この図は、ハードウェア・クラスタの2つのノードを示しています。一方のノード(クラスタ・ノード1)はアクティブ、もう一方のノード(クラスタ・ノード2)はパッシブです。クラスタ・ノード1では、Oracle BPEL Process Managerとアプリケーション・サーバーが稼動します。クラスタ・ノード2でも同じプロセスが稼動しますが、これはクラスタ・ノード1で障害が発生した場合のみです。ハードウェア・クラスタは、仮想ホスト名と仮想IPに関連付けられています。通常の実行時、この仮想ホスト名と仮想IPはクラスタ・ノード1に関連付けられます。フェイルオーバー時、仮想ホスト名と仮想IPはクラスタ・ノード2を指し示します。

両方のノードは共有記憶域に接続されています。通常、クラスタ・ノード1がこれにアクセスします。クラスタ・ノード1に障害が発生した場合は、クラスタ・ノード2がアクセスします。

これらのノードは、デハイドレーション・ストアにReal Application Clustersデータベースを使用します。Real Application Clustersデータベースを実行するために、クラスタ内に2つのノードがあり、共有記憶域を共有しています。