このマニュアルは、基本的なWebサービスのアセンブリの枠外となるトピックについて説明しています。たとえば、一般的な相互運用性の問題の診断方法、Webサービス管理機能(信頼性、監査、ロギングなど)を有効にする方法、Java値タイプのカスタム・シリアライズの使用方法などの説明があります。
また、Webサービス起動フレームワーク(WSIF)、Webサービス・プロバイダAPI、メッセージ添付ファイルおよび管理機能(信頼性、ロギングおよび監査)の使用方法の説明もあります。さらに、トランスポート・メカニズムとしてのJMSの使用方法などWebサービスの代替方針についても説明しています。
この章の項目は、次のとおりです。
『Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド』は、次の作業を実行するアプリケーション・プログラマおよびシステム管理者を対象としています。
Oracle Application Server上にインストールされたソフトウェアの構成
Webサービスを実装するプログラムの作成
Webサービス・クライアントとして稼働するプログラムの作成
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。
詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。
『Oracle Application Server Web Services開発者ガイド』
このマニュアルでは、WebServicesAssemblerツールを使用して、Javaクラス、EJB、データベース・リソース、JMS宛先およびJ2SE 5.0注釈といった様々なリソースから、Webサービスをアセンブルする方法について説明します。RESTスタイルのWebサービスをアセンブルすることもできます。J2SEおよびJ2EEクライアントをアセンブルしてこのサービスにアクセスする方法については、開発者ガイドも参照してください。このマニュアルでは、OracleAS Web Servicesでサポートされているメッセージ書式とデータ型について説明しています。
『Oracle Application Server Web Services Java API Reference』
このリファレンスでは、OracleAS Web Services Java APIへのJavadocツールの出力について説明しています。
『Oracle Application Server Web Servicesセキュリティ・ガイド』
このマニュアルでは、Oracle Application Server Web ServicesのWebサービスに適用できる、様々なセキュリティ計画について説明しています。計画には、ユーザー名トークン、X.509トークン、SAMLトークン、XML暗号化およびXML署名があります。このマニュアルでは、クライアントおよびサービスでインバウンド・メッセージおよびアウトバウンド・メッセージ用に使用できる構成オプションについて説明します。また、様々な状況にあわせてこれらのオプションを構成する方法についても説明します。
『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』
このマニュアルでは、OC4J特有のセキュリティ機能および実装について説明しています。その他のJavaセキュリティ・テクノロジはもちろん、Java Authentication and Authorization Service(JAAS)の使用方法に関する説明もあります。
『Oracle Containers for J2EEサービス・ガイド』
このマニュアルでは、OC4Jで提供される標準ベースのJavaサービス(JTA、JNDI、JMS、JAASなど)およびOracle Application Server Java Object Cacheについて説明しています。
『Oracle Containers for J2EE構成および管理ガイド』
このマニュアルでは、OC4Jのアプリケーションを構成および管理する方法について説明しています。これには、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールの使用方法、OC4Jで提供される標準準拠のMBeanの使用方法、および該当する場合はOC4J固有のXML構成ファイルを直接使用する方法が含まれます。
『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』
このマニュアルでは、OC4J環境にアプリケーションをデプロイするための情報および手順について説明しています。Oracle Enterprise Manager 10gに付属するデプロイ・プラン・エディタの説明もあります。
『Oracle Containers for J2EE開発者ガイド』
このマニュアルでは、OC4J上で実行するアプリケーションを作成する開発者が一般に関心を持つ項目について説明しています。つまり、サーブレット、EJB、またはJSPコンテナなど、特定のコンテナに固有でない問題です。(たとえば、クラスのロードなど。)
Oracle Application Serverの主要なドキュメント・グループからのリスト
『Oracle Application Serverセキュリティ・ガイド』
『Oracle Application Server管理者ガイド』
『Oracle Application Server Certificate Authority管理者ガイド』
『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』
『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』
Oracle Web Services Managerは、サービス指向アーキテクチャを管理するための包括的なソリューションです。IT管理により、アクセス・ポリシー、ポリシーのロギングおよびコンテンツ検証などのWebサービス操作を管理するポリシーを集中的に定義した後に、必要な既存のWebサービスを変更せずにサービスに関連するポリシーをラップできます。
『Oracle Web Services Managerクイック・スタート・ガイド』
『Oracle Web Services Managerインストレーション・ガイド』
『Oracle Web Services Manager管理者ガイド』
『Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド』
『Oracle Web Services Manager拡張ガイド』
このマニュアルは、『Oracle Application Server Web Services開発者ガイド』とともに使用することを前提としています。開発者ガイドでは、WebServicesAssemblerツールを使用して、Javaクラス、EJB、データベース・リソース、JMS宛先およびJ2SE 5.0注釈といった様々なリソースから、Webサービスをアセンブルする方法について説明します。
次に、『Oracle Application Server Web Services開発者ガイド』の内容を示します。
第1章「Webサービスの概要」
第2章「開発およびドキュメント・ロードマップ」
第3章「Oracle Application Server Web Servicesアーキテクチャとライフ・サイクル」
第4章「始める前に」
第5章「Oracle Application Server Web Servicesメッセージ」
第6章「WSDLからのWebサービスのアセンブル」
第7章「Javaクラスを使用したWebサービスのアセンブル」
第8章「EJBを使用したWebサービスのアセンブル」
第9章「JMS宛先を使用したWebサービスのアセンブル」
第10章「Database Webサービスのアセンブル」
第11章「注釈を使用したWebサービスのアセンブル」
第12章「REST Webサービスのアセンブル」
第13章「Webサービス・デプロイのテスト」
第14章「J2EE Webサービス・クライアントのアセンブル」
第15章「J2SE Webサービス・クライアントのアセンブル」
第16章「JAX-RPCハンドラの概要」
第17章「SOAPヘッダーの処理」
第18章「WebServicesAssemblerの使用方法」
第19章「Webサービスのパッケージ化およびデプロイ」
付録A「Webサービス・クライアントのAPIおよびJAR」
付録B「WSDL 1.1 APIのOracle実装」
付録C「oracle-webservices.xmlデプロイメント・ディスクリプタ・スキーマ」
付録D「service-ref-mappingスキーマ」
付録E「エラー・メッセージ接頭辞」
付録F「トラブルシューティング」
付録G「サード・パーティ・ライセンス」
次の各項に、このマニュアルの本文に出現するドキュメントへの参照をリストします。
Java 2 Platform Enterprise Edition(J2EE)、バージョン5(1.5)API仕様
Java 2 Platform Enterprise Edition(J2EE)、バージョン1.4 API仕様
J2EEデプロイメント・ディスクリプタ用XMLスキーマでは、Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)1.4以降の仕様で記述されたJ2EEデプロイメント・ディスクリプタで使用されるドキュメン書式がリストされています。
J2EEクライアント・スキーマでは、J2EE Webサービス・クライアント用のXSDが提供されています。
http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/j2ee_web_services_client_1_1.xsd
WebアプリケーションおよびWebサービスを構築するためのJava API for XML-based RPC(JAX-RPC)。この機能には、SOAP 1.1仕様に基づいたXMLベースのRPC機能が組み込まれています。
Javaサーブレット2.4仕様
http://www.jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr154/index.html
独自のデプロイメント・ディスクリプタを含む承認済のOC4Jスキーマのリストは、次のとおりです。
OC4J上で稼働するUDDI V2.0のOracle実装
http://www.oracle.com/technology/tech/webservices/htdocs/uddi/index.html
『Oracle Database JPublisherユーザーズ・ガイド』
SOAP 1.1および1.2仕様(メイン・ページ)
SOAP 1.1仕様
仕様
SOAP 1.1メッセージ・エンコーディング
SOAP 1.1バインディング・スキーマ
http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/2003-02-11.xsd
SOAP 1.2バインディング・スキーマは、ターゲットの名前空間が次のサイトの記載内容となる点を除いてSOAP 1.1バインディング・スキーマと同じです。
SOAP 1.2仕様
SOAP 1.2 Part 1: Primer
SOAP 1.2 Part 1: Messaging Format
SOAP 1.2 Part 2 Recommendation(Adjuncts)
HTTPトランスポート(SOAP 1.2対応)
SOAPバインディング・スキーマ
SOAPスキーマの「fault code」要素の定義
Web Services Description Language(WSDL)仕様
Universal Description, Discovery, and Integration仕様
主要トランスポート・アルゴリズム
RSA-1_5
RSA-OAEP-MGF1P
署名キー
このマニュアルでは、次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://otn.oracle.co.jp/document/
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.co.jp/education/
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.co.jp
http://otn.oracle.co.jp
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |