MySQL 8.0 リファレンスマニュアル MySQL NDB Cluster 8.0 を含む

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15.8.10.3 InnoDB テーブルに対する ANALYZE TABLE の複雑さの推定

InnoDB テーブルに対する ANALYZE TABLE の複雑さは、次のものに依存します。

これらのパラメータを使用すると、ANALYZE TABLE の複雑さを推定するための概略の計算式は次のようになります。

innodb_stats_persistent_sample_pages の値 * テーブル内のインデックス付きカラムの数 * パーティションの数

通常は、この結果の値が大きいほど、ANALYZE TABLE の実行時間も大きくなります。

注記

innodb_stats_persistent_sample_pages は、グローバルレベルでサンプリングされるページの数を定義します。 個々のテーブルのサンプリングされるページの数を設定するには、CREATE TABLE または ALTER TABLESTATS_SAMPLE_PAGES オプションを使用します。 詳細は、セクション15.8.10.1「永続的オプティマイザ統計のパラメータの構成」を参照してください。

innodb_stats_persistent=OFF である場合、サンプリングされるページの数は innodb_stats_transient_sample_pages で定義されます。 詳細は、セクション15.8.10.2「非永続的オプティマイザ統計のパラメータの構成」を参照してください。

ANALYZE TABLE の複雑さを推定するためのより詳細なアプローチを示すために、次の例を考えてみます。

ビッグオー表記では、ANALYZE TABLE の複雑さは次のように記述されます。

 O(n_sample
  * (n_cols_in_uniq_i
     + n_cols_in_non_uniq_i
     + n_cols_in_pk * (1 + n_non_uniq_i))
  * n_part)

ここでは:

ここで、主キー (2 つのカラム)、一意インデックス (2 つのカラム) および 2 つの非一意インデックス (それぞれ 2 つのカラム) を持つ次のテーブル (テーブル t) について考えてみます:

CREATE TABLE t (
  a INT,
  b INT,
  c INT,
  d INT,
  e INT,
  f INT,
  g INT,
  h INT,
  PRIMARY KEY (a, b),
  UNIQUE KEY i1uniq (c, d),
  KEY i2nonuniq (e, f),
  KEY i3nonuniq (g, h)
);

上で説明したアルゴリズムに必要なカラムとインデックスデータについて、テーブル tmysql.innodb_index_stats 永続的インデックス統計テーブルにクエリーします。 n_diff_pfx% の統計には、各インデックスに対してカウントされるカラムが示されます。 たとえば、カラム a および b は、主キーのインデックスに対してカウントされます。 一意でないインデックスの場合、主キーカラム (a,b) は、ユーザー定義カラムに加えてカウントされます。

注記

InnoDB 永続的統計テーブルの詳細は、セクション15.8.10.1「永続的オプティマイザ統計のパラメータの構成」を参照してください。

mysql> SELECT index_name, stat_name, stat_description
       FROM mysql.innodb_index_stats WHERE
       database_name='test' AND
       table_name='t' AND
       stat_name like 'n_diff_pfx%';
  +------------+--------------+------------------+
  | index_name | stat_name    | stat_description |
  +------------+--------------+------------------+
  | PRIMARY    | n_diff_pfx01 | a                |
  | PRIMARY    | n_diff_pfx02 | a,b              |
  | i1uniq     | n_diff_pfx01 | c                |
  | i1uniq     | n_diff_pfx02 | c,d              |
  | i2nonuniq  | n_diff_pfx01 | e                |
  | i2nonuniq  | n_diff_pfx02 | e,f              |
  | i2nonuniq  | n_diff_pfx03 | e,f,a            |
  | i2nonuniq  | n_diff_pfx04 | e,f,a,b          |
  | i3nonuniq  | n_diff_pfx01 | g                |
  | i3nonuniq  | n_diff_pfx02 | g,h              |
  | i3nonuniq  | n_diff_pfx03 | g,h,a            |
  | i3nonuniq  | n_diff_pfx04 | g,h,a,b          |
  +------------+--------------+------------------+

上に示したインデックス統計データとテーブル定義に基づいて、次の値を確認できます。

これで、スキャンされるリーフページの数を決定するために innodb_stats_persistent_sample_pages * (2 + 4 + 2 * (1 + 2)) * 1 を計算できます。 innodb_stats_persistent_sample_pages20 のデフォルト値に設定されており、かつページサイズがデフォルトの 16 KiB (innodb_page_size=16384) である場合は、テーブル t に対して 20 * 12 * 16384 バイト、つまり約 4 MiB が読み取られると推定できます。

注記

一部のリーフページはすでにバッファープール内にキャッシュされている可能性があるため、4 MiB のすべてがディスクから読み取られるとは限りません。