています。

ライセンスが必要なリンク

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこのパックのライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、Oracle E-Business Suite固有のソフトウェア・コンポーネントに適用されます。これらのコンポーネントには、前述のものが該当します。

  • Grid Controlホームページにある次のリンク。

    • 「すべてのターゲット: ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • Grid Controlホームページで、「デプロイ」タブをクリックします。「デプロイ」ページの次の項目は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報。

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク。

    • 「クライアント構成」セクションにあるすべてのリンク。


      注意:

      「パッチ適用」および「クローニング」セクションにある機能は、Provisioning and Patch Automation Packのライセンスを必要とします。エージェント・インストール機能には、ライセンスは必要ありません。セキュリティ・リンクは、Provisioning and Patch Automation Pack、Database Configuration Pack、Configuration Management Pack for Non-Oracle Systems、Application Management Suite for PeopleSoft Enterprise、Application Management Pack for Siebel、Application Management Suite for Oracle E-Business SuiteおよびConfiguration Pack for Oracle Middlewareで共有されています。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「ポリシー」サブタブの順に選択し、「ポリシー違反」ページを表示します。このページに関連付けられているリンクは、「違反」サブタブにグループ化されています。ホスト関連情報用のGrid Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「コンプライアンス」タブ、「セキュリティ一覧」サブタブの順に選択します。Grid Controlの「セキュリティ一覧」ページのホスト情報に関連するすべてのリンクは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「ホスト」サブタブを選択します。Grid Controlの「ホスト」ページの次の項目は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • Grid Controlの「ホスト」ページで、特定のホストをクリックしてそのホストのホームページを表示します。次のリンクは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ」セクションにあるすべてのリンク

    • 「関連リンク」にある次のリンク

      • デプロイ

      • メトリックとポリシー設定

  • ホストのホームページで、「ターゲット」タブをクリックします。次のリンクおよび列は、ライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」とその関連リンク

    • コンプライアンス・スコア(%)

  • ホストのホームページで、「構成」タブをクリックします。「構成」タブのすべての機能、リンクおよび情報は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「システム」サブタブを選択します。「システム」ページの次の項目は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。「グループ」ページの次の項目は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」リンク

  • Grid Controlホームページで、「ターゲット」タブをクリックして「グループ」サブタブを選択します。グループを選択します。グループのホームページの次の項目は、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「構成の変更」セクションにあるすべてのリンク

    • 「ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

    • 「セキュリティ・ポリシー違反」セクションにあるすべてのリンク

  • グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報

    • ホストおよびオペレーティング・システムの「構成の検索」機能

  • グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。次のリンクは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

    • 「ポリシー違反」列にあるすべてのリンクおよび情報

ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、Grid Controlホームページの「レポート」タブをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite内の構成管理のライセンスを必要とします。

  • ポリシー定義ビュー

    • mgmt$policies

    • mgmt$policy_parameters

    • mgmt$policy_violation_ctxt

    • mgmt$policy_viol_annotations

    • mgmt$policy_viol_notif_log

  • ポリシー関連付けビュー

    • mgmt$target_policies

    • mgmt$target_policy_settings

    • mgmt$target_policy_eval_sum

    • mgmt$target_compliance_score

  • ポリシー違反ビュー

    • mgmt$policy_violation_current

    • mgmt$policy_violation_history

    • mgmt$policy_violation_context

  • 構成ビュー

    • mgmt$db_tablespaces

    • mgmt$db_datafiles

    • mgmt$db_controlfiles

  • Oracleホーム・パッチ適用

    • MGMT$CPF_ADVISORY_INFO

    • MGMT$CPF_HOMES_INFO

    • MGMT$CPF_PATCH_INFO

    • MGMT$EM_HOMES_PLATFORM

    • MGMT$HOMES_AFFECTED

    • MGMT$PATCH_ADVISORIES

    • MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET

    • MGMT$APPLIED_PATCHES

    • MGMT$APPLIED_PATCHSETS

  • Linuxパッチ適用

    • MGMT$HOSTPATCH_HOSTS

    • MGMT$HOSTPATCH_GROUPS

    • MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST

    • MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

  • セキュリティ・ビュー

    • MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT

    • MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT

    • MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT

    • MGMT$ESA_CATALOG_REPORT

    • MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT

    • MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT

    • MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT

    • MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT

    • MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT

    • MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT

    • MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT

    • MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT

    • MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT

    • MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

  • クライアント構成ビュー

    • MGMT$CSA_COLLECTIONS

    • MGMT$CSA_FAILED

    • MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS

    • MGMT$CSA_HOST_SW

    • MGMT$CSA_HOST_COOKIES

    • MGMT$CSA_HOST_CUSTOM

    • MGMT$CSA_HOST_RULES

    • MGMT$CSA_HOST_CPUS

    • MGMT$CSA_HOST_IOCARDS

    • MGMT$CSA_HOST_NICS

    • MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES

    • MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5

    • MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6

    • MGMT$HW_NIC

    • MGMT$OS_COMPONENTS

    • MGMT$OS_FS_MOUNT

    • MGMT$OS_HW_SUMMARY

    • MGMT$OS_PATCHES

    • MGMT$OS_SUMMARY

    • MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF

    • MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS

    • MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES

    • MGMT$SOFTWARE_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES

    • MGMT$SOFTWARE_OTHERS

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES

    • MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要なJavaベースのコンポーネント

次のページは、OA Frameworkベースのアプリケーションを実行中のJavaベースのOracle E-Business Suiteサーバーに対してのみ使用できます。ユーザーがJava EEコンテナで実行中のカスタム・アプリケーションを管理するには、Oracle Middleware Management Packのフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

  • Oracle JVM Diagnosticsのページはすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

  • Weblogic Serverのページはすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。

  • OC4JベースのOracle Internet Application Serverのページはすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスを必要とします。