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Oracle Application Server Adapter for IMS/TMユーザーズ・ガイド
10g (10.1.3.1.0)
B31898-01
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A メタデータの高度なチューニング

Oracle Studioを使用すると、アウトバウンドのアダプタ相互作用を定義できます。さらに、Oracle Studioでは、これらの相互作用で使用する入力構造および出力構造を定義します。相互作用および入力構造と出力構造は、Oracle Studioの「Metadata」タブでメタデータとして保守されます。

バックエンド・アダプタのメタデータ

Oracle Studioを使用してOracleAS Adapter for IMS/TMのメタデータを保守する手順は、次のとおりです。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle」「Studio」を選択します。

  2. Configuration Explorerで、必要なコンピュータのノードを開きます。

  3. 「Bindings」ノードを開きます。

  4. 「NAV」バインド・ノードを開きます。

  5. 「Adapters」ノードを開き、アダプタを表示します。

  6. IMS/TMアダプタを右クリックし、「Edit Metadata」を選択して「Metadata」タブを開きます。

  7. Metadata Explorerで必要な相互作用を右クリックし、「Edit」を選択します。

メタデータ・エディタが開き、「General」タブに表の一般詳細が表示されます。次のタブを使用して、メタデータを表示および編集します。

「General」タブ

「General」タブを使用して、アダプタおよびアダプタへの接続に関する情報を保守します。

次の図に「General」タブを示します。

図A-1 「General」タブ

「General」タブ
「図A-1 「General」タブ」の説明

「General」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。

表A-1 「General」タブのコンポーネント

フィールド 説明

Adapter definition name

アダプタ定義の名前を指定します。

Description

アダプタを識別する説明を入力します。

Authentication mechanism

アダプタへのアクセスに使用する認証方式を指定します。選択可能なメカニズムは次のとおりです。

kerbv5

none

basic password

Max request size

XMLリクエストまたはリプライの最大サイズをバイト単位で指定します。この値より長いメッセージは拒否され、エラーが発生します。

Max active connections

1つのアダプタ(プロセスごと)での同時接続の最大数を指定します。

Max idle timeout

アクティブな接続のアイドル期間の最大時間を秒単位で指定します。この時間を経過すると、接続はクローズされます。

Adapter Specifications

相互作用に関するアダプタ固有のプロパティを指定します。IMS/TMバックエンド・アダプタにアダプタ固有のプロパティはありません。


「Interaction」タブ

「Interaction」タブを使用して、相互作用の入力定義と出力定義の他に、相互作用の一般詳細を定義します。

次の図に「Interactions」タブを示します。

図A-2 「Interactions」タブ

アダプタ・メタデータの「Interaction」タブ
「図A-2 「Interactions」タブ」の説明

「Interaction」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。

表A-2 「Interaction」タブのコンポーネント

フィールド 説明

Interaction name

相互作用の名前を指定します。

Description

相互作用に関するわかりやすい識別子を入力します。

Mode

相互作用のモードを決定します。選択可能な相互作用のモードは次のとおりです。

  • sync-send-receive: 相互作用では、リクエストを送信し、レスポンスの受信を待機します。

  • sync-send: 相互作用では、リクエストを送信しますが、レスポンスの受信は待機しません。

  • sync-receive: 相互作用ではレスポンスの受信を待機します。

  • async-send: 使用できません。

Input record

入力レコードを識別します。

Output record

相互作用の結果の出力レコードを識別します。

Interaction Specific Parameters

相互作用に固有のパラメータのプロパティと値を定義します。 相互作用が実行されるときに呼び出されるIMS/TMトランザクションの名前を指定するには、transactionプロパティを使用します。


「Schema General」タブ

「Schema General」タブを使用して、相互作用の入力および出力レコード構造の一般詳細を定義します。

次の図に「Schema General」タブを示します。

図A-3 「Schema General」タブ

「Schema General」タブの図
「図A-3 「Schema General」タブ」の説明

「Schema General」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。

表A-3 「Schema General」タブのコンポーネント

フィールド 説明

Schema name

アダプタの名前。

Version

スキーマのバージョン。

Header

データ構造とアダプタをマップするためのCヘッダー・ファイル。


「Schema Record」タブ

「Schema Record」タブを使用して、相互作用の入力および出力レコード構造を定義します。

次の図に「Schema Record」タブを示します。

図A-4 「Schema Record」タブ

アダプタ・メタデータの「Schema Record」タブ
「図A-4 「Schema Record」タブ」の説明

「Schema Record」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。

「Fields List」領域を使用して、レコード内の単一データ項目を定義します。

表A-4 「Schema Record」タブのコンポーネント

フィールド 説明

Name

フィールドの名前を指定します。

Type

フィールドのデータ型。有効なデータ型は次のとおりです。

  • Binary

  • Boolean

  • Date

  • Double

  • Float

  • Int

  • Long

  • Numeric

  • Short

  • String

  • Time

  • Timestamp

  • XML

関連項目: COBOLデータ型からIMS/TMバックエンド・アダプタ・データ型へのマッピングの詳細は、付録B「バックエンド・アダプタ・データ型のサポート」を参照してください。

Length

NULL終端文字を含むフィールドのサイズ(データ型がNULL文字終了をサポートしている場合)。



注意:

フィールド・プロパティを指定するには、「Specifications」ボックスを使用します。


関連項目:

COBOLデータ型からOracle Connectデータ型へのマッピングの詳細は、付録B「バックエンド・アダプタ・データ型のサポート」を参照してください。

「Source」タブ

「Source」タブには、アダプタ・メタデータのXML表現が表示されます。

次の図にサンプルの「Source」タブを示します。

図A-5 「Source」タブ

「Source」タブにサンプルのXMLが表示された状態
「図A-5 「Source」タブ」の説明