Active Data Cache(ADC)
Active Data Cacheは、リアルタイム・ソリューションにおける大量のデータを処理するために設計および最適化される。 データをそのままでアクセス可能または配信可能にするために、メモリーにデータの永続性が維持される。 Active Data Cacheへのデータ・フィードは、ビジネス・データ・ソース(データ・ウェアハウス情報、トランザクション・フィードなど)とその他のエンタープライズ・ソースが組み合されたものである。
Active Studio
パワー・ユーザー用のThinユーザー・インタフェース。 パワー・ユーザーは、Active Studioを使用してレポートを作成および編集できる。 レポートは他のユーザーと共有可能であり、ルールを作成してレポートのスケジュールおよび配信を指定できる。 レポート・タイプには、コラム・レポート、クロス集計、KPI、グラフ、スプレッドシートなどがある。
Active Viewer
ビジネス・ユーザー用のThinユーザー・インタフェース。 ユーザーは、新しい情報が使用可能になると、その情報へのリンクが含まれているインスタント・メッセージを受信する。 ユーザーは、このリンクを介してActive Viewerをオープンし、レポートを表示する。Proバージョンには、ペン・アノテーションを使用した動的なグループ・コラボレーションが含まれる。
Administrator
ユーザーの管理およびサーバー全体の管理を行うシステム管理者用のThinユーザー・インタフェース。 システム管理者は、Administratorを使用して、ユーザーおよびセキュリティ・レベルの管理、Active Data Cacheへのロードの監視、およびOracle Business Activity Monitoringサービスの構成を行う。
Architect
データ設計者用のThinユーザー・インタフェース。 データ設計者は、Architectを使用して、Active Data Cacheのデータ・オブジェクトの作成と管理、およびリアルタイム・メッセージ処理の管理を行うことができる。
Enterprise Link
Oracle Business Activity Monitoringをデータベース・サーバー、フラット・ファイル、XMLソースなどの他の情報ソースに接続する。 Enterprise Linkは、ミドルウェア・アプリケーションと統合してエンタープライズ・アプリケーションのメッセージ・キューへの接続を作成することによって、重要なメッセージの解読および不要な情報のフィルタを行う。
「Shared Reports」タブ(Shared Reports tab)
Active Studioの「Shared Reports」タブでは、他のユーザーと共有しているレポートを表示できる。これらのレポートを表示するアクセス権は付与されているが、作成および削除する権限は付与されていないため、通常は、これらを編集および削除できない。
アラート(alert)
アラートは、インスタント・メッセージ・テクノロジによって、ルールおよびリアルタイムで発生するイベントに基づいて配信される。 アラートは、Active StudioおよびArchitectで作成できる。
エンタープライズ・メッセージ・ソース(enterprise message source)
エンタープライズを介してADCに送信されるリアルタイム情報のプロバイダ。各エンタープライズ・メッセージ・ソースは特定のメッセージ・キューに接続され、ADCのデータ・オブジェクトに情報が配信される。
クロス集計(crosstab)
クロス集計ビューは、行と列を組み合せ、値を多次元ビューで表示するスプレッドシート形式である。 クロス集計では、加算される列または行に応じて、縦方向および横方向に集計される。 クロス集計に追加できる集計関数には、sum、average、count、minimum(min)、maximum(max)などがある。
データ・オブジェクト(data object)
レポートの各ビューに表示する情報セットが含まれる。 データ・オブジェクトは、Architectによって作成され、Active Data Cacheに保持される。
データ・フロー(data flow)
プランの手順をグラフィカルに表示したもので、データ・フロー・エディタに表示される。完全なデータ・フローには、1つ以上のデータソースと、1つ以上のシンクが含まれる。
ビュー(view)
レポートには、単一のビューまたは複数のタイル表示ビューを含めることができる。ビュー・タイプには、リスト、コラム・レポート、グラフ、キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)、クロス集計、スプレッドシートなどがある。
フォルダ権限(folder permissions)
レポート設計者は、フォルダ・レベルの権限を割り当てることで、フォルダに含まれるレポートを他のActive Studioユーザーとどのように共有するか選択できる。フォルダ権限には、表示、作成および削除がある。
プラン(plan)
Enterprise Link Design Studioを介して強力なデータ・フローを作成するために相互にリンクする、Transformと呼ばれる手順が含まれる。プランには、データソースの特定、データ操作およびADCへのデータのロードに関する説明が含まれる。
ユーザー(user)
Oracle Business Activity Monitoringアプリケーションおよびアイテムへのアクセス権を所有するログイン・アカウント。ユーザーの管理は、Administratorを使用して行われる。