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Oracle® Enterprise Manager Grid Controlリリース・ノート
11gリリース1(11.1.0.1.0) for Solaris(SPARC)
B61014-01
 

 

Oracle® Enterprise Manager

Grid Controlリリース・ノート

11gリリース1(11.1.0.1.0) for Solaris(SPARC)

部品番号: B61014-01(原本部品番号:E17261-03)

2010年7月

Oracle Enterprise Manager Grid Controlは、企業内の様々なバージョンのOracle製品や一部のサード・パーティ製品を管理するための、集中型の統合フレームワークを提供する管理ソリューションです。Grid Controlにより、ソフトウェアのインストール、パッチ適用、アップグレード、ワークロード・バランシングおよびセキュリティといったエンタープライズ・グリッドの日々のメンテナンス要件を自動化できます。

このリリース・ノートは、Grid Control 11.1.0.1.0にバンドルされているドキュメントの1つです。このドキュメントでは、このリリースに関する情報を提供し、Grid Controlまたは管理エージェント(あるいはその両方)11.1.0.1.0のインストールまたはこのリリースへのアップグレードに役立つ手順を説明します。

このリリース・ノートは、次の項目で構成されています。

インストールおよびアップグレードに関するドキュメントの検索場所

次のドキュメントは、Enterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0のインストールまたはこのリリースへのアップグレード(あるいはその両方)に関連するドキュメントです。

これらのドキュメントはすべて、次のURLのEnterprise Manager Grid Controlドキュメント・ライブラリからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/pls/em111/homepage

前述の2つのインストール固有のドキュメントは、このリリース・ノートで何度か参照されます。ドキュメントは、次のURLのEnterprise Manager Grid Controlドキュメント・ライブラリからダウンロードすることもできます。

http://www.oracle.com/pls/em111/homepage

このリリースに含まれる新機能

Enterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0には、多くの新機能と機能拡張が含まれています。この最新リリースでの新機能の詳細は、『Oracle Enterprise Manager概要』のEnterprise Manager 11gの新機能に関する項を参照してください。

このドキュメントは、次のURLのEnterprise Manager Grid Controlドキュメント・ライブラリからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/pls/em111/homepage

ソフトウェアの取得

11.1.0.1.0インストール・ソフトウェアを、製品のDVDまたは次のOracle Technology Network(OTN)から取得できます。

http://www.oracle.com/technology/software/products/oem/index.html

Enterprise Manager Grid Controlソフトウェアの取得方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のEnterprise Manager Grid Controlソフトウェアの取得に関する項を参照してください。


注意:

ダウンロードしたインストール・ソフトウェアのファイル・サイズがOracle Technology Network(OTN)に表示されているファイル・サイズと一致することを確認してください。ソフトウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたファイルに対してcksumコマンドを実行し、ダウンロードしたソフトウェアのファイル・サイズがOTNでのファイル・サイズと同じであることを確認します。プラットフォームおよびファイル・サイズの確認の詳細は、次のURLで入手可能な 『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のEnterprise Manager Grid Controlソフトウェアの取得に関する項を参照してください。

http://www.oracle.com/pls/em111/homepage


インストールを開始する前に

この項では、Enterprise Manager Grid Controlのインストールの前提条件について説明します。

製品をインストールするには、次のものが必要です。

Oracle Enterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0のインストール

この説明は、Oracle Management Repositoryを構成できる、既存の動作保証されたOracle Databaseを使用して、完全なEnterprise Manager Grid Controlシステムをインストールすることを前提としています。対応しているデータベースのバージョンは、My Oracle Support(以前のOracle MetaLink)の記事ID 412431.1にリストされています。

インストールおよびインストール後の構成については、『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』の「Enterprise Managerシステムのインストール」を参照してください。このドキュメントは、製品のDVDに含まれています。

Enterprise Manager Grid Controlインストールの既知の問題

この項では、Enterprise Manager Grid Controlのインストールに関連する問題について説明します。

Enterprise ManagerとSOA Suiteを同じWebLogic Serverインスタンスにインストールすることはできません。

すでにOracle SOA SuiteがインストールされているWebLogic ServerインスタンスにEnterprise Manager Grid Controlをインストールすると、古いORACLE_COMMON値を使用できないことを示すエラーでインストールが失敗します。

ORACLE_COMMONプロパティがSOA Suite管理サーバーとEnterprise Manager管理サーバーの両方で使用されているため、これらのサーバーは同じWebLogic Serverインスタンスに存在できません。

この解決策は、Oracle Universal Installerを使用して、SOA Suiteをアンインストールし、WebLogic ServerからORACLE_COMMON値を削除することです。次に、インストーラを再起動してEnterprise Managerをインストールします。

(Oracle Bug#9276453)

Enterprise ManagerホストがlocalhostまたはデフォルトのIPアドレスとして解決されないことの確認

localhostまたはデフォルトの127.0.0.1 IPアドレスとして解決されるホスト・マシンにEnterprise Managerをインストールすると、インストール後の構成に失敗します。

Enterprise Managerをインストールする前に、ネットワーク構成をチェックして、ホスト・マシンがネットワークで他のマシンから参照できる一意のホスト名およびIPアドレスに解決されることを確認します。

(Oracle Bug#9397724)

追加のOracle Management Serviceのインストール

既存のEnterprise Manager Grid Control環境に追加のOracle Management Service(OMS)インスタンスをインストールできます。

OMS 11.1.0.1.0は、Enterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0でのみサポートされていることに注意してください。既存のEnterprise Manager 10g Grid Controlリリース2(10.2.x.x)環境内に追加のOMS 11.1.0.1.0をインストールする場合は、古いリリースを現在のリリースにアップグレードしてから新しいOMSをインストールする必要があります。

複数のOMS 11.1.0.1.0インスタンスを同じアプリケーション・サーバー・ホスト・マシンにインストールできません。かわりに、追加の各OMSインスタンスを異なるホストにインストールする必要があります。すべてのOMSホストでアプリケーション・サーバーの場所が同じであることを確認します。

追加のOMSインスタンスのインストールに関する前提条件および手順については、『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』の「Oracle Management Serviceの追加」を参照してください。

追加の管理エージェントのインストール

使用している環境に追加の管理エージェントをインストールできます。このリリースでは、エージェント・デプロイメントの各種オプションがサポートされています。

エージェント・デプロイメント・ウィザードを使用した、推奨される一括エージェント・デプロイメント方法の使用については、『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』の第4章「エージェント・デプロイメント・ウィザードを使用したOracle Management Agentのインストール」を参照してください。

他の管理エージェント・デプロイメント・オプションの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

Oracle Enterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0へのアップグレード

既存のEnterprise Manager Grid Control 10.2.0.4.0以上のインストールをEnterprise Manager Grid Control 11.1.0.1.0にアップグレードできます。アップグレード・プロセスで、Grid Control 11.1.0.1.0用のOracleホームが新規作成されますが、以前のリリースのOracleホームはそのまま保持されます。

アップグレードを開始する前に、アップグレードされるOracleホームおよびOracle Inventoryディレクトリをバックアップすることをお薦めします。また、リポジトリへのアップグレードによる変更をロール・バックできないため、管理リポジトリ・データベースもバックアップする必要があります。

アップグレードの前提条件および手順については、『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』の「Enterprise Manager 11gへのアップグレード」を参照してください。


注意:

アップグレード・プロセスでは、管理リポジトリ(sysman)スキーマのみアップグレードされ、データベース内のメタデータ・サービス(sysman_mds)スキーマは新規作成されます。データベース内の他のデータには一切影響しません。それでも、データベースのバックアップを強くお薦めします。

また、デフォルトでOMSと一緒にインストールされる管理エージェントをアップグレードする前に、Oracle Management Serviceを現在のリリースにアップグレードする必要があることに注意してください。


追加のOracle Management Serviceインスタンスのアップグレード

Oracle Enterprise Managerを使用して、複数のOracle Management Service(OMS)10.2.0.4.0以上のインスタンスを最新バージョンにアップグレードできます。

複数のOMSインスタンスをアップグレードする場合は、次の手順を実行します。

  1. すべてのOMSインスタンスを停止します。

  2. 1つのOMSインスタンスをアップグレードします。ORACLE_HOME環境変数をこのOMSインスタンスの場所に設定していることを確認します。このアップグレードにより、関連する管理リポジトリ(sysmanスキーマ)もアップグレードされます。また、Grid Controlビューのカスタマイズ・メタデータを格納するメタデータ・サービス・リポジトリ(sysman_mdsスキーマ)も作成されます。

  3. 残りのOMSインスタンスをアップグレードします。

Oracle Management Serviceインスタンスのアップグレードの前提条件および手順については、『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』の「Enterprise Manager 11gへのアップグレード」を参照してください。

Oracle Management Service(OMS)のバージョンが10.1.0.x、または10.2.0.3より前である場合は、各プラットフォームのREADMEまたはアップグレード・パスに関するNote 1076420.1を参照してください。

管理エージェントのアップグレード

Enterprise Manager Grid Controlコンソールからアクセスできる、組込み済のエージェント・アップグレード・ウィザードを使用して、既存のOracle Management Agent 10.2.0.4.0以上を最新バージョンにアップグレードできます。


注意:

デフォルトでOMSと一緒にインストールされる管理エージェントをアップグレードする前に、Oracle Management Serviceを現在のリリースにアップグレードする必要があります。

エージェント・デプロイメント・ウィザードの使用方法については、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のエージェント・デプロイメント・ウィザードを使用したOracle Management Agentのアップグレードに関する項を参照してください。

また、管理エージェントのサイレント・アップグレードを実行することもできます。エージェントのサイレント・アップグレードの実行方法については、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のエージェント・デプロイメント・ウィザードを使用したOracle Management Agentのアップグレードに関する項を参照してください。

追加の管理エージェントのバージョンが10.1.0.x、または10.2.0.3より前である場合は、各プラットフォームのREADMEかInstruction.txt、またはアップグレード・パスに関するNote 1076420.1を参照してください。

Oracle Enterprise Manager Grid Controlの削除

グラフィック・モードまたはサイレント・モードで既存のEnterprise Manager Grid Controlコンポーネントを削除できます。

削除については、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のグラフィック・モードでのEnterprise Managerシステムの削除に関する項またはサイレント・モードでのEnterprise Managerシステムの削除に関する項を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、次のOracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/accessibility/

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。


Oracle Enterprise Manager Grid Controlリリース・ノート, 11gリリース1(11.1.0.1.0) for Solaris(SPARC)

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