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Oracle BPEL Process Manager Order Bookingチュートリアル
10g (10.1.3.1.0)
B31877-01
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2 同期サービスの呼出し

この章では、同期サービスの呼出し方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 概要

このチュートリアルの第1フェーズでは、クライアントからの注文を受け取り、信用格付けを取得する単純な非同期BPELプロセスの作成方法を学習します。次の主要タスクを実行します。

2.2 注文を受け取り、信用格付けを取得する同期サービスの呼出し

この項は次のトピックで構成されています。

2.2.1 Oracle BPEL ServerおよびOracle JDeveloperの起動

Oracle BPEL ServerとOracle JDeveloperが起動していることを確認します。手順は、「Oracle BPEL Process Managerコンポーネントの起動」を参照してください。

2.2.2 サービスの開始およびテスト

このチュートリアルで設計するBPELプロセスは、信用格付けサービスと通信します。まず、このサービスをデプロイし、実行されていることをテストする必要があります。

  1. 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle - Oracle_Home「Oracle BPEL Process Manager」Developer Promptを選択して、SOA_Oracle_Home\bpel\samplesディレクトリでオペレーティング・システムのコマンド・プロンプトを開きます。


    注意:

    このOrder Bookingチュートリアルのすべてのフェーズにおいて、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトを起動する場合は、常にDeveloper Promptを使用してください。他の方法でオペレーティング・システムのコマンド・プロンプトを開いて、チュートリアルのコマンドを実行することはできません。

  2. utils\CreditRatingServiceサブディレクトリに移動します。

    cd utils\CreditRatingService
    
    
  3. 次のコマンドを入力します。

    ant
    
    

    これで、このチュートリアルを使用するために必要なサービスがデプロイされ、開始されます。成功すると、最後に次のようなメッセージが表示されます。

    BUILD SUCCESSFUL
    Total time: 3 seconds
    oraBPELPM\bpel\samples\utils\CreditRatingService>
    
    

    パスが見つからないというエラー・メッセージが表示された場合は、環境パスがSOA_Oracle_Home\bpel\binディレクトリに設定されていることを確認してください。

  4. Internet Explorerを使用してOracle BPEL Controlにアクセスし、必要なすべてのサービスが実行されていることを確認します。 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle - Oracle_Home「Oracle BPEL Process Manager」「BPEL Control」を選択します。

  5. Oracle BPEL Controlにログインするために次の情報を入力して「ログイン」をクリックします。

    フィールド
    ユーザー名 oc4jadmin
    パスワード password

    passwordは、インストール時に「Oracle Application Server SOA Suiteのインストール」で入力した値です。

    「ダッシュボード」タブに、「CreditRatingService」「TaskActionHandler」および「TaskManager」が表示されている場合、このチュートリアルのサービスは実行されています。


  6. 関連項目:

    Oracle BPEL Controlへの接続の作成手順は、「Oracle Application Serverおよび統合サーバー接続の作成」を参照してください。

2.2.3 アプリケーションの作成

Order Bookingプロジェクトを作成する前に、Oracle JDeveloperから次の手順に従ってアプリケーションを作成します。

  1. 「アプリケーション・ナビゲータ」で、「アプリケーション」を右クリックして「新規アプリケーション」を選択します。

  2. アプリケーションの作成ウィンドウで、次の詳細を入力して「OK」をクリックします。

    フィールド
    アプリケーション名 OrderBookapplication
    ディレクトリ名 デフォルト・パスを使用します。
    アプリケーション・パッケージの接頭辞 何も指定しません。
    アプリケーション・テンプレート テンプレートなし[すべてのテクノロジ]

  3. プロジェクトの作成ウィンドウで「取消」をクリックします。

2.2.4 Order Bookingプロジェクトの作成およびスキーマのインポート

Oracle JDeveloperから、次の手順に従ってOrder Bookingプロジェクトを作成してスキーマをインポートします。


注意:

プロジェクト、アクティビティまたは要素の名前に特殊文字(ピリオドなど)を使用しないでください。特殊文字を使用すると、プロジェクトのコンパイル時にエラーが発生します。

  1. 作成したばかりのアプリケーション名(OrderBookapplication)を右クリックして「新規プロジェクト」 を選択します。

  2. 「カテゴリ」の下で、「General」を開いて「Projects」をクリックします。

  3. 「項目」の下で、「BPELプロセス・プロジェクト」をクリックして「OK」をクリックします。

  4. BPELプロジェクト作成ウィザード - プロジェクトの設定ウィンドウで、次の詳細を入力して「次へ」をクリックします。

    フィールド
    名前 OrderBooking
    ネームスペース デフォルト・パスを使用します。
    デフォルトのプロジェクト設定を使用 BPELプロセスとBPELプロジェクトに同じ名前を使用し、デフォルトのプロジェクト・ディレクトリを使用するために、選択した状態にしておきます。
    テンプレート 非同期BPELプロセス

  5. 「入力スキーマ要素」フィールドの右側にある懐中電灯アイコンをクリックします。

  6. スキーマの選択ウィンドウで、SOA_Oracle_Home\bpel\samples\tutorials\127.OrderBookingTutorial\PracticeFilesディレクトリからOrderBookingPO.xsdを選択し、「開く」をクリックします。

    タイプの選択ウィンドウが表示されます。

  7. 「インポートしたスキーマ」「OrderBookingPO.xsd」「PurchaseOrder」の順に開いて選択します。

  8. 「OK」をクリックします。

    OrderBookingRequestMessageメッセージ・タイプに、入力メッセージ・パート名のpayloadとメッセージ・パート要素のPurchaseOrderが自動的に割り当てられます。

  9. 「出力スキーマ要素」フィールドの右側にある懐中電灯アイコンをクリックします。

    タイプの選択ウィンドウが表示されます。

  10. 「インポートしたスキーマ」「OrderBookingPO.xsd」「PurchaseOrder」の順に開いて選択します。

  11. 「OK」をクリックします。

    OrderBookingResponseMessageメッセージ・タイプに、出力メッセージ・パート名のpayloadとメッセージ・パート要素のPurchaseOrderが自動的に割り当てられます。

  12. 「終了」をクリックします。

    これで、GlobalCompanyスキーマがプロジェクトにインポートされます。このスキーマでは、送信する注文の構造を定義します。

    次のファイルがOracle JDeveloperの「アプリケーション・ナビゲータ」セクションに表示されます。

    • bpel.xmlOrderBooking.bpelおよびOrderBooking.wsdlファイルが、「OrderBooking」「インテグレーション・コンテンツ」の下に表示されます。

    • OrderBookingPO.xsdファイルが、「OrderBooking」「インテグレーション・コンテンツ」「スキーマ」の下に表示されます。

  13. 必要な場合、「OrderBookingPO.xsd」をダブルクリックすると、このファイルの設計およびソース・モードを表示できます。

  14. OrderBookingPO.xsdを表示した場合、ウィンドウを閉じるには、タイトル・タブの「X」ボタンをクリックします。

     obph1xsd.gifの説明
    図obph1xsd.gifの説明

  15. OrderBooking.bpelをダブルクリックして、ウィンドウの左下に「構造」セクションを表示します。


    注意:

    「構造」セクションを表示するには、「ダイアグラム」タブを有効にする必要があります。

    obph1str.gifの説明
    図obph1str.gifの説明

  16. OrderBookingPO_1.xmlを、SOA_Oracle_Home\bpel\samples\tutorials\127.OrderBookingTutorial\PracticeFilesディレクトリからJDev_Oracle_Home\jdev\mywork\OrderBookapplication\OrderBookingディレクトリにコピーします。

  17. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

  18. BPELプロジェクトの作成時にメッセージ・タイプに自動的に割り当てられたメッセージ・パートの名前と要素を確認する場合は、次のようにします。

    1. 「構造」セクションで、「メッセージ・タイプ」「プロセスWSDL - OrderBooking.wsdl」「OrderBookingRequestMessage」「ペイロード」の順に開きます。

    2. 「payload」を右クリックし、「編集 メッセージ・パート」を選択して、メッセージ・パートの編集ウィンドウを表示します。

      ここで、PurchaseOrder要素タイプの(入力パラメータ)メッセージ・パート名(「ペイロード」)が定義されます。

    3. 「取消」をクリックします。

    4. 「構造」セクションで、「メッセージ・タイプ」「プロセスWSDL - OrderBooking.wsdl」「OrderBookingResponseMessage」「ペイロード」の順に開きます。

    5. 「payload」を右クリックし、「編集 メッセージ・パート」を選択して、メッセージ・パートの編集ウィンドウを表示します。

      ここで、PurchaseOrder要素タイプの(出力パラメータ)メッセージ・パート名(「ペイロード」)が定義されます。

    6. 「取消」をクリックします。

2.2.5 設計フェーズ時のプロジェクトの検証

BPELプロジェクトの設計時に、黄色の小さなフラグがアクティビティの上側に表示される場合があります。 これらのアクティビティは、正常に構成されていも検証が済んでいない場合があります。

  1. プロセスを検証するには、Designerウィンドウの上部の「検証」をクリックします。

    図2-1: プロセスの検証

     introval.gifの説明
    図introval.gifの説明

    アクティビティの検証が正常な場合、フラグの表示がなくなります。

  2. 黄色のフラグが残っている場合は、アクティビティに検証エラーがあるか、プロセスの設計が未完成の可能性があります。

  3. 検証エラーの詳細と解決方法を表示するには、アクティビティの上にある黄色のフラグをクリックします。


    注意:

    プロセスをデプロイするとき、「Order Bookingプロセスの検証、コンパイルおよびデプロイ」に説明されているように、プロセスが自動的に検証、コンパイルされ、正常に終了した場合にデプロイも実行されます。

2.2.6 信用格付けサービスのパートナ・リンクの作成


概要:

ここでは、信用格付けサービスのパートナ・リンクを作成します。 これは、「サービスの開始およびテスト」antを実行したときに開始されたサービスです。パートナ・リンクでは、OrderBooking BPELプロセスと相互作用する外部サービスを定義できます。パートナ・リンク・タイプでは、各サービスが対話中に果すロールを定義し、対話のコンテキスト内でメッセージを受信するために各サービスが提供するポート・タイプを指定することで、2つのサービス間での対話の関係が決まります。

  1. Oracle JDeveloperの右上にある「コンポーネント・パレット」セクションのドロップダウン・リストで、「Services」が選択されていることを確認します。 「Services」のリストには、各種アダプタ、パートナ・リンクおよびデシジョン・サービスが表示され、Designerウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップできます。

    palette.gifの説明
    図palette.gifの説明

  2. PartnerLinkアクティビティを、Designerウィンドウの右側の「サービス」ヘッダーの下の任意の位置にドラッグ・アンド・ドロップします。Designerのウィンドウの両側に、パートナ・リンクを配置できるセクションがあります。

    obph1pl.gifの説明
    図obph1pl.gifの説明

  3. 次の値を入力して、信用格付けサービスのパートナ・リンクを作成します。 下側の「WSDLファイル」フィールドでは、「サービスの開始およびテスト」でデプロイした信用格付けサービスを自動的に選択するために、懐中電灯(左から2番目の「サービス・エクスプローラ」という名前のアイコン)をクリックして、サービス・エクスプローラ・ウィンドウにアクセスします。

    wsdlfile.gifの説明
    図wsdlfile.gifの説明

    obph1wsdl.gifの説明
    図obph1wsdl.gifの説明

    フィールド
    名前 CreditRatingService
    WSDLファイル 「サービス・エクスプローラ」の懐中電灯アイコンをクリックし、BPELサービスmy_integration_server_connection「プロセス」「デフォルト」「CreditRatingService」の順に開いて選択することで次のURLにアクセスします。

    my_integration_server_connectionは、手順17で指定したサーバー接続名です。

    http://localhost:8888/orabpel/default/CreditRatingService/CreditRatingService?wsdl

    関連項目: サービス・エクスプローラ・ウィンドウでWSDLファイルを追加しようとして解析エラーが表示された場合は、「Oracle JDeveloperのWebブラウザ設定でのホスト名の設定」を参照してください。

    パートナ・リンク・タイプ CreditRatingService
    パートナ・ロール CreditRatingServiceProvider
    マイ・ロール 同期サービスなので指定しません。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

2.2.7 ScopeおよびInvokeアクティビティの作成


概要:

ここでは、OrderBookingプロセスから同期信用格付けサービスにリクエスト・データを送信し、レスポンスを受信するInvokeアクティビティを作成します。Order Bookingスキーマからの顧客のcustID変数が信用格付けの取得に使用されます。 OrderBookingプロセスを実行するときに、「Order Bookingプロセスの実行」の手順4CustIDの値を指定します。

  1. Oracle JDeveloperの右上にある「コンポーネント・パレット」セクションのドロップダウン・リストで、「Process Activities」が選択されていることを確認します。 「Process Activities」のリストには、Designerウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップできるアクティビティが表示されています。

    palette2.gifの説明
    図palette2.gifの説明

  2. 「コンポーネント・パレット」セクションから「receiveInput」Receiveアクティビティの下にScopeアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップします。Scopeアクティビティを配置する場所には常に注意してください。このチュートリアルの全フェーズを通して、アクティビティを何度もドラッグ・アンド・ドロップします。

    obph1dnd1.gifの説明
    図obph1dnd1.gifの説明

    アクティビティを初めてドラッグ・アンド・ドロップすると、Scope_1などの一般的な名前が付けられます。

  3. scopeアイコンをダブルクリックして、Scopeウィンドウを表示します。

  4. 「一般」タブの「名前」フィールドにGetCreditRatingと入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. +記号をクリックして、Scopeアクティビティを開きます。このScopeアクティビティに、1つのInvokeアクティビティと2つのAssignアクティビティを追加します。

  7. 「コンポーネント・パレット」セクションから「GetCreditRating」Scopeアクティビティの中にInvokeアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップします。

    obph1dnd2.gifの説明
    図obph1dnd2.gifの説明

  8. Invokeアイコンをダブルクリックして、Invokeウィンドウを表示します。

  9. 次の詳細を入力します。

    フィールド
    名前 invokeCR
    パートナ・リンク CreditRatingService

    「操作」フィールドには、値(process)が自動的に入力されます。

  10. 「入力変数」フィールドの右側にある最初のアイコンをクリックします。これは変数自動作成アイコンです。

    autocreate.gifの説明
    図autocreate.gifの説明

  11. 変数の作成ウィンドウで「OK」をクリックします。

    「入力変数」フィールドに、invokeCR_process_InputVariableという名前の変数が自動的に作成されます。この変数には、自動的にCreditRatingServiceRequestMessageメッセージ・タイプが割り当てられます。

  12. 「出力変数」フィールドの右側にある最初のアイコンをクリックします。

  13. 変数の作成ウィンドウで「OK」をクリックします。

    「出力変数」フィールドに、invokeCR_process_OutputVariableという名前の変数が自動的に作成されます。この変数には、自動的にCreditRatingServiceResponseMessageメッセージ・タイプが割り当てられます。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

2.2.8 信用格付けサービスにリクエストを送信する第1のAssignアクティビティの作成


概要:

ここでは、このフェーズで使用する2つのAssignアクティビティの最初の1つを作成します。このAssignアクティビティは、Order Bookingスキーマから顧客のcustID要素を取り出し、この要素をinvokeCR_process_InputVariableに割り当てます。これは、リクエストを信用格付けサービスに送信するために使用する変数です。

  1. 「コンポーネント・パレット」セクションから「invokeCR」Invokeアクティビティの上、および「GetCreditRating」Scopeアクティビティの中にAssignアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップします。

     obph1dnd3.gifの説明
    図obph1dnd3.gifの説明

  2. assignアイコンをダブルクリックして、割当てウィンドウを表示します。

  3. 「一般」タブをクリックします。

  4. 「名前」フィールドにassignCRと入力します。

  5. 「適用」をクリックします。

  6. 「コピー操作」タブをクリックします。

  7. 「作成」をクリックし「コピー操作」を選択して、コピー操作の作成ウィンドウを表示します。

    obph1create.gifの説明
    図obph1create.gifの説明

  8. 次の詳細を入力します。

    フィールド
    送信元
    • タイプ
    変数
    • 変数
    「変数」「inputVariable」「ペイロード」「ns1:PurchaseOrder」「ns1:CustID」の順に開いて選択します。

    注意: このネームスペースの数値(ns1ns2など)は変わる場合があります。 自動的に表示されるネームスペース値を使用してください。

    宛先
    • タイプ
    変数
    • 変数
    「変数」「invokeCR_process_InputVariable」「ペイロード」「ns2:ssn」の順に開いて選択します。

    次のコピー操作の作成ウィンドウが表示されます。

    obph1as.gifの説明
    図obph1as.gifの説明

  9. 「OK」をクリックして、コピー操作の作成ウィンドウおよび割当てウィンドウを閉じます。

  10. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

2.2.9 信用格付けサービスからレスポンスを受け取る第2のAssignアクティビティの作成


概要:

このAssignアクティビティは、信用格付けサービスから受け取ったレスポンスを取り出し、コメント・フィールドに入力します。

  1. 「コンポーネント・パレット」セクションから「invokeCR」Invokeアクティビティの下、および「GetCreditRating」Scopeアクティビティの中にAssignアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップします。

    obph1dnd4.gifの説明
    図obph1dnd4.gifの説明

  2. assignアイコンをダブルクリックして、割当てウィンドウを表示します。

  3. 「一般」タブをクリックします。

  4. 「名前」フィールドにassignRatingと入力します。

  5. 「適用」をクリックします。

  6. 「コピー操作」タブをクリックします。

  7. 「作成」をクリックし「コピー操作」を選択して、コピー操作の作成ウィンドウを表示します。

  8. 次の詳細を入力します。


    注意:

    • 式を手動で入力するかわりに、「式」フィールドで[Ctrl]キーを押しながら[Space]バーを押して入力することもできます。表示される値のリストをスクロールし、該当する値をダブルクリックします。必要に応じて値を編集します。情報を入力すると、末尾にスラッシュが表示される場合があります。これは、追加情報の入力が求められていることを意味します。追加情報を入力するか、[Esc]キーを押して末尾のスラッシュを削除し、情報の入力を終了します。

    • このドキュメントに示された式構文をコピーしてOracle JDeveloperに貼り付けないでください。 これは、一重および二重引用符がOracle JDeveloperと互換性がない場合があるためです。 かわりに、式ビルダー・ウィンドウを使用するか、[Ctrl]を押しながら[Space]バーを押してXPathビルディング・アシスタントを使用することができます。


    フィールド
    送信元
    • タイプ
    concat('Good credit, Rating = ', bpws:getVariableData('invokeCR_process_OutputVariable','payload','/ns2:rating'))

    注意: [Ctrl]キー、スペース・バーの順に押して、表示されるリストからこの構文を選択(ダブルクリック)します。ネームスペースの数値(ns1ns2など)は変わる場合があります。自動的に表示されるネームスペース値を使用してください。

    宛先
    • タイプ
    変数
    • 変数
    「変数」「inputVariable」「ペイロード」「ns1:PurchaseOrder」「ns1:OrderInfo」「ns1:OrderComments」の順に開いて選択します。

  9. 「OK」をクリックして、コピー操作の作成ウィンドウおよび割当てウィンドウを閉じます。

  10. -記号をクリックして「GetCreditRating」Scopeアクティビティを閉じます。

    obph1collscope2.gifの説明
    図obph1collscope2.gifの説明

    閉じると、「GetCreditRating」Scopeアクティビティは次のように表示されます。

    obph1collscope.gifの説明
    図obph1collscope.gifの説明

  11. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

2.2.10 第3のAssignアクティビティの作成

  1. 「コンポーネント・パレット」セクションから「GetCreditRating」Scopeアクティビティの下、および「callbackClient」アクティビティの上にAssignアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップします。

    obph1dnd5.gifの説明
    図obph1dnd5.gifの説明

  2. assignアイコンをダブルクリックして、割当てウィンドウを表示します。

  3. 「一般」タブをクリックします。

  4. 「名前」フィールドにassignOutputと入力します。

  5. 「適用」をクリックします。

  6. 「コピー操作」タブをクリックします。

  7. 「作成」をクリックし「コピー操作」を選択して、コピー操作の作成ウィンドウを表示します。

  8. 次の詳細を入力して文を作成します。

    フィールド
    送信元
    • タイプ
    変数
    • 変数
    「変数」「inputVariable」「ペイロード」の順に開いて選択します。
    宛先
    • タイプ
    変数
    • 変数
    「変数」「outputVariable」「ペイロード」の順に開いて選択します。

  9. 「OK」をクリックして、コピー操作の作成ウィンドウおよび割当てウィンドウを閉じます。

  10. 「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。

    完了後、Designerのウィンドウには次のように表示されます。

     obph1.gifの説明
    図obph1.gifの説明

2.2.11 Order Bookingプロセスの検証、コンパイルおよびデプロイ

  1. 「アプリケーション・ナビゲータ」セクションに移動します。

  2. 「OrderBooking」を右クリックします。

  3. 「デプロイ」my_integration_server_connection「defaultドメインにデプロイ」の順に選択します。

    my_integration_server_connectionは、手順17で指定した統合サーバー接続名です。

    これでBPELプロセスがコンパイルされます。

    obph1deploy.gifの説明
    図obph1deploy.gifの説明

  4. ウィンドウ下部のボタンをクリックしてエラーの有無を確認します。 「メッセージ」ボタンで表示されないエラーを、「Apache Ant」ボタンで表示できる場合があります。

    エラーが発生していなければ、デプロイは成功しています。 エラーがある場合は、そのエラーをダブルクリックしてエラーのタイプと場所の詳細を表示します。

  5. 修正し、もう一度デプロイします。

2.2.12 Order Bookingプロセスの実行

新規注文に適用する準備ができました。

  1. Internet Explorerを使用してOracle BPEL Controlにアクセスするか、すでに開いている場合はページをリフレッシュします。 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle - Oracle_Home「Oracle BPEL Process Manager」「BPEL Control」を選択します。

  2. Oracle BPEL Controlにログインするために次の情報を入力して「ログイン」をクリックします。

    フィールド
    ユーザー名 oc4jadmin
    パスワード password

    passwordは、インストール時に入力した値です。

    Oracle BPEL Controlの「ダッシュボード」タブが表示されます。

  3. 「デプロイ済のBPELプロセス」リストでOrderBookingをクリックします。

  4. 「HTMLフォーム」のCustIDフィールドに0以外から始まる9桁の整数値を入力し、「XMLメッセージの転送」をクリックします。他のフィールドは無視します。

    「BPELプロセス」タブに次のようなメッセージが表示されます。

    テスト・インスタンスが開始されました
    
    インスタンス'39e706a46ad531be:858bf1:fcc240f310:-7ffc'は非同期で処理中です。
    
    
  5. 画面上部の「インスタンス」タブをクリックします。

  6. OrderBookingおよびCreditRatingServiceインスタンスが作成されたことを確認します。どちらも「インスタンス」リストに表示されます。「最終更新日時」リストには、作成日時が表示されます。

    obph1run.gifの説明
    図obph1run.gifの説明

  7. OrderBookingインスタンスをクリックします。

    次のようなメッセージが表示されます。

    このインスタンスの状態は完了です
    
    
  8. 「監査」リンクをクリックして、インスタンスの実行プロセスを調べます。「監査」リンクには、次の詳細が表示されます。

    obph1audit.gifの説明
    図obph1audit.gifの説明

  9. 「フロー」リンクをクリックします。

  10. フローの下部の「callbackClient」をクリックして結果を表示します。

    obph1flow.gifの説明
    図obph1flow.gifの説明

  11. 信用格付けの値を調べます。コメント・フィールドに、信用格付けが560として返されたことが示されます。この値も、変数invokeCR_process_OutputVariableで返されました。

2.3 まとめ

ここでは、クライアントから注文を受け取り、同期信用格付けサービスから信用格付けを取得する単純な非同期BPELプロセスを作成しました。次の主要タスクを実行しました。