この章では、SOA Order Bookingアプリケーションに必要な事前要件ソフトウェアのインストール方法、およびこのアプリケーション自体の設定方法について説明します。
項目は次のとおりです。
この項では、事前要件ソフトウェアのインストール・タスクについて説明します。 すでにインストールしている場合は、次のタスクに進むことができます。
SOA Order Bookingアプリケーションには、データ用のデータベースが必要です。 SQLスクリプトはOracle Database用に記述されているため、9i、10g、XEなど、いずれかのバージョンのOracle RDBMSが必要です。 このスクリプトはOracle Liteにはインストールされません。 Oracle Liteまたは他のデータベースを使用する場合は、それに応じてデータベース・スクリプトを変更する必要があります。Oracle Databaseをすでにインストールしている場合は、「タスク2: JDeveloper Studio 10.1.3.1.0のインストール」に進んでください。 まだインストールしていない場合は、次のサイトからOracle Databaseをダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/index.html
特に、Oracle Express Edition(XE)は小規模なデータベースなので、これをダウンロードすることをお薦めします。 次のサイトからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/products/xe/index.html
JDeveloperは、SOA Order Bookingアプリケーションの一部をインストールし、設計時環境を使用するために必要です。 Oracle SOA Suiteのバージョンが10.1.3.1.0であるため、これに対応するバージョンのJDeveloperが必要です。
このクイック・スタートでは、JDeveloper 10.1.3.1.0 Studio Editionが必要です。 すでにインストールしている場合は、「タスク3: Oracle SOA Suite 10.1.3.1.0のインストール」に進んでください。 インストールの前に、バージョンが10.1.3.1.0であること(10.1.3.0.0と混同しないでください)、およびStudio Editionであること(J2EEまたはJava Editionでないこと)を確認してください。 これらの詳細は、JDeveloperで「ヘルプ」→「バージョン情報」メニュー・オプションの順に選択して確認できます。
JDeveloper Studio 10.1.3.1.0は、次のサイトからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/products/jdev/index.html
Oracle SOA Suite 10.1.3.1.0をすでにインストールしている場合は、第2.2項「SOA Order Bookingアプリケーションを設定するためのタスク」に進んでください。
このクイック・スタートでは、次のことを前提としています。
「ASインスタンス名」が「soademo
」であること。
「AS管理者のパスワード」が「welcome1
」であること。
デフォルト・ポートが8888であること。
Oracle SOA Suite 10.1.3.1.0をインストールする手順は、次のとおりです。
次のページから、Download and install Oracle SOA Suite 10.1.3.1・リンクを選択します。
http://www.oracle.com/technology/soa
ダウンロード・ページで、Oracle SOA Suite 10.1.3.1を選択します。
Oracle SOA Suiteをインストールするときは、必ず次の操作を実行してください。
「基本インストール」を選択します。
「ASインスタンス名」を「soademo
」に設定します。
「AS管理者のパスワード」を「welcome1
」に設定します。
Oracle SOA Suiteのインストールによって、使用しているコンピュータにORACLE_HOME
環境変数が設定されます。 この設定が原因で、Oracle Databaseとの競合が発生する場合があります。 具体的には、Oracle Net Listenerからエラーが発生する可能性があります。 この場合は、ORACLE_HOME
環境変数をデータベースの場所に再設定してください。 Windowsでは、PCの再起動が必要になる場合があります。
SOA Order BookingアプリケーションのZipファイル(soademo_101310_prod.zip
)をダウンロードし、作業ディレクトリに抽出します。
Zipファイルにアクセスする手順は、次のとおりです。
次のページから、Download and install Oracle SOA Suite 10.1.3.1・リンクを選択します。
http://www.oracle.com/technology/soa
ダウンロード・ページで、SOA Order Bookingデモ・アプリケーションを選択します。
SOA Order Bookingアプリケーションを使用するには、次の各タスクを完了する必要があります。
このマニュアルでは、次の参照を使用します。
JDEV_HOME
は、JDeveloperインストールの場所を参照します。
ORACLE_HOME
は、Oracle SOA Suiteインストールの場所を参照します。
DEMO_HOME
は、SOA Order BookingアプリケーションのZipファイルを解凍した場所を参照します。
SOA Order Bookingアプリケーションの複数の表は、1つのスキーマ内に格納されています。
このスキーマをインストールする手順は、次のとおりです。
データベースに接続し、soademo
というユーザーを作成します。
次に例を示します。
SQL> CREATE USER soademo IDENTIFIED BY soademo; SQL> GRANT CONNECT, RESOURCE TO soademo;
データベースにユーザーsoademo
で接続します。
SQL> CONNECT soademo/soademo
DEMO_HOME
ディレクトリから次のスクリプトを実行します。
注意: これらのスクリプトを最初に実行したとき、オブジェクトが欠落しているというエラーが発生しても無視してください。 オブジェクトはまだ作成されていないため、このエラーは問題ありません。 |
Oracle SOA Suiteをインストールした後は、SOA Order Bookingアプリケーション用の接続プール、データ・ソースおよびデータベース・アダプタを作成する必要があります。
コンテナを構成する手順は、次のとおりです。
ブラウザでOracle SOA Suite (10.1.3.1.0)へようこそページを開きます。
http://localhost:8888
8888は、デフォルトのHTTPポートです。 インストーラがユーザーの環境に対して選択したポート番号を使用してください。 ポート8888が機能せず、ポート番号が不明な場合は、テキスト・エディタを使用して次のテキストを開きます。
ORACLE_HOME¥install¥readme.txt
「Access the Oracle SOA Suite 10g Application Server Welcome Page via the following URL
」という行を検索すると、次の行にようこそページのURLが表示されています。
SOA Suiteの管理ポートレットの右側から、「Application Server Control」リンクを選択します。
Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Consoleに、管理者ログオン・ダイアログ・ボックスが表示されます。
ユーザー名として「oc4jadmin
」を入力し、インストール時に作成したパスワードの「welcome1
」を入力します。
「メンバー」セクションで、「ホーム」OC4Jコンテナを開きます。
すべてのアプリケーションのステータスが「稼働中」であることを確認します。
OC4Jインスタンスに対して接続プールおよびJDBCデータ・ソースを作成します。
データ・ソースを使用すると、データベース・サーバーへの接続を取得できます。 管理データ・ソースでは、複数の接続が接続プールを使用して効率的に管理されます。 ここでは、1つの接続プールとそのコネクション・ファクトリを定義する必要があります。
「ホーム」OC4Jリンクを選択します。
OC4J: ホーム・ページが表示されます。
「管理」タブをクリックします。
「サービス」→「JDBCリソース」の「タスクに移動」アイコンをクリックします。
JDBCリソース・ページが表示されます。
「接続プール」セクションで、「作成」ボタンをクリックします。
接続プールの作成 - アプリケーション・ページが表示されます。
デフォルトをそのまま使用し、「続行」をクリックします。
接続プールの作成ページが表示されます。
次の値を入力します。他のフィールドについては、デフォルトをそのまま使用します。
要素 | 値 |
---|---|
名前 | soademo_pool |
JDBC URL | データベースのURL
例: |
ユーザー名 | soademo |
パスワード | soademo 、またはデータベースにsoademo ユーザーを作成したときに入力したカスタマイズされたパスワード |
「接続テスト」をクリックします。
接続テスト・ページが表示されます。
「テスト」をクリックします。
JDBCリソース・ページが更新され、接続の成功を示す確認メッセージが表示されます。 エラー・メッセージが表示された場合は、URLと資格証明を確認して、正しい情報を入力したことを確認してください。
「終了」をクリックします。
JDBCリソース・ページに戻り、「データ・ソース」の下にある「作成」をクリックします。
データ・ソースの作成 - アプリケーションとタイプ・ページが表示されます。
デフォルトをそのまま使用し、「続行」をクリックします。
データ・ソースの作成 - 管理データ・ソース・ページが表示されます。
次の値を入力します。他のフィールドについては、デフォルトをそのまま使用します。
要素 | 値 |
---|---|
名前 | soademoDS |
JNDIロケーション | jdbc/soademoDS |
接続プール | soademo_pool |
「終了」をクリックします。
「データ・ソース」セクションに戻り、soademoDS
データ・ソースを検索して「接続テスト」アイコンをクリックします。
接続テスト・ページが表示されます。
「テスト」をクリックします。
JDBCリソース・ページが更新され、接続の成功を示す確認メッセージが表示されます。
データベース・アダプタのコネクション・ファクトリを作成します。
JDBCリソース・ページの上部にある「OC4J: ホーム」ブレッドクラム・リンクをクリックします。
OC4J: ホーム・ページが表示されます。
「アプリケーション」タブをクリックします。
アプリケーションの表で、「デフォルト」リンクをクリックします。
アプリケーション: デフォルト・ページが表示されます。
「モジュール」セクションで、DbAdapterリンクをクリックします。
リソース・アダプタ: データベース・アダプタ・ページが表示されます。
「コネクション・ファクトリ」タブをクリックします。
ページの上部にある「作成」ボタンをクリックします。
注意: 「共有接続プール」セクションの「作成」ボタンをクリックしないでください。 |
コネクション・ファクトリの作成: インタフェースの選択ページが表示されます。
デフォルトのインタフェースをそのまま使用し、「続行」をクリックします。
コネクション・ファクトリの作成ページが表示されます。
「JNDIロケーション」フィールドに、「eis/DB/soademo
」と入力します。
「構成プロパティ」セクションで、「xADataSourceName」に「jdbc/soademoDS
」と入力します。
他のフィールドについては、デフォルトをそのまま使用します。
「終了」をクリックします。
Application Server Control Consoleは次のタスクでも必要なので、実行状態のままにします。
後続のいくつかの手順では、OC4Jインスタンス名を指定するように要求されます。 推奨されている基本インストールを実行した場合は、1つのインスタンスがインストールされます。 デフォルトのインスタンス名はhome
です。 拡張インストールを実行した場合は、2つのインスタンスがインストールされます。 デフォルトでは、home
とoc4j_soa
です。 oc4j_soa
インスタンスはOracle BPEL Serverを実行するので、このインスタンスを指定する必要があります。
OC4Jインスタンス名を検索する手順は、次のとおりです。
Application Server Control Consoleから、「クラスタ・トポロジ」ブレッドクラム・リンクをクリックします。
「メンバー」セクションに表示されたインスタンス名をメモします。
拡張インストールを実行した場合は、「oc4j_soa」を開き、サービスの1つに「orabpel
」があることを確認します。
SOA Order Bookingアプリケーションには、デフォルトのポート番号を使用する構成ファイルがいくつかあります。 インストールでデフォルトのポート番号を使用しない場合は、再構成が必要になる場合があります。 この項では、ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法について説明します。
ポート番号を検索する手順は、次のとおりです。
Application Server Control Consoleのクラスタ・トポロジ・ページにある「管理」セクションで、「ランタイム・ポート」を選択します。
ランタイム・ポート・ページに、インストールで使用されているポートが表示されます。
次の各ポート番号はSOA Order Bookingアプリケーションのインストールで重要なので、メモしてください。
「OPMN」の「リクエスト」(デフォルトは6003)
「OC4J:home」の「HTTP」(デフォルトは8888)
「OC4J:home」の「RMI」(デフォルトは12401)
使用しているポート番号がデフォルトと同じである場合、構成ファイルではこれらのデフォルトのポートがすでに使用されているため、問題はありません。 使用しているポートの1つ以上がデフォルトと異なる場合は、ここで、そのポート番号をメモしてください。 後続のいくつかのインストール手順では、そのポート番号を示すように要求されます。
JDeveloperを使用してアプリケーションをサーバーにデプロイする場合、JDeveloperでは、そのサーバーへの接続方法が識別されている必要があります。 これには、アプリケーション・サーバーおよびデータベースへの接続が含まれます。
JDeveloperでこれらの接続を作成する手順は、次のとおりです。
JDEV_HOME
¥jdeveloper.exe
を実行してJDeveloperを起動します。
SOADEMO
スキーマを使用して、データベースへの接続を作成します。
「接続」タブをクリックします。このタブが表示されていない場合は、「表示」→「接続ナビゲータ」の順に選択します。
「データベース」フォルダをダブルクリックして、データベース接続の作成ウィザードを開きます。
次の項目を設定し、ウィザードを完了します。
- ステップ1/4: タイプ・ページで、「接続名」に「soademo
」と入力します。
- ステップ2/4: 認証ページで、「ユーザー名」および「パスワード」の各フィールドに「soademo
」と入力し、「パスワードを配布」をクリックします。
- スキーマをインストールしたデータベースに対する適切な値を入力します。
「アプリケーション・サーバー」をダブルクリックして、アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードを開きます。
ステップ1/4: タイプ・ページで、次の操作を実行して「次へ」をクリックします。
要素 | 処理 |
---|---|
接続名 | 「OrderBookingAS 」と入力します。 |
接続タイプ | Oracle Application Server 10g 10.1.3を選択します。 |
ステップ2/4: 認証ページで、次の操作を実行して「次へ」をクリックします。
要素 | 処理 |
---|---|
ユーザー | 「oc4j_admin 」と入力します。 |
パスワード | 「welcome1 」と入力します。 |
パスワードを配布 | このチェック・ボックスをクリックします。 |
ステップ3/4: 接続ページで、次の操作を実行して「次へ」をクリックします。
要素 | 処理 |
---|---|
ホスト名 | Oracle SOA Suiteをインストールしたホストの名前を入力します。 |
OPMN | OPMNリクエスト・ポートを入力します。 デフォルトは6003です。
関連項目: ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。 |
グループ/OC4Jインスタンス名 | 「home 」と入力します。 |
ステップ4/4: テスト・ページで、「接続のテスト」をクリックします。
テストが成功しない場合は、「戻る」ボタンをクリックして値を確認し、必要に応じて値を変更します。
「終了」をクリックします。
Oracle BPEL Process ManagerおよびEnterprise Service Bus統合サーバーへの接続を作成します。
この接続を作成することによって、ビジネス・プロセスをOracle BPEL Process Managerに、サービスをEnterprise Service Busにデプロイできます。
「統合サーバー」をダブルクリックして、統合サーバー接続の作成ウィザードを開きます。
ステップ1/3: 名前ページで、「名前」フィールドに「OrderBookingIS
」と入力します。
ステップ2/3: 接続ページで、次の操作を実行して「次へ」をクリックします。
要素 | 処理 |
---|---|
アプリケーション・サーバー | 「OrderBookingAS 」を選択します。これは、手順3で作成したアプリケーション・サーバーの名前です。 |
ホスト名 | Oracle SOA Suiteをインストールしたホストの名前を入力します。 |
ポート | SOA SuiteとともにインストールしたOracle HTTP Serverのポートを入力します。 デフォルトは8888です。
関連項目: ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。 |
ステップ3/3: テスト・ページで、「接続のテスト」をクリックします。
テストが成功しない場合は、「戻る」ボタンをクリックして値を確認し、必要に応じて値を変更します。
「終了」をクリックします。
JDeveloperを使用して各SOA Order Bookingアプリケーションをコンテナにデプロイする手順は、次のとおりです。
JDeveloperでアプリケーションを開きます。
「ファイル」→「開く」の順に選択します。
DEMO_HOME
ディレクトリに移動し、SOADEMO.jws
ファイルを開きます。
「ファイル」→「開く」の順に再度選択します。
DEMO_HOME
/SOADEMO-CLIENT
ディレクトリに移動し、SOADEMO-CLIENT.jws
ファイルを開きます。
両方のアプリケーションがアプリケーション・ナビゲータに表示されます。 これらのアプリケーションの説明は、第1.3項「SOA Order Bookingアプリケーションの概要」を参照してください。
「SOADEMO」アプリケーションを開きます。
ポート8888をHTTPポートとして使用している場合は、手順gに進んでください。 デフォルトのHTTPポートを使用していない場合は、「リソース」ノードを開き、「PurchaseOrder_To_DHLShipmentProcessRequest.xsl
」ファイルをダブルクリックして開きます。
表示されるエラーは無視してください。
PurchaseOrder_To_DHLShipmentProcessRequest.xsl
ページで、8888のすべてのインスタンスを、使用するポート番号に置き換えます。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
PurchaseOrder_To_DHLShipmentProcessRequest.xsl
ページの下部にある「ソース」サブタブをクリックして、ソース・ビューに切り替えます。
8888のすべてのインスタンスを、使用するポート番号に置き換えます。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
「ファイル」→「保存」の順に選択して、作業内容を保存します。
「FulfillmentESB」を右クリックし、「ESBに登録」→「OrderBookingIS」の順に選択します。
「ESB登録サマリー」ダイアログで、「OK」をクリックします。
Antを使用してSelectManufacturer BPELプロセスをデプロイします。
「SelectManufacturer」→「リソース」の順に開きます。
「build.properties
」ファイルを開き、値が次のように設定されていることを確認します。
admin.user
: 「oc4jadmin
」に設定されている。
admin_password
: 「welcome1
」に設定されている。
hostname
: Oracle SOA Suiteをインストールしたホストの名前に設定されている。 localhost
または127.0.0.1も使用できます。
http.port
: Oracle HTTP Serverに設定されている。 このポートのデフォルトは8888です。
rmi.port
: 「12401
」に設定されている。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
oc4jinstancename
: Oracle BPEL Serverを実行するOC4Jインスタンスの名前に設定されている。 基本インストールの場合、デフォルトはhome
です。 ユーザーの環境で使用するインスタンス名の検索方法は、「タスク3: Oracle BPEL Serverを実行しているOC4Jインスタンスの名前のメモ」を参照してください。
asinstancename
: このプロパティの設定は不要です。
opmn.requestport
: OPMNリクエスト・ポートに設定されている。 このポートのデフォルトは6003です。ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
platform
: 「ias_10g
」に設定されている。
アプリケーション・ナビゲータで、「build.xml
」を右クリックし、「Antを実行」を選択します。
「Antを実行」ダイアログが表示されます。
「プロパティ」タブをクリックします。 ダイアログの上部にある「プロパティ」セクションにプロパティが表示される場合は、そのプロパティを削除します。
ウィンドウの下部にある「プロパティ・ファイル」セクションで、「追加」をクリックします。
「Antプロパティ・ファイルの追加」ダイアログが表示されます。
「build.properties
」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Antを実行」ダイアログで、「OK」をクリックします。
デプロイメント・プロセスが開始されます。このプロセスには、30秒から60秒の時間を要する場合があります。 進行状況は、「Apache Ant - ログ」タブの「Apache Ant」サブタブにある「メッセージ」ペインで監視できます。 テキストBUILD SUCCESSFUL
の表示は、デプロイメントが完了したことを示します。
CreditServiceアプリケーションをデプロイします。
「CreditService」→「リソース」の順に開きます。
「WebServices.deploy
」ファイルを右クリックし、「配布先」→「OrderBookingAS」の順に選択します。
「アプリケーションの構成」ダイアログが表示された後に、「OK」をクリックします。
デプロイメントが完了すると、「デプロイ - ログ」に「---- デプロイが終了 ----」というメッセージが表示されます。
CustomerServiceアプリケーションをデプロイします。
「CustomerService」→「リソース」の順に開きます。
「CustomerService.deploy
」ファイルを右クリックし、「配布先」→「OrderBookingAS」の順に選択します。
「アプリケーションの構成」ダイアログが表示された後に、「OK」をクリックします。
デプロイメントが完了すると、「デプロイ - ログ」に「---- デプロイが終了 ----」というメッセージが表示されます。
「RapidService」→「リソース」の順に開きます。
「WebServices.deploy
」ファイルを右クリックし、「配布先」→「OrderBookingAS」の順に選択します。
「アプリケーションの構成」ダイアログが表示された後に、「OK」をクリックします。
デプロイメントが完了すると、「デプロイ - ログ」に「---- デプロイが終了 ----」というメッセージが表示されます。
Antを使用してSOAOrderBooking BPELプロセスをデプロイします。
「SOAOrderBooking」→「リソース」の順に開きます。
「build.properties
」ファイルを開き、値が次のように設定されていることを確認します。
admin.user
: 「oc4jadmin
」に設定されている。
admin_password
: 「welcome1
」に設定されている。
hostname
: Oracle SOA Suiteをインストールしたホストの名前に設定されている。 localhost
または127.0.0.1も使用できます。
http.port
: Oracle HTTP Serverに設定されている。 このポートのデフォルトは8888です。
rmi.port
: 「12401
」に設定されている。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
oc4jinstancename
: Oracle BPEL Serverを実行するOC4Jインスタンスの名前に設定されている。 基本インストールの場合、デフォルトはhome
です。 ユーザーの環境で使用するインスタンス名の検索方法は、「タスク3: Oracle BPEL Serverを実行しているOC4Jインスタンスの名前のメモ」を参照してください。
asinstancename
: このプロパティの設定は不要です。
opmn.requestport
: OPMNリクエスト・ポートに設定されている。 このポートのデフォルトは6003です。ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
platform
: 「ias_10g
」に設定されている。
ポート8888をHTTPポートとして使用している場合は、手順kに進んでください。 デフォルトのHTTPポートを使用していない場合は、「インテグレーション・コンテンツ」ノードを開き、「bpel.xml
」ファイルをダブルクリックして開きます。
bpel.xml
ページで、8888のすべてのインスタンスを、使用するポート番号に置き換えます。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
「ファイル」→「保存」の順に選択して作業内容を保存し、JDeveloperを再起動します。
「インテグレーション・コンテンツ」ノードの下にある「CreditValidatingService.wsdl
」ファイルをダブルクリックして開きます。
「ソース」サブタブをクリックし、ソース・ビューに切り替えます。
8888のすべてのインスタンスを、使用するポート番号に置き換えます。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
「ファイル」→「保存」の順に選択して、作業内容を保存します。
アプリケーション・ナビゲータで、「build.xml
」を右クリックし、「Antを実行」を選択します。
「Antを実行」ダイアログが表示されます。
「プロパティ」タブをクリックします。 ダイアログの上部にある「プロパティ」セクションにプロパティが表示される場合は、そのプロパティを削除します。
ウィンドウの下部にある「プロパティ・ファイル」セクションで、「追加」をクリックします。
「Antプロパティ・ファイルの追加」ダイアログが表示されます。
「build.properties
」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Antを実行」ダイアログで、「OK」をクリックします。
デプロイ・プロセスが開始されます。このプロセスには、30秒から60秒の時間を要する場合があります。 進行状況は、「Apache Ant - ログ」タブの「Apache Ant」サブタブにある「メッセージ」ペインで監視できます。 テキストBUILD SUCCESSFUL
の表示は、デプロイメントが完了したことを示します。
Antを使用してDHLShipmentサービスをデプロイします。
「DHLShipment」→「リソース」の順に開きます。
「build.properties
」ファイルを開き、値が次のように設定されていることを確認します。
admin.user
: 「oc4jadmin
」に設定されている。
admin_password
: 「welcome1
」に設定されている。
hostname
: Oracle SOA Suiteをインストールしたホストの名前に設定されている。 localhost
または127.0.0.1も使用できます。
http.port
: Oracle HTTP Serverに設定されている。 このポートのデフォルトは8888です。
rmi.port
: 「12401
」に設定されている。 ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
oc4jinstancename
: Oracle BPEL Serverを実行するOC4Jインスタンスの名前に設定されている。 基本インストールの場合、デフォルトはhome
です。 ユーザーの環境で使用するインスタンス名の検索方法は、「タスク3: Oracle BPEL Serverを実行しているOC4Jインスタンスの名前のメモ」を参照してください。
asinstancename
: このプロパティの設定は不要です。
opmn.requestport
: OPMNリクエスト・ポートに設定されている。 このポートのデフォルトは6003です。ユーザーの環境で使用するポート番号の検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
platform
: 「ias_10g
」に設定されている。
アプリケーション・ナビゲータで、「build.xml
」を右クリックし、「Antを実行」を選択します。
「Antを実行」ダイアログが表示されます。
「プロパティ」タブをクリックします。 ダイアログの上部にある「プロパティ」セクションにプロパティが表示される場合は、そのプロパティを削除します。
ウィンドウの下部にある「プロパティ・ファイル」セクションで、「追加」をクリックします。
「Antプロパティ・ファイルの追加」ダイアログが表示されます。
「build.properties
」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Antを実行」ダイアログで、「OK」をクリックします。
デプロイ・プロセスが開始されます。このプロセスには、30秒から60秒の時間を要する場合があります。 進行状況は、「Apache Ant - ログ」タブの「Apache Ant」サブタブにある「メッセージ」ペインで監視できます。 テキストBUILD SUCCESSFUL
の表示は、デプロイメントが完了したことを示します。
OrderBookingESBプロジェクトをデプロイします。
ポート8888をHTTPポートとして使用している場合は、この手順をスキップして手順cに進んでください。 テキスト・エディタを使用して次のファイルを開き、8888のすべての参照を、使用するポート番号に変更します。 ユーザーの環境で使用するHTTPポートの検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
DEMO_HOME
¥OrderBookingESB¥OrderBooking.esbsys
DEMO_HOME
¥OrderBookingESB¥OrderBooking_OrderBookingProcess.esbsvc
「ファイル」→「保存」の順に選択して、作業内容を保存します。
「OrderBookingESB」を右クリックし、「ESBに登録」→「OrderBookingIS」の順に選択します。
「サマリー」ダイアログで、「OK」をクリックします。
SOADEMO-CLIENT Webクライアントをデプロイします。
ポート8888をHTTPポートとして使用している場合は、この手順をスキップして手順cに進んでください。 テキスト・エディタを使用して次のファイルを開き、8888のすべての参照を、使用するポート番号に変更します。 ユーザーの環境で使用するHTTPポートの検索方法は、「タスク4: 重要なポート番号のメモ」を参照してください。
DEMO_HOME
¥SOADEMO-CLIENT¥CustomerService¥src¥oracle¥soademo¥view¥services¥runtime¥CustomerServiceSoapHttp_Stub.java
DEMO_HOME
¥SOADEMO-CLIENT¥OrderService¥src¥oracle¥soademo¥view¥services¥runtime¥__soap_initiate_ppt_Stub.java
「ファイル」→「保存」の順に選択して、作業内容を保存します。
「SOADEMO-CLIENT」→「アセンブリ」→「アプリケーション・ソース」の順に開きます。
「SOADEMO.deploy
」ファイルを右クリックし、「配布先」→「OrderBookingAS」の順に選択します。
「アプリケーションの構成」ダイアログが表示された後に、「OK」をクリックします。
HTTPポートが8888(デフォルト)の場合は、このタスクをスキップして「タスク8: スキーマの理解」に進んでください。 そうでない場合は、次の手順を実行します。
ブラウザでOracle SOA Suite (10.1.3.1.0)へようこそページを開きます。
http://localhost:http_port
SOA Suiteの管理ポートレットの右側から、「ESBコントロール」リンクを選択します。
Oracle Enterprise Manger 10g ESB Controlが表示されます。
「サービス」ペインで、「DefaultSystem」グループを選択します。
右側のペインに構成情報が表示されます。
「ポート」フィールドで、HTTPポートを、ユーザーの環境で使用するHTTPポート番号に変更します。
「適用」をクリックします。
「サービス」ペイン内の他のグループ(BPELSystem、OrderBookingおよびFulfillment)について、手順3から5を繰り返します。
Oracle Enterprise Manger 10g ESB Controlを閉じます。
SOADEMO-CLIENT Webクライアント:
SOAOrderBooking BPELフロー:
CustomerServiceアプリケーション:
FulfillmentESB:
JDeveloperを使用してSOA Order Bookingアプリケーションのスキーマを表示する手順は、次のとおりです。
「接続ナビゲータ」タブをクリックします。
「データベース」→「soademo」→「SOADEMO」→「表」の順に開きます。
「CUSTOMER」をダブルクリックし、「データ」タブをクリックして顧客情報を表示します。
表2-1に示すように、CUSTOMER
表には事前登録済の顧客に関するデータが表示されます。
表2-1 SOA Order Bookingアプリケーションの事前登録済の顧客
電子メール | パスワード | 顧客ステータス | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
Gold |
$1,000を超える注文の場合は手動による承認が必要 |
|
|
Platinum |
クレジット・カード番号が無効 |
|
|
Silver |
すべての注文について手動による承認が必要 |
第3章では、Webクライアントを介してsking
として注文を発行し、その注文プロセスを監視します。
「PRODUCT」をダブルクリックし、「データ」タブをクリックして製品在庫を表示します。
PRODUCT
表には、Webクライアント・インタフェースを介して購入可能な電子機器が表示されます。
必要に応じて、他の表も表示します。