MySQL 8.0 リファレンスマニュアル MySQL NDB Cluster 8.0 を含む
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オプションファイルをサポートするほとんどの MySQL プログラムは、次のオプションを処理します。 これらのオプションはオプションファイルの処理に影響するため、オプションファイルではなくコマンド行で指定する必要があります。 これらのオプションはそれぞれ、正しく機能するためにはほかのオプションより前に指定する必要があります。ただし、次の例外があります。
--print-defaults
は、--defaults-file
、--defaults-extra-file
または --login-path
の直後に使用できます。
Windows では、サーバーが --defaults-file
および --install
オプションで起動される場合、--install
が最初でなければなりません。 セクション2.3.4.8「Windows のサービスとして MySQL を起動する」を参照してください。
ファイル名をオプション値として指定する場合、~
Shell のメタ文字は想定どおりに解釈されない可能性があるため、使用しないでください。
--defaults-extra-file=
file_name
このオプションファイルは、グローバルオプションファイルの後 (Unix の場合はユーザーオプションファイルの前、すべてのプラットフォームの場合はログインパスファイルの前) に読み取ります。 (オプションファイルの使用順序の詳細は、セクション4.2.2.2「オプションファイルの使用」 を参照してください。) ファイルが存在しないかアクセスできない場合、エラーが発生します。file_name
は、フルパス名でなく相対パス名として指定された場合、現行ディレクトリを基準にして解釈されます。
このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。
指定されたオプションファイルのみを読み取ります。 ファイルが存在しないかアクセスできない場合、エラーが発生します。file_name
は、フルパス名でなく相対パス名として指定された場合、現行ディレクトリを基準にして解釈されます。
例外: --defaults-file
でも、mysqld は mysqld-auto.cnf
を読み取り、クライアントプログラムは .mylogin.cnf
を読み取ります。
このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。
通常のオプショングループだけでなく、通常の名前に str
のサフィクスが付いたグループも読み取ります。 たとえば、mysql クライアントは通常 [client]
グループおよび [mysql]
グループを読み取ります。 --defaults-group-suffix=_other
オプションを指定した場合、mysql は [client_other]
グループおよび [mysql_other]
グループも読み取ります。
.mylogin.cnf
ログインパスファイルの指定されたログインパスからオプションを読み取ります。 「「ログインパス」」は、接続先の MySQL サーバーおよび認証に使用するアカウントを指定するオプションを含むオプショングループです。 ログインパスファイルを作成または変更するには、mysql_config_editor ユーティリティを使用します。 セクション4.6.7「mysql_config_editor — MySQL 構成ユーティリティー」を参照してください。
クライアントプログラムは、デフォルトで読み取られるオプショングループに加えて、指定されたログインパスに対応するオプショングループを読み取ります。 次のコマンドについて考えてみます:
mysql --login-path=mypath
デフォルトでは、mysql クライアントは[client]
および[mysql]
オプショングループを読み取ります。 そのため、示されているコマンドの場合、mysql は他のオプションファイルから[client]
および[mysql]
を読み取り、ログインパスファイルから[client]
、[mysql]
および[mypath]
を読み取ります。
クライアントプログラムは、--no-defaults
オプションが使用されている場合でもログインパスファイルを読み取ります。
代替ログインパスファイル名を指定するには、MYSQL_TEST_LOGIN_FILE
環境変数を設定します。
このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。
オプションファイルを読み取りません。 オプションファイルから不明のオプションを読み取ることが原因でプログラムの起動に失敗する場合、--no-defaults
を使用して、オプションを読み取らないようにすることができます。
ただし、クライアントプログラムは、--no-defaults
が使用されている場合でも、.mylogin.cnf
ログインパスファイルを読み取ります (存在する場合)。 これにより、--no-defaults
が存在する場合でも、コマンドラインよりも安全な方法でパスワードを指定できます。(.mylogin.cnf
は mysql_config_editor ユーティリティによって作成されます。 セクション4.6.7「mysql_config_editor — MySQL 構成ユーティリティー」を参照してください)。
プログラム名と、オプションファイルから受け取るすべてのオプションを出力します。 パスワード値はマスクされます。
このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。