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Oracle Application Development Framework Forms/4GL開発者のための開発者ガイド
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34 ADFアプリケーションのデプロイ

この章では、ADFを使用するアプリケーションをOracle Application ServerおよびJBoss、WebLogic、WebSphereなどのサード・パーティ・アプリケーションにデプロイする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

34.1 ADFアプリケーションのデプロイの概要

デプロイは、アプリケーション・ファイルをアーカイブ・ファイルとしてパッケージ化し、ターゲット・アプリケーション・サーバーに転送するプロセスです。ADFアプリケーションのデプロイは、標準のJ2EEアプリケーションのデプロイと少しだけ違います。

JDeveloperは次のデプロイ・オプションをサポートしています。

データソースへの接続

アプリケーションで使用するデータソース(データベースなど)を参照するデータソースをJDeveloperで構成する必要があります。

ADFランタイム・ライブラリ

サード・パーティ・アプリケーション・サーバー(JBoss、WebLogic、WebSphereなど)にデプロイする場合、サーバーにADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。詳細は、34.12項「サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

Oracle Application Serverの場合、ADFランタイム・ライブラリはすでにインストールされています。

標準のパッケージ化

必要なすべてのファイルを用意したら、アプリケーション用のファイルを標準的な方法でデプロイ用にパッケージ化します。EARファイル、WARファイルまたはJARファイルが作成されます。

アプリケーションをデプロイする準備ができたら、様々なツールを使用してデプロイできます。JDeveloperからほとんどのアプリケーション・サーバーにデプロイできます。アプリケーション・サーバーのベンダーが提供するツールを使用することもできます。ツールについては、この章の各アプリケーション・サーバーの項で説明します。

34.2 デプロイ手順

アプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。

手順1: ターゲット・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール

手順2: ターゲット・アプリケーション・サーバーへの接続の作成

手順3: JDeveloperプロジェクト用のデプロイメント・プロファイルの作成

手順4: デプロイメント・ディスクリプタの作成

手順5: ADFに必要な追加構成タスクの実行

手順6: アプリケーション・サーバー固有の構成の実行

手順7: アプリケーションのデプロイ


手順1: ターゲット・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール

ADFアプリケーションをサード・パーティ・アプリケーション・サーバーにデプロイする場合は、この手順を実行する必要があります。Oracle Application ServerまたはスタンドアロンOC4Jにデプロイする場合はオプションです。インストール手順は、34.12項「サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

ADF Facesコンポーネントを含むJSFアプリケーションには、次の追加デプロイ要件があります。

手順2: ターゲット・アプリケーション・サーバーへの接続の作成

JDeveloperで、アプリケーションのデプロイ先のアプリケーション・サーバーへの接続を作成します。ターゲット・アプリケーション・サーバーがWebSphereの場合、JDeveloperではWebSphereへの接続を作成できないため、この手順を省略できます。WebSphereの場合は、WebSphereコンソールを使用してアプリケーションをデプロイします。詳細は、34.9項「WebSphereへのデプロイ」を参照してください。

アプリケーション・サーバーへの接続の作成方法:

  1. 接続ナビゲータで、「アプリケーション・サーバー」を右クリックし、「アプリケーション・サーバー接続の作成」を選択します。アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードが表示されます。

  2. 「次へ」をクリックして、「タイプ」ページに進みます。

  3. 「タイプ」ページで次のことを実行します。

    • 接続の名前を指定します。

    • 「接続タイプ」リスト・ボックスで、アプリケーション・サーバーのタイプを選択します。次のアプリケーション・サーバーにADFアプリケーションをデプロイできます。

      • スタンドアロンOC4J 10.1.3

      • Oracle Application Server(10.1.2または10.1.3)

      • WebLogic Server(8.xまたは9.x)

      • JBoss 4.0.x

      • Tomcat 5.x

    • 「次へ」をクリックします。

  4. アプリケーション・サーバーとしてTomcatを選択した場合は、「Tomcatディレクトリ」ページが表示されます。指示に従ってTomcatのwebappsディレクトリを入力し、「次へ」をクリックします。これがTomcatサーバーの最後の構成画面です。

  5. アプリケーション・サーバーとしてJBossを選択した場合は、「JBossディレクトリ」ページが表示されます。指示に従ってJBossのdeployディレクトリを入力し、「次へ」をクリックします。これがJBossサーバーの最後の構成画面です。

  6. 「認証」ページで、アプリケーション・サーバーの管理者ユーザーに対応するユーザー名とパスワードを入力します。「次へ」をクリックします。

  7. 「接続」ページで、サーバー・インスタンスを指定し、接続を構成します。「次へ」をクリックします。

  8. 「テスト」ページで、接続をテストします。接続できなかった場合は、ウィザードの前のページに戻って、構成を修正します。

    WebLogicを使用している場合、接続のテスト時に次のエラーが表示される場合があります。

    Class Not Found Exception - weblogic.jndi.WLInitialContextFactory

    この例外は、weblogic.jarがJDeveloperのクラスパスにない場合に発生します。この例外を無視して、デプロイを続行できます。

  9. 「終了」をクリックします。

手順3: JDeveloperプロジェクト用のデプロイメント・プロファイルの作成

デプロイメント・プロファイルは、プロジェクトまたはアプリケーションのデプロイを管理するプロジェクト・コンポーネントです。デプロイメント・プロファイルでは、作成されるアーカイブ・ファイルのフォーマットと内容を指定します。

デプロイメント・プロファイルの作成方法:

  1. アプリケーション・ナビゲータで、プロファイルを作成するプロジェクトを選択します。

  2. 「ファイル」「新規」を選択して、新規ギャラリを開きます。

  3. 「カテゴリ」ツリーで「General」を展開し、「Deployment Profiles」を選択します。

  4. 「項目」リストで、プロファイル・タイプを選択します。ADFアプリケーションの場合、「項目」リストから次の1つを選択します。

    • WARファイル

    • EARファイル

    ADF Business Componentsを使用している場合は、「ビジネス・コンポーネント・アーカイブ」も選択する必要があります。

    必要な項目が見つからないか有効になっていない場合は、正しいプロジェクトを選択したことを確認し、「フィルタ方法」ドロップダウン・リストで「すべてのテクノロジ」を選択します。

    「OK」をクリックします。

  5. 「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログでデプロイメント・プロファイルの名前と場所を指定し、「OK」をクリックします。

    プロジェクトにプロファイル<name>.deployが追加され、その「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログが表示されます。

  6. 左ペインで項目を選択すると、右ペインにダイアログのページが表示されます。ダイアログのページでプロパティ値を設定して、プロファイルを構成します。

    通常はデフォルトの設定値を受け入れます。J2EEコンテキスト・ルート(左ペインで「General」を選択)を変更しなければならない場合があります。デフォルトでは、プロジェクト名に設定されています。ユーザーに違う名前でアプリケーションにアクセスさせる場合は、この名前を変更する必要があります。JAZNを使用した認証でカスタムのJAAS LoginModuleを使用している場合は、コンテキスト・ルート名によって、JAAS LoginModuleの検索に使用されるアプリケーション名も定義されます。

  7. 「OK」をクリックして、ダイアログを終了します。

  8. ファイルを保存して、すべての変更を保持します。

デプロイメント・プロファイルを表示または編集するには、ナビゲータでプロファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択するか、ナビゲータでプロファイルをダブルクリックします。「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログが表示されます。

手順4: デプロイメント・ディスクリプタの作成

デプロイメント・ディスクリプタは、アプリケーションのデプロイ構成を定義するサーバー構成ファイルで、必要に応じてJ2EEアプリケーションとともにデプロイされます。プロジェクトに必要なデプロイメント・ディスクリプタは、プロジェクトが使用しているテクノロジとターゲット・アプリケーション・サーバーのタイプによって異なります。デプロイメント・ディスクリプタは、ソース・ファイルとして作成および編集できるXMLファイルですが、JDeveloperは、ほとんどのディスクリプタ・タイプについて、プロパティの表示と設定に使用できるダイアログを備えています。

標準のJ2EEデプロイメント・ディスクリプタ(application.xmlweb.xmlなど)に加えて、ターゲット・アプリケーション・サーバーに固有のデプロイメント・ディスクリプタも使用できます。たとえば、Oracle Application Serverにデプロイする場合は、orion-application.xmlorion-web.xmlおよびorion-ejb-jar.xmlを使用できます。

デプロイメント・ディスクリプタの作成方法:

  1. アプリケーション・ナビゲータで、ディスクリプタを作成するプロジェクトを選択します。

  2. 「ファイル」「新規」を選択して、新規ギャラリを開きます。

  3. 「カテゴリ」ツリーで「General」を展開し、「デプロイメント・ディスクリプタ」を選択します。

  4. 「項目」リストでディスクリプタのタイプを選択し、「OK」をクリックします。

    必要な項目が見つからない場合は、正しいプロジェクトを選択したことを確認し、「フィルタ方法」ドロップダウン・リストで「すべてのテクノロジ」を選択します。必要な項目が有効になっていない場合は、プロジェクトにそのタイプのディスクリプタがすでに存在していないことを確認します。1つのプロジェクトで使用できるディスクリプタのインスタンスは1つだけです。

    選択したデプロイメント・ディスクリプタのタイプによって、デプロイメント・ディスクリプタの作成ウィザードが起動するか、エディタ・ペインにファイルが開きます。


注意:

EARファイルの場合は、1つのアプリケーションまたはワークスペースに複数のデプロイメント・ディスクリプタを作成しないでください。これらのファイルはプロジェクトに割り当てられますが、ワークスペース・スコープがあります。アプリケーションまたはワークスペースの複数のプロジェクトが同じデプロイメント・ディスクリプタを使用すると、起動されたプロジェクトに属するディスクリプタが他のディスクリプタより優先されます。この制約は、application.xmldata-sources.xmljazn-data.xmlおよびorion-application.xmlに適用されます。

デプロイメント・ディスクリプタのプロパティの表示または変更方法:

  1. アプリケーション・ナビゲータで、デプロイメント・ディスクリプタを右クリックして、「プロパティ」を選択します。ポップアップ・メニューに「プロパティ」項目がない場合は、ディスクリプタをソース・ファイルとして編集する必要があります。ポップアップ・メニューから「開く」を選択して、XMLエディタ・ウィンドウにプロファイルを開きます。

  2. 左ペインで項目を選択すると、右ペインにダイアログのページが表示されます。ダイアログのページでプロパティ値を設定して、ディスクリプタを構成します。

  3. 終了したら「OK」をクリックします。

デプロイメント・ディスクリプタをXMLファイルとして編集する方法:

手順5: ADFに必要な追加構成タスクの実行

アプリケーションでADF Facesコンポーネントを使用する場合は、J2EEデプロイメント・ディスクリプタにADF Facesのエントリが含まれ、アーカイブ・ファイル(通常はWARファイル)にADFとJSFの構成ファイルが含まれていることを確認します。アプリケーションでADF Facesコンポーネントを作成すると、JDeveloperによって自動的にファイルが作成および構成されます。

WARファイルに次の構成ファイルとライブラリ・ファイルが含まれていることをチェックします。

12.2項「データ・コントロール・パレットの使用」で説明したようにADFのデータ・バインドされたUIコンポーネントを使用している場合は、DataBindings.cpxファイルがあることを確認します。ファイルの詳細は、12.3項「DataBindings.cpxファイルでの作業」を参照してください。

JSFアプリケーションの一般的なWARディレクトリの構造は次のとおりです。

MyApplication/
  JSF pages
  WEB-INF/
    configuration files (web.xml, faces-config.xml etc)
    tag library descriptors (optional)
    classes/
      application class files
      Properties files
    lib/
      commons-beanutils.jar
      commons-collections.jar
      commons-digester.jar
      commons-logging.jar
      jsf-api.jar
      jsf-impl.jar
      jstl.jar
      standard.jar

手順6: アプリケーション・サーバー固有の構成の実行

アプリケーションをターゲット・アプリケーション・サーバーにデプロイする前に、ベンダー固有の構成が必要な場合があります。この章の各アプリケーション・サーバーの項を参照してください。

手順7: アプリケーションのデプロイ


注意:

WebLogic 8.1を実行している場合は、34.8.3項「WebLogic 8.1のデプロイに関する注意点」を参照してください。

JDeveloperからターゲット・アプリケーション・サーバーへのデプロイ方法:

デプロイメント・プロファイルを使用して、アーカイブ・ファイル(EAR、WARまたはJARファイル)のみを作成することもできます。その後、ターゲット・アプリケーション・サーバーが提供するツールを使用して、アーカイブ・ファイルをデプロイできます。アーカイブ・ファイルの作成方法は次のとおりです。

手順8: アプリケーションのテスト

アプリケーションは、デプロイが完了したら、アプリケーション・サーバーからテストすることができます。アプリケーションをテストするには、ブラウザ・ウィンドウを開き、次のタイプのURLを入力します。


注意:

Facesページの場合に/facesをURL内で指定する必要があるのは、Facesサーブレットと関連付けられる/facesのURLパターンを使用するようにJDeveloperがweb.xmlファイルを構成するためです。Facesサーブレットは、そのリクエスト単位処理を実行し、URL内の/faces部を取り除いた後、JSPに転送します。URL内で/facesを指定しないと、Facesサーブレットが関与しないため(URLパターンが一致しないため)、JSPは必要なJSFリクエスト単位処理なしで実行されます。

34.3 デプロイ方法

表34-1に、アプリケーションのデプロイおよびデプロイ・サイクル中に使用できる一般的なデプロイ方法を示します。表では、開発環境でのデプロイから本番環境のデプロイまでの順序でデプロイ方法をリストしています。本番環境では、システム管理者がスクリプト・ツールを使用してアプリケーションをデプロイする可能性があります。

表34-1 デプロイ方法

デプロイ方法 使用するとき

JDeveloperから直接デプロイ

この方法は、通常アプリケーションをデプロイするときに使用されます。

アプリケーションを開発している場合、テストのために手早くデプロイする必要があります。編集プロセスとデプロイ・プロセスを何度も繰り返す必要があるからです。

JDeveloperには、アプリケーションを実行してテストできる、埋込みOC4Jサーバーが付属しています。外部アプリケーション・サーバーにもアプリケーションをテプロイして、テストする必要があります。

EARファイルにデプロイし、ターゲット・アプリケーション・サーバーのデプロイ用ツールを使用

この方法は、通常テスト環境のアプリケーション・サーバーにアプリケーションをデプロイしてテストする準備ができている場合に使用します。テスト・サーバーでは、開発サーバーでは使用できない機能(LDAPやOracleASシングル・サインオンなど)をテストできます。

テスト環境を使用して、デプロイメント・スクリプトを開発することもできます。スクリプトにはAntを含めることができます。

スクリプトを使用してアプリケーションをデプロイ

この方法は、通常テストおよび本番環境で使用します。本番環境では、通常システム管理者がスクリプトを実行して、アプリケーションをデプロイします。


34.4 Antを使用したアプリケーションのデプロイ

Antを使用して、アプリケーションをパッケージ化し、デプロイすることもできます。Antのデプロイメント・コマンドを含むbuild.xmlファイルは、ターゲット・アプリケーション・サーバーによって異なります。

Antを使用したOracle Application Serverへのデプロイの詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「OC4J Antタスクによるデプロイ」を参照してください。この章では、Antを使用してOracle Application Serverにデプロイする方法について詳しく説明しています。オラクル社は、Oracle Application Serverに固有のAntタスクを提供しています。

他のアプリケーション・サーバーへのデプロイについては、アプリケーション・サーバーのマニュアルを参照してください。アプリケーション・サーバーが特定のAntタスクを提供していない場合は、汎用Antタスクを使用できる可能性があります。たとえば、汎用のearタスクによってEARファイルが作成されます。

Antの詳細は、http://ant.apache.orgを参照してください。

34.5 SRDemoアプリケーションのデプロイ

SRDemoアプリケーションには、BuildAndDeployと呼ばれるプロジェクトがあります。このプロジェクトには、EARおよびWARデプロイメント・プロファイルと、アプリケーションのビルドに使用できるAntスクリプトが含まれています。デプロイメント・プロファイルは、アプリケーション・ワークスペースのプロジェクトから適切なファイルを取り出し、EARファイルとWARファイルをビルドします。ターゲット・アプリケーション・サーバーにはEARファイルまたはWARファイルをデプロイできます。(アプリケーション・サーバーへの接続を作成した場合は、JDeveloperからアプリケーション・サーバーに直接デプロイできます。)

デプロイメント・プロファイルのプロパティを表示するには、デプロイメント・プロファイルを右クリックし、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

SRDemoアプリケーションには、UserInterface/src/META-INF/SRDemo-jazn-data.xmlファイルもあります。ファイルには、アプリケーションを埋込みOC4Jサーバーですぐに使用できるように、複数のユーザー名とパスワードが含まれています。このファイルはEARファイルでは配布されません。アプリケーションを外部のアプリケーション・サーバーにデプロイする場合は、ターゲット・アプリケーション・サーバーに対応する資格証明ストアを設定する必要があります。

アプリケーションを複数のアプリケーション・サーバーにデプロイする場合は、各ターゲット・アプリケーション・サーバーに個別のデプロイメント・プロファイルを作成できます。これで、ターゲットごとにプロパティを個別に構成できます。

34.6 Oracle Application Serverへのデプロイ

ここでは、Oracle Application Serverに固有のデプロイの詳細を説明します。

34.6.1 サポートされているOracle Application Serverのバージョン

表34-2に、サポートされているOracle Application Serverのバージョンを示します。

表34-2 Oracle Application Serverのサポート対応表

Oracle Application Serverのバージョン JDKのバージョン J2EEのバージョン

リリース3(10.1.3)

1.5_05

1.4

リリース2(10.1.2)

1.4

1.3


34.6.2 Oracle Application Serverリリース2(10.1.2)へのデプロイに関する注意点

Oracle Application Serverリリース2(10.1.2)にデプロイする場合、ADFアプリケーションを実行する前に、追加手順を実行する必要があります。

  • このバージョンのOracle Application ServerはJDK 1.4をサポートしています。つまり、JDK 1.5ではなくJDK 1.4でアプリケーションをビルドするようにJDeveloperを構成する必要があります。詳細は、34.11項「JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーへのデプロイ」を参照してください。

  • アプリケーション・サーバーにADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。リリース2(10.1.2)に付属のADFランタイム・ライブラリをアップグレードする必要があるためです。ADFランタイム・ライブラリのインストールについては、34.12.1項「JDeveloperからのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

  • Oracle Application Serverリリース2(10.1.2)はJ2EE 1.3をサポートしていますが、JDeveloper 10.1.3はJ2EE 1.4をサポートしています。このため、J2EE 1.3コンポーネントを使用している場合、JDeveloperによってそのバージョンに適した構成ファイルが作成されていることを確認する必要があります。J2EE 1.3と1.4の構成ファイルは異なります。

    表34-3に、J2EE 1.3に準拠するために必要な構成ファイルと、適切なバージョンのファイルを生成するためのJDeveloperの構成方法を示します。

    表34-3 J2EE 1.3準拠の構成ファイルを生成するためのJDeveloperの構成方法

    構成ファイル 適切なバージョンのファイルを生成するためのJDeveloperの構成方法

    application.xml

    web.xml

    1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択します。

    2. 「ファイル」「新規」を選択して、新規ギャラリを表示します。

    3. 「カテゴリ」「General」を展開し、「デプロイメント・ディスクリプタ」を選択します。

    4. 「項目」「J2EEデプロイメント・ディスクリプタ・ウィザード」を選択し、「OK」をクリックします。

    5. ウィザードで「次へ」をクリックし、「ディスクリプタの選択」ページを表示します。

    6. 「ディスクリプタの選択」ページで「application.xml」(または「web.xml」)を選択し、「次へ」をクリックします。

    7. 「バージョンを選択」ページで「1.3」web.xmlを構成している場合は「2.3」)を選択し、「次へ」をクリックします。

    8. サマリー・ページで「終了」をクリックします。

    orion-application.xml

    data-sources.xml

    oc4j-connectors.xml

    1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択します。

    2. 「ファイル」「新規」を選択して、新規ギャラリを表示します。

    3. 「カテゴリ」「General」を展開し、「デプロイメント・ディスクリプタ」を選択します。

    4. 「項目」「OC4Jデプロイメント・ディスクリプタ・ウィザード」を選択し、「OK」をクリックします。

    5. ウィザードで「次へ」をクリックし、「ディスクリプタの選択」ページを表示します。

    6. 「ディスクリプタの選択」ページで構成するファイルを選択し、「次へ」をクリックします。

    7. 「バージョンを選択」ページで適切なバージョンを選択し、「次へ」をクリックします。

      orion-application.xmlの場合は、「1.2」を選択します。

      data-sources.xmlの場合は、「1.0」を選択します。

      oc4j-connectors.xmlの場合は、「10.0」を選択します。

    8. サマリー・ページで「終了」をクリックします。


34.6.3 Oracle Application Serverへのデプロイ方法

JDeveloperからアプリケーションを直接デプロイせずに、JDeveloperを使用してアーカイブ・ファイルを作成し、そのアーカイブ・ファイルを次の方法でデプロイできます。

  • Application Server Controlコンソールを使用。詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「Application Server Controlコンソールによるデプロイ」を参照してください。

  • admin_client.jarを使用。詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「admin_client.jarユーティリティによるデプロイ」を参照してください。

『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』にはOracle Application Serverドキュメント・ライブラリからアクセスできます。

34.6.4 テスト環境のOracle Application Serverへのデプロイ(自動デプロイ)

本番環境ではないスタンドアロンOC4J環境にデプロイしている場合は、アプリケーションが自動的にデプロイされるようにOC4Jを構成できます。この方法は、本番環境には使用しないでください。

詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「OC4Jでのオートデプロイ」を参照してください。

34.6.5 クラスタ・トポロジのOracle Application Serverへのデプロイ

クラスタ・トポロジにデプロイするには、次のいずれかの方法を使用できます。

  • JDeveloperで、Oracle Application Serverインスタンスの「グループ」にデプロイできます。この場合、Oracle Application Serverへの接続が「シングル・インスタンス」ではなく「グループ」に設定されていることを確認してください。

  • admin_client.jarコマンドライン・ユーティリティを使用できます。このユーティリティでは、1つのコマンドを使用して、クラスタのすべてのノードにアプリケーションをデプロイできます。admin_client.jarは、Oracle Application Server 10.1.3に含まれています。

    詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「admin_client.jarユーティリティによるデプロイ」を参照してください。

34.7 JBossへのデプロイ

ここでは、JBossに固有のデプロイの詳細を説明します。

34.7.1 サポートされているJBossのバージョン

表34-4に、サポートされているJBossのバージョンを示します。

表34-4 JBossのサポート対応表

JBossのバージョン JDKのバージョン J2EEのバージョン

4.0.2

1.5_04

1.4

4.0.3

1.5_04

1.4


34.7.2 JBossへのデプロイに関する注意点

  • ADFを使用するアプリケーションをJBossにデプロイする前に、JBossでADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。詳細は、34.12項「サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

  • JBossのバージョン4.0.3を実行している場合、JBossホームから次のディレクトリを削除する必要があります。これは、JSPおよびADF Facesコンポーネントの実行パフォーマンスを高めるためです。

    • deploy/jbossweb-tomcat55.sar/jsf-lib/

    • tmplogおよびdataディレクトリ(deployディレクトリと同じレベル)

    ディレクトリの削除後、JBossを再起動します。

    これらのディレクトリを削除しないと、実行中に次の例外が発生する可能性があります。

    org.apache.jasper.JasperException
    org.apache.jasper.servlet.JspServletWrapper.service(JspServletWrapper.java:370)
    org.apache.jasper.servlet.JspServlet.serviceJspFile(JspServlet.java:314)
    org.apache.jasper.servlet.JspServlet.service(JspServlet.java:264)
    javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:810)
    com.sun.faces.context.ExternalContextImpl.dispatch(ExternalContextImpl.java:322)
    com.sun.faces.application.ViewHandlerImpl.renderView(ViewHandlerImpl.java:130)
    com.sun.faces.lifecycle.RenderResponsePhase.execute(RenderResponsePhase.java:87)
    com.sun.faces.lifecycle.LifecycleImpl.phase(LifecycleImpl.java:200)
    com.sun.faces.lifecycle.LifecycleImpl.render(LifecycleImpl.java:117)
    javax.faces.webapp.FacesServlet.service(FacesServlet.java:198)
    org.jboss.web.tomcat.filters.ReplyHeaderFilter.doFilter(ReplyHeaderFilter.java:81)
    
    root cause
    
    java.lang.NullPointerException
    javax.faces.webapp.UIComponentTag.setupResponseWriter(UIComponentTag.java:615)
    javax.faces.webapp.UIComponentTag.doStartTag(UIComponentTag.java:217)
    org.apache.myfaces.taglib.core.ViewTag.doStartTag(ViewTag.java:71)
    org.apache.jsp.untitled1_jsp._jspx_meth_f_view_0(org.apache.jsp.untitled1_jsp:84)
    org.apache.jsp.untitled1_jsp._jspService(org.apache.jsp.untitled1_jsp:60)
    org.apache.jasper.runtime.HttpJspBase.service(HttpJspBase.java:97)
    javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:810)
    org.apache.jasper.servlet.JspServletWrapper.service(JspServletWrapper.java:322)
    org.apache.jasper.servlet.JspServlet.serviceJspFile(JspServlet.java:314)
    org.apache.jasper.servlet.JspServlet.service(JspServlet.java:264)
    javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:810)
    com.sun.faces.context.ExternalContextImpl.dispatch(ExternalContextImpl.java:322)
    com.sun.faces.application.ViewHandlerImpl.renderView(ViewHandlerImpl.java:130)
    com.sun.faces.lifecycle.RenderResponsePhase.execute(RenderResponsePhase.java:87)
    com.sun.faces.lifecycle.LifecycleImpl.phase(LifecycleImpl.java:200)
    com.sun.faces.lifecycle.LifecycleImpl.render(LifecycleImpl.java:117)
    javax.faces.webapp.FacesServlet.service(FacesServlet.java:198)
    org.jboss.web.tomcat.filters.ReplyHeaderFilter.doFilter(ReplyHeaderFilter.java:81)
    
  • JDeveloperからJBossにアプリケーションを直接デプロイするには、JDeveloperからターゲットのJBossアプリケーション・サーバーがインストールされているディレクトリにアクセスできなければなりません。つまり、JDeveloperとJBossを同じマシンで実行するか、JDeveloperマシンのネットワーク・ドライブをJBossマシンにマップする必要があります。

    JDeveloperからJBossインストール・ディレクトリのJBOSS_HOME\server\default\deployディレクトリにEARファイルをコピーする必要があるからです。

  • ビジネス・コンポーネント・プロジェクトウィザードで、「SQLスタイル」を「SQL92」に、「型マップ」を「Java」に設定します。ビジネス・コンポーネント・アプリケーションがEJBセッションBeanとしてデプロイされている場合、ADFでエミュレートされたXAデータソース実装を使用するためです。

  • ビジネス・コンポーネントJSPアプリケーションの場合は、ポップアップ・メニューから「EARファイルにデプロイ」を選択し、EARファイルとしてデプロイします。JBossはWARファイルのjava:comp/env/ JNDIネームスペースの下にEJB参照を追加しないため、このアプリケーションは、WARファイルではなくEARファイルにデプロイする必要があります。JDeveloperでJBossサーバーへの接続を設定した場合は、EARファイルをサーバーに直接デプロイできます。

34.7.3 JBossへのデプロイ方法

JDeveloperでJBossサーバーへの接続を設定した場合は、JBossに直接デプロイできます。JDeveloperからデプロイする場合、EARファイルがJBOSS_HOME\server\default\deployディレクトリにコピーされます。JBossは、そのディレクトリで検出されたEARファイルをデプロイします。アプリケーションにアクセスするためにJBossを再起動する必要はありません。

34.8 WebLogicへのデプロイ

ここでは、WebLogicに固有のデプロイの詳細を説明します。

34.8.1 サポートされているWebLogicのバージョン

表34-5に、サポートされているWebLogicのバージョンを示します。

表34-5 WebLogicのサポート対応表

WebLogicのバージョン JDKのバージョン J2EEのバージョン

8.1 SP4

1.4

ADFアプリケーションは、Sun JDKに対しては動作保証されていますが、JRockit JDKに対しては動作保証されていません。

1.3

9.0

1.5

1.4


34.8.2 WebLogicのバージョン8.1と9.0のデプロイに関する注意点

  • ADFを使用するアプリケーションをWebLogicにデプロイする前に、WebLogicでADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。詳細は、34.12項「サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

  • アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードで「接続のテスト」をクリックすると、次の例外が表示されることがあります。

    Class Not Found Exception - weblogic.jndi.WLInitialContextFactory

    この例外は、weblogic.jarがJDeveloperのクラスパスにない場合に発生します。この例外を無視して、デプロイを続行できます。

  • 大きなEARファイルをデプロイしようとすると、JDeveloperで例外が発生することがあります。この場合は、サーバー・コンソールを使用してアプリケーションをデプロイしてください。

34.8.3 WebLogic 8.1へのデプロイに関する注意点

  • このバージョンのWebLogicはJDK 1.4をサポートしています。つまり、JDK 1.5ではなくJDK 1.4(WebLogicが提供するJDKなど)でアプリケーションをビルドするようにJDeveloperを構成する必要があります。詳細は、34.11項「JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーへのデプロイ」を参照してください。

  • WebLogic 8.1はJ2EE 1.3にのみ準拠しています。このため、J2EE 1.3に準拠するapplication.xmlファイルを作成する必要があります。JDeveloperでこのファイルを作成するには、次のように選択します。

    1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択します。

    2. 「ファイル」「新規」を選択して、新規ギャラリを表示します。

    3. 「カテゴリ」「General」を展開し、「デプロイメント・ディスクリプタ」を選択します。

    4. 「項目」「J2EEデプロイメント・ディスクリプタ・ウィザード」を選択し、「OK」をクリックします。

    5. ウィザードで「次へ」をクリックし、「ディスクリプタの選択」ページを表示します。

    6. 「ディスクリプタの選択」ページで「application.xml」を選択し、「次へ」をクリックします。

    7. 「バージョンを選択」ページで「1.3」を選択し、「次へ」をクリックします。

    8. サマリー・ページで「終了」をクリックします。

  • 同様に、web.xmlは、J2EE 1.3(サーブレット2.3およびJSP 1.2に対応)に準拠している必要があります。JDeveloperでこのファイルを作成するには、上述の手順に従いますが、「ディスクリプタの選択」ページでは「web.xml」を、「バージョンを選択」ページでは「2.3」を選択します。

  • アプリケーションでStrutsを使用している場合は、まずバージョン2.3でweb.xmlファイルを作成し、その後必要なStruts構成ファイルを作成します。順番を逆にすると(Struts構成ファイルを先に作成)、web.xmlファイルが作成されていない場合、このファイルがStruts構成ファイルによって作成されますが、J2EE 1.4用のファイルが作成されるため、WebLogic 8.1では機能しません。

34.8.4 WebLogic 9.0へのデプロイに関する注意点

  • JDeveloperからWebLogic 9.0にデプロイしている場合は、WebLogicコンソールで、HTTPトンネリング・プロパティが有効になっていることを確認してください。このプロパティは、「Servers」→「ServerName」→「Protocols」の下にあります。ServerNameは、WebLogicサーバーの名前です。

34.8.5 WebLogicへのデプロイ方法

JDeveloperでWebLogicサーバーへの接続を設定した場合は、WebLogicに直接デプロイできます。

WebLogicコンソール(例: http://<weblogic_host:port>/console/)を使用してデプロイできます。

34.9 WebSphereへのデプロイ

ここでは、WebSphereに固有のデプロイの詳細を説明します。

34.9.1 サポートされているWebSphereのバージョン

表34-6に、サポートされているWebSphereのバージョンを示します。

表34-6 WebSphereのサポート対応表

WebSphereのバージョン JDKのバージョン J2EEのバージョン

6.0.1

1.4.2

1.4


34.9.2 WebSphereへのデプロイに関する注意点

  • このバージョンのWebSphereはJDK 1.4をサポートしています。つまり、JDK 1.5ではなくJDK 1.4でアプリケーションをビルドするようにJDeveloperを構成する必要があります。詳細は、34.11項「JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーへのデプロイ」を参照してください。

  • ADFを使用するアプリケーションをWebSphereにデプロイする前に、WebSphereでADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。詳細は、34.12.2項「ADFアプリケーションを実行するようにWebSphere 6.0.1を構成」を参照してください。JDeveloperはWebSphereアプリケーション・サーバーに接続できません。このため、ADF実行時ライブラリを手動でインストールする必要があります。

  • デプロイするADFアプリケーションのweb.xmlファイルに次の行があることを確認してください。

    <servlet>
      <servlet-name>jsp</servlet-name>
      <servlet-class>com.ibm.ws.webcontainer.jsp.servlet.JspServlet</servlet-class>
    </servlet>
    
  • デプロイ用にデータソースと他の変数を構成する必要があります。アプリケーションの作成時に使用した正しいデータソース名、JNDI名、URLなどを使用してください。

  • アプリケーションのデプロイ後、アプリケーションのSQLスタイルと型マップに応じて、ADFアプリケーションに適した共有ライブラリ参照を追加する必要があります。共有ライブラリは、手順5で作成しました。

34.9.3 WebSphereへのデプロイ方法

WebSphereコンソール(例: http://<websphere_host:port>/ibm/console/)を使用してデプロイできます。

34.10 Tomcatへのデプロイ

ここでは、Tomcatに固有のデプロイの詳細を説明します。

34.10.1 サポートされているTomcatのバージョン

表34-7に、サポートされているTomcatのバージョンを示します。

表34-7 Tomcatのサポート対応表

Tomcatのバージョン JDKのバージョン J2EEのバージョン

5.5.9

1.5

1.4


34.10.2 Tomcatへのデプロイに関する注意点

  • ADFを使用するアプリケーションをTomcatにデプロイする前に、TomcatでADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。詳細は、34.12項「サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール」を参照してください。

  • ADFランタイム・ライブラリのインストール後、ファイル名をTOMCAT_HOME/common/jlib/bc4jdomgnrcからbc4jdomgnrc.jarに変更します(ファイル名に.jar拡張子を追加)。このファイルは、Java型マッピングを使用するユーザーに必要です。

  • アプリケーションはJDeveloperからTomcatにデプロイすることも(Tomcatサーバーへの接続を設定した場合)、Tomcatコンソールを使用してデプロイすることもできます。

34.11 JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーへのデプロイ

JDK 1.4を使用するアプリケーション・サーバーにデプロイしている場合、JDK 1.4を使用してアプリケーションをビルドするようにJDeveloperを構成する必要があります。デフォルトでは、JDeveloper 10.1.3はJDK 1.5を使用します。JDK 1.5でアプリケーションをビルドし、JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーで実行すると、クラス・バージョンがサポートされていないことを示すエラーが発生する可能性があります。

JDK 1.4をサポートするアプリケーション・サーバーには、Oracle Application Serverリリース2(10.1.2)、WebLogic 8.1、WebSphereなどがあります。

JDK 1.4を使用してプロジェクトをビルドするようにJDeveloperを構成する方法:

  1. JDeveloperを実行するマシンにJ2SE 1.4をインストールします。

  2. インストールしたJ2SE 1.4でJDeveloperを構成します。

    1. JDeveloperで、「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。「ライブラリの管理」ダイアログが表示されます。

    2. 「ライブラリの管理」ダイアログで「J2SE定義」タブを選択します。

    3. 右側の「J2SE実行可能プログラム」フィールドの「参照」ボタンをクリックし、J2SE_1.4/bin/java.exeファイルに移動します。J2SE_1.4は、J2SE 1.4をインストールしたディレクトリです。

    4. 「OK」をクリックします。

  3. J2SE 1.4を使用するようにプロジェクトを構成します。

    1. プロジェクトの「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの左側で「ライブラリ」を選択します。

    2. 右側で「J2SEバージョン」フィールドの「変更」ボタンをクリックします。「J2SE定義の編集」ダイアログが表示されます。

    3. 「J2SE定義の編集」ダイアログの右側にある「ユーザー」の下で「1.4」を選択します。

    4. 「J2SE定義の編集」ダイアログで「OK」をクリックします。

    5. 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで「OK」をクリックします。

34.11.1 埋込みOC4JからJDK 1.4への切替え

埋込みOC4Jサーバーを使用してOracle JDeveloper 10.1.3アプリケーションを実行する場合、該当するアプリケーションはJDK 1.5用に構成されています。JDK 1.4に切り替えようとすると、JSPコンパイル・エラーになります。これに対処するには、JDK 1.4を使用してOC4Jを再起動するときに、該当するアプリケーション・ファイルを強制的に再コンパイルする必要があります。JDK 1.4に合せて埋込みOC4Jを構成する方法は次のとおりです。

  1. 前述の手順に従ってJDeveloper 10.1.3.4を構成します。

  2. 埋込みOC4Jサーバーのインスタンスを停止します。

  3. 次のディレクトリを削除します。

    ORACLE_HOME/j2ee/instance/application-deployments

  4. 埋込みサーバーを再度起動します。

34.12 サード・パーティ・アプリケーション・サーバーでのADFランタイム・ライブラリのインストール

ADFを使用するアプリケーションをサード・パーティのアプリケーション・サーバーにデプロイする前に、それらのアプリケーション・サーバーにADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。ウィザードを使用するか手動でインストールします。

34.12.1 JDeveloperからのADFランタイム・ライブラリのインストール

選択したアプリケーション・サーバーにJDeveloperからADFランタイム・ライブラリをインストールできます。サポートされているアプリケーション・サーバーは、「ツール」→「ADF Runtime Installer」サブメニューを選択すると表示されます。

WebSphereの場合、ライブラリを手動でインストールする必要があります。詳細は、34.12.2項「ADFアプリケーションを実行するようにWebSphere 6.0.1を構成」を参照してください。

JDeveloperからのADFランタイム・ライブラリのインストール方法:

  1. ターゲット・アプリケーション・サーバーのすべてのインスタンスを停止します。

  2. (WebLogicのみ)WebLogicドメインがない場合は新しく作成します。このドメインにADFランタイム・ライブラリをインストールします。

    WebLogicでのドメインの作成手順は次のとおりです。


    注意:

    ドメインは、SunのJDKを使用するように構成する必要があります。

    WebLogic 8.1でのドメインの作成手順:

    1. 「スタート」メニューから「すべてのプログラム」→「BEA WebLogic Platform 8.1」→「Configuration Wizard」を選択します。Configurationウィザードが起動します。

    2. 「Create or Extend a Configuration」ページで、「Create a new WebLogic Configuration」を選択します。「Next」をクリックします。

    3. 「Select a Configuration Template」ページで、「Basic WebLogic Server Domain」を選択します。「Next」をクリックします。

    4. 「Choose Express or Custom Configuration」ページで「Express」を選択します。「Next」をクリックします。

    5. 「Configure Administrative Username and Password」ページでユーザー名とパスワードを入力します。「Next」をクリックします。

    6. 「Configure Server Start Mode and Java SDK」ページで、SunのJDKを選択します。「Next」をクリックします。

    7. 「Create WebLogic Configuration」ページで、ドメイン名を変更できます。たとえば、jdevdomainに変更できます。

    WebLogic 9.0でのドメインの作成手順:

    1. 「スタート」メニューから「すべてのプログラム」→「BEA Products」→「Tools」→「Configuration Wizard」を選択します。Configurationウィザードが起動します。

    2. 「Welcome」ページで、「Create a new WebLogic Domain」を選択します。「Next」をクリックします。

    3. 「Select a Domain Source」ページで、「Generate a domain configured automatically to support the following BEA products」を選択します。「Next」をクリックします。

    4. 「Configure Administrator Username and Password」ページでユーザー名とパスワードを入力します。「Next」をクリックします。

    5. 「Configure Server Start Mode and JDK」ページで、SunのJDKを選択します。「Next」をクリックします。

    6. 「Customize Environment and Services Settings」ページで「No」を選択します。「Next」をクリックします。

    7. 「Create WebLogic Domain」ページで、ドメイン名を設定します。たとえば、jdevdomainに設定できます。「Create」をクリックします。

  3. 「ツール」→「ADF Runtime Installer」→「Application_Server_Type」を選択して、ADF Runtime Installerウィザードを起動します。「Application_Server_Type」は、ターゲット・アプリケーション・サーバーのタイプです(Oracle Application Server、WebLogic、JBoss、スタンドアロンOC4Jなど)。

  4. ウィザードのページの指示に従います。ウィザードのページの詳細な手順については、「ヘルプ」をクリックしてください。ウィザードには、次の情報を入力する必要があります。

    • 「ホーム・ディレクトリ」ページでは、ターゲット・アプリケーション・サーバーのホーム・ディレクトリまたはルート・ディレクトリを選択します。

    • (WebLogicのみ)「ドメイン・ディレクトリ」ページでは、ADFライブラリをインストールするWebLogicドメインのホーム・ディレクトリを選択します。このドメインは、手順2で作成しました。

    • 「インストール・オプション」ページで、「ADFラインタイム・ライブラリのインストール」を選択します。

    • サマリー・ページで詳細を確認し、「終了」をクリックします。

  5. (WebLogicのみ)WebLogicの起動時に、WebLogicにADFランタイム・ライブラリが含まれるようにWebLogicのスタートアップ・ファイルを編集します。

    WebLogic 8.1の手順:

    1. 次の手順で編集するWEBLOGIC_HOME\user_projects\domains\jdevdomain\startWebLogic.cmd(またはstartWebLogic.sh)ファイルのバックアップ・コピーを作成します。"jdevdomainは、手順2で作成したドメインの名前です。

    2. startWebLogic.cmd(またはstartWebLogic.sh)ファイルで、set CLASSPATH行の前にcall "setupadf.cmd"行(Windowsの場合)を追加します。

      call "setupadf.cmd"
      set CLASSPATH=%WEBLOGIC_CLASSPATH%;%POINTBASE_CLASSPATH%;
              %JAVA_HOME%\jre\lib\rt.jar;%WL_HOME%\server\lib\webservices.jar;
              %CLASSPATH%
      

      setupadf.cmdスクリプトは、ADF Runtime Installerウィザードによって、WEBLOGIC_HOME\user_projects\domains\jdevdomainディレクトリにインストールされています。

    3. WebLogicを起動するには、ディレクトリをjdevdomainディレクトリに変更し、startWebLogic.cmdを実行します。

      > cd WEBLOGIC_HOME\user_projects\domains\jdevdomain
      > startWebLogic.cmd
      

    WebLogic 9.0の手順:

    1. 次の手順で編集する%DOMAIN_HOME%\bin\setDomainEnv.cmdファイルのバックアップ・コピーを作成します。

      %DOMAIN_HOME%は、startWebLogic.cmd(またはstartWebLogic.sh)ファイルで指定されます。たとえば、ドメインにjdevdomainという名前を付けた場合、%DOMAIN_HOME%は、BEA_HOME\user_projects\domains\jdevdomainとなります。このドメインは、手順2で作成しました。

    2. %DOMAIN_HOME%\bin\setDomainEnv.cmdファイルで、set CLASSPATH行の前にcall "%DOMAIN_HOME%\setupadf.cmd"行を追加します。

      call "%DOMAIN_HOME%\setupadf.cmd"
      set CLASSPATH=%PRE_CLASSPATH%;%WEBLOGIC_CLASSPATH%;%POST_CLASSPATH%;
          %WLP_POST_CLASSPATH%;%WL_HOME%\integration\lib\util.jar;%CLASSPATH%
      
    3. set CLASSPATH行に%CLASSPATH%がない場合は、上に示したように追加してください。

    4. WebLogicを起動するには、ディレクトリを%DOMAIN_HOME%に変更し、startWebLogic.cmdを実行します。

      > cd %DOMAIN_HOME%
      > startWebLogic.cmd
      
  6. (WebLogicのみ)JDeveloperを実行する前に、クラスパスにWebLogicクライアントが含まれるようにJDeveloperを構成します。

    1. 次の手順で編集するJDEVELOPER_HOME\jdev\bin\jdev.confファイルのバックアップ・コピーを作成します。

    2. jdev.confファイルに次の行を追加します。

      AddJavaLibFile <WEBLOGIC_HOME>\server\lib\weblogic.jar
      

      <WEBLOGIC_HOME>を、WebLogicをインストールしたディレクトリのフルパスに置き換えます。

  7. ターゲット・アプリケーション・サーバーを再起動します。WebLogicを実行している場合、サーバーをすでに起動している可能性があります。

複数バージョンのADFランタイム・ライブラリの管理

アプリケーション・サーバーには、異なるバージョンのADFランタイム・ライブラリを含めることができますが、デプロイしたアプリケーションがアクセスできるのは常に1つのバージョン(アクティブ・バージョン)のみです。他のバージョンはアーカイブされます。

ADF Runtime Installerウィザードを使用して、異なるバージョンをアクティブ・バージョンにすることができます。ウィザードの「インストール・オプション」ページで「リストア」オプションを選択します。

34.12.2 ADFアプリケーションを実行するようにWebSphere 6.0.1を構成

WebSphere 6.0.1でADFアプリケーションを実行するには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 次のように、install_adflibs_1013.sh(Windowsでは.cmd)スクリプトを作成します。

    UNIXで実行する場合:

    1. 34.12.2.1項「install_adflibs_1013.shスクリプトのソース」に示すソースをコピーし、ファイルに貼り付けます。ファイルをinstall_adflibs_1013.shとして保存します。

    2. install_adflibs_1013.shで実行権限を有効にします。

      > chmod a+x install_adflibs_1013.sh
      

    Windowsで実行する場合は、34.12.2.2項「install_adflibs_1013.cmdスクリプトのソース」に示すソースをコピーし、ファイルに貼り付けます。ファイルをinstall_adflibs_1013.cmdとして保存します。

    スクリプトは、手順3で実行します。

  2. WebSphereプロセスを終了します。

  3. 次のように、install_adflibs_1013.sh(Windowsでは.cmd)スクリプトを実行して、ADFライブラリをインストールします。

    1. ORACLE_HOME環境変数を、JDeveloperインストールをポイントするように設定します。

    2. WAS_ADF_LIB環境変数を、ADFライブラリ・ファイルのインストール先をポイントするように設定します。通常、インストール先はWebSphereホーム・ディレクトリです。ライブラリ・ファイルは、WAS_ADF_LIB/libディレクトリとWAS_ADF_LIB/jlibディレクトリにインストールされます。

    3. 該当するスクリプトを実行します。<script_dir>は、該当するスクリプトが作成されたディレクトリを指しています。

      > cd <script_dir>
      > install_adflib_1013.sh           // if on Windows, use the .cmd extension
      
  4. WebSphereプロセスを開始します。

  5. WebSphere管理ツールを使用して、新しい共有ライブラリを作成します。アプリケーションに基づいて、次の共有ライブラリの1つを作成します。

    • Oracle SQLスタイルと型マップを使用するアプリケーションの場合は、ADF10.1.3-Oracle共有ライブラリを作成します。

      共有ライブラリの名前をADF10.1.3-Oracleに設定します。

      WAS_ADF_LIB\jlib\bc4jdomgnrc.jarを除く、WAS_ADF_LIB\libWAS_ADF_LIB\jlib内のすべてのJARファイルが含まれるように、クラスパスを設定します。このJARファイルは、汎用型マップに使用されます。

      WAS_ADF_LIBは、WebSphereコンソールで定義されたライブラリとして使用されるディレクトリです。WAS_ADF_LIBにはADFライブラリ・ファイルが含まれます。

    • 非Oracle SQLスタイルと型マップを使用するアプリケーションの場合は、ADF10.1.3-Generic共有ライブラリを作成します。

      共有ライブラリの名前をADF10.1.3-Genericに設定します。

      WAS_ADF_LIB\jlib\bc4jdomgnrc.jarと、bc4jdomorcl.jarを除くWAS_ADF_LIB\lib内のすべてのJARファイルが含まれるようにクラスパスを設定します。WAS_ADF_LIBは、WebSphereコンソールで定義されたライブラリとして使用されるディレクトリです。WAS_ADF_LIBにはADFライブラリ・ファイルが含まれます。

  6. WebSphereの起動用に、Javaコマンドに次のパラメータを追加します。

    -Djavax.xml.transform.TransformerFactory=org.apache.xalan.processor.TransformerFactoryImpl

  7. WebSphereをシャットダウンした後、再起動して、新しいパラメータを有効にします。

34.12.2.1 install_adflibs_1013.shスクリプトのソース

例34-1は、install_adflibs_1013.shスクリプトのソースです。ADFランタイム・ライブラリ・ファイルを手動でWebSphere環境にコピーするかわりに、このスクリプトを使用できます。詳細は、34.12.2項「ADFアプリケーションを実行するようにWebSphere 6.0.1を構成」を参照してください。

install_adflibs_1013.shスクリプトは、UNIX環境用です。Windowsを使用している場合は、34.12.2.2項「install_adflibs_1013.cmdスクリプトのソース」を参照してください。

例34-1 install_adflibs_1013.sh

#!/bin/sh

EXIT=0
if [ "$ORACLE_HOME" = "" ]
  then
    echo "Error: The ORACLE_HOME environment variable must be set before executing this script."
    echo "This should point to your JDeveloper installation directory"
    EXIT=1
fi
if [ "$WAS_ADF_LIB" = "" ];
  then
    echo "Error: The WAS_ADF_LIB environment variable must be set before executing this script."
    echo "This should point to the location where you would like the ADF jars to be copied."
    EXIT=1
fi

if [ "$EXIT" -eq 0 ]
then

if [ ! -d $WAS_ADF_LIB ]; then
  mkdir $WAS_ADF_LIB
fi
if [ ! -d $WAS_ADF_LIB/lib ]; then
  mkdir $WAS_ADF_LIB/lib
fi
if [ ! -d $WAS_ADF_LIB/jlib ]; then
  mkdir $WAS_ADF_LIB/jlib
fi

# Core BC4J runtime
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/adfcm.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/adfm.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/adfmweb.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/adfshare.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jct.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jctejb.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jdomorcl.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jimdomains.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jmt.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/lib/bc4jmtejb.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/jlib/dc-adapters.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/jlib/adf-connections.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

#  Core BC4J jlib runtime
cp $ORACLE_HOME/BC4J/jlib/bc4jdomgnrc.jar $WAS_ADF_LIB/jlib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/jlib/adfui.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/BC4J/jlib/adfmtl.jar $WAS_ADF_LIB/lib/

#  Oracle Home jlib runtime
cp $ORACLE_HOME/jlib/jdev-cm.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/jlib/jsp-el-api.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/jlib/oracle-el.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/jlib/commons-el.jar $WAS_ADF_LIB/lib/

#  Oracle MDS runtime
cp $ORACLE_HOME/jlib/commons-cli-1.0.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/jlib/xmlef.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/mds/lib/mdsrt.jar $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/mds/lib/concurrent.jar $WAS_ADF_LIB/lib/

#  Oracle Diagnostic
cp %ORACLE_HOME%/diagnostics/lib/commons-cli-1.0.jar $WAS_ADF_LIB/lib/

#  SQLJ Runtime
cp $ORACLE_HOME/sqlj/lib/translator.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/sqlj/lib/runtime12.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

#  Intermedia Runtime
cp $ORACLE_HOME/ord/jlib/ordhttp.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/ord/jlib/ordim.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/


#  OJMisc
cp $ORACLE_HOME/jlib/ojmisc.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

#  XML Parser
cp $ORACLE_HOME/lib/xmlparserv2.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

#  JDBC
cp $ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc14.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc14dms.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/lib/dms.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

#  XSQL Runtime
cp $ORACLE_HOME/lib/xsqlserializers.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/lib/xsu12.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/
cp $ORACLE_HOME/lib/xml.jar  $WAS_ADF_LIB/lib/

fi

34.12.2.2 install_adflibs_1013.cmdスクリプトのソース

例34-2は、install_adflibs_1013.cmdスクリプトのソースです。ADFランタイム・ライブラリ・ファイルを手動でWebSphere環境にコピーするかわりに、このスクリプトを使用できます。詳細は、34.12.2項「ADFアプリケーションを実行するようにWebSphere 6.0.1を構成」を参照してください。

install_adflibs_1013.cmdスクリプトは、Windows環境用です。UNIXを使用している場合は、34.12.2.1項「install_adflibs_1013.shスクリプトのソース」を参照してください。

例34-2 install_adflibs_1013.cmd

@echo off
if {%ORACLE_HOME%} =={} goto :oracle_home

if {%WAS_ADF_LIB%} =={} goto :was_adf_lib

mkdir %WAS_ADF_LIB%
mkdir %WAS_ADF_LIB%\lib
mkdir %WAS_ADF_LIB%\jlib

@REM Core BC4J runtime
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\adfcm.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\adfm.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\adfmweb.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\adfshare.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jct.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jctejb.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jdomorcl.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jimdomains.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jmt.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\bc4jmtejb.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\collections.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\lib\adfbinding.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\jlib\dc-adapters.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\jlib\adf-connections.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM Core BC4J jlib runtime
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\jlib\bc4jdomgnrc.jar %WAS_ADF_LIB%\jlib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\jlib\adfui.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\BC4J\jlib\adfmtl.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM Oracle Home jlib runtime
copy %ORACLE_HOME%\jlib\jdev-cm.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\jlib\jsp-el-api.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\jlib\oracle-el.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\jlib\commons-el.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM Oracle MDS runtime
copy %ORACLE_HOME%\jlib\commons-cli-1.0.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\jlib\xmlef.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\mds\lib\mdsrt.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\mds\lib\concurrent.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM Oracle Diagnostic
copy %ORACLE_HOME%\diagnostics\lib\ojdl.jar %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM SQLJ Runtime
copy %ORACLE_HOME%\sqlj\lib\translator.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\sqlj\lib\runtime12.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM Intermedia Runtime
copy %ORACLE_HOME%\ord\jlib\ordhttp.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\ord\jlib\ordim.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM OJMisc
copy %ORACLE_HOME%\jlib\ojmisc.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM XML Parser
copy %ORACLE_HOME%\lib\xmlparserv2.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM JDBC
copy %ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc14.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc14dms.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\lib\dms.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

@REM XSQL Runtime
copy %ORACLE_HOME%\lib\xsqlserializers.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\lib\xsu12.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\
copy %ORACLE_HOME%\lib\xml.jar  %WAS_ADF_LIB%\lib\

goto :end

:oracle_home
@echo Set the ORACLE_HOME pointing to the directory of your 10.1.3 JDeveloper installation.

:was_adf_lib
if {%WAS_ADF_LIB%} =={} @echo Set the WAS_ADF_LIB environment variable pointing to the directory where you would like to install ADF libraries.

:end

34.12.3 ADFランタイム・ライブラリの手動インストール

JDeveloperのADF Runtime Installerウィザードを使用してライブラリをインストールするかわりに、ターゲット・アプリケーション・サーバーにライブラリを手動でインストールすることもできます。

表34-8に、ADFアプリケーションをデプロイする前にアプリケーション・サーバーにコピーする必要があるファイルを示します。表のJDEV_INSTALLは、JDeveloperをインストールしたディレクトリです。

  • JBossの場合、宛先ディレクトリはJBOSS_HOME/server/default/libです。

  • WebLogicの場合、宛先ディレクトリはWEBLOGIC_HOME/ADF/libです。ADFディレクトリを作成し、その下にlibディレクトリとjlibディレクトリを作成する必要があります。

  • Tomcatの場合、宛先ディレクトリはTOMCAT_HOME/common/libです。

表34-8 コピーするADFランタイム・ライブラリ・ファイル

コピーするファイル: メモ

JDEV_INSTALL/BC4J/libから:

  • adfcm.jar

  • adfm.jar

  • adfmweb.jar

  • adfshare.jar

  • bc4jct.jar

  • bc4jctejb.jar

  • bc4jdomorcl.jarまたはbc4jdomgnrc.jar

    注意: アプリケーションのビルドに使用したマッピング・タイプに応じて、どちらか1つが必要です。Oracle型マッピングを使用している場合は、bc4jdomorcl.jarをコピーします。アプリケーションのJava型マッピングを使用してビルドされた場合は、かわりにbc4jdomgnrc.jarをコピーします。bc4jdomgnrc.jarJDEV_INSTALL/BC4J/jlibにあります。

  • bc4jimdomains.jar

  • bc4jmt.jar

  • bc4jmtejb.jar

  • collections.jar

  • adfbinding.jar

ADFランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/BC4J/jlibから:

  • adfmtl.jar

  • bc4jdomgnrc.jar(上の注意を参照)

  • adfui.jar

ADFランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/jlibから:

  • jdev-cm.jar

  • commons-el.jar

  • oracle-el.jar

  • jsp-el-api.jar

JDeveloperランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/jlibから:

  • commons-cli-1.0.jar

  • xmlef.jar

JDEV_INSTALL/mds/libから:

  • mdsrt.jar

  • concurrent.jar

Oracle MDSファイルです。

JDEV_INSTALL/diagnostics/libから:

  • ojdl.jar

Oracle診断ファイルです。

JDEV_INSTALL/jlibから:

  • ojmisc.jar

OJMiscランタイム・ファイルです。

JDEV_INSTALL/libから:

  • xmlparserv2.jar

XMLサポート用です。

JDEV_INSTALL/libから:

  • xml.jar

  • xsqlserializers.jar

  • xsu12.jar

XSQLライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/ord/jlibから:

  • ordhttp.jar

  • ordim.jar

これらのファイルは、interMedia Textサポート用です。interMedia Textは、Oracleデータベースでオーディオ、ドキュメント、イメージおよびビデオ・データを格納、取得、操作する機能です。

JDEV_INSTALL/sqlj/libから:

  • runtime12.jar

  • translator.jar

SQLJランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/jdbc/libから:

  • ojdbc14.jar

  • ojdbc14dms.jar

JDEV_INSTALL/libから:

  • dms.jar

JDBCランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/javacache/libから:

  • cache.jar

Java Cacheランタイム・ライブラリ・ファイルです。

JDEV_INSTALL/BC4J/redistから:

  • webapp.warまたはbc4j.ear

ビジネス・コンポーネントWebアプリケーション・イメージおよびカスケード・スタイル・シートのサポート用です。

Tomcatを実行している場合は、webapp.warファイルをTOMCAT_HOME/webappsディレクトリにコピーします。

JBossを実行している場合は、bc4j.earファイルをJBOSS_HOME/server/default/deployディレクトリにコピーします。


宛先ディレクトリ(これらのファイルのコピー先)は、アプリケーション・サーバーによって異なります。

34.12.3.1 ZIPファイルからのADFランタイム・ライブラリのインストール

ADFランタイム・ライブラリは、OTNからadfinstaller.zipをダウンロードし、次の指示に従ってインストールすることもできます。

ADFランタイム・ライブラリをインストールする方法:

  1. ダウンロードを開始するために、OTN上のJDeveloperダウンロード・ページ(次)に移動します。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/jdev/index.html

    adfinstaller.zipをターゲット・ディレクトリに解凍します。

  2. adfinstaller.propertiesファイル内のDesHome変数を設定し、ターゲットのアプリケーション・サーバーのホーム・ディレクトリを指定します。

    たとえば、次のように入力します。

    Oracle AS: DesHome=c:\\oas1013

    OC4J: DesHome=c:\\oc4j

    JBoss: DesHome=c:\\jboss-4.0.3

    Tomcat: DesHome=c:\\jakarta-tomcat-5.5.9

    WebLogic: DesHome=c:\\bea\weblogic90(サーバーのホーム・ディレクトリはweblogicサブディレクトリ内)

  3. adfinstaller.propertiesファイル内のtype変数を設定し、ADFライブラリのインストール先であるアプリケーション・サーバーのプラットフォームを指定します。OC4J/AS/TOMCAT/JBOSS/WEBLOGICを選択できます。

    たとえば、次のように入力します。

    type=AS

  4. adfinstaller.propertiesファイルのUserHome変数を設定して、ADFを構成するWebLogicドメインを指定します。この設定は、WebLogicの場合にのみ使用され、他のプラットフォームの場合は無視されます。たとえば、次のように入力します。

    UserHome= c:\\bea\weblogic90\\user_projects\\domains\\adfdomain

  5. ターゲット・プラットフォームで稼働しているアプリケーション・サーバーのすべてのインスタンスを停止します。

  6. ADFインストーラのバージョンを確認するだけの場合は、次のコマンドを実行します。

    java -jar runinstaller.jar –version

  7. コマンドライン・プロンプトで次のコマンドを実行します。

    java -jar runinstaller.jar adfinstaller.properties

34.12.4 ADFランタイム・ライブラリの削除

ウィザードを使用してADFランタイム・ライブラリをインストールした場合は、ウィザードを使用してライブラリを削除する必要があります。ウィザードの「インストール・オプション」ページで「削除」オプションを選択します。

ADFランタイム・ライブラリを手動でインストールした場合は、アプリケーション・サーバーから手動でファイルを削除できます。

34.13 デプロイの検証とトラブルシューティング

アプリケーションのデプロイ後、ターゲット・アプリケーション・サーバーで正常に動作するかどうかをテストする必要があります。ここでは、一般的なトラブルシューティングのヒントを紹介します。

34.13.1 アプリケーションのテスト方法

デプロイが完了すると、アプリケーションをアプリケーション・サーバーから実行することができます。アプリケーションをテストするには、ブラウザ・ウィンドウを開き、次のタイプのURLを入力します。

  • Oracle ASの場合: http://<host>:port/<context root>/<page>

  • Facesページの場合: http://<host>:port/<context root>/faces/<page>

34.13.2 「クラスが見つかりません」または「メソッドが見つかりません」エラー

問題点

実行時に「クラスが見つかりません」または「メソッドが見つかりません」エラーが発生します。

解決方法

ADFランタイム・ライブラリがターゲット・アプリケーション・サーバーにインストールされ、正しいバージョンであることを確認してください。

JDeveloperのADF Runtime Installerウィザードを使用して、ADFランタイム・ライブラリのバージョンをチェックできます。該当するウィザードを起動するには、「ツール」「ADF Runtime Installer」「Application_Server_Type」を選択します。「Application_Server_Type」は、ターゲットのアプリケーション・サーバーのタイプ(WebLogic、JBoss、スタンドアロンOC4Jなど)です。

34.13.3 ターゲット・アプリケーション・サーバーでアプリケーションがdata-sources.xmlファイルを使用していない場合

問題点

アプリケーションのデプロイおよび実行後、ターゲット・アプリケーション・サーバーでdata-sources.xmlファイルではなく、アプリケーションのEARファイルでパッケージ化されたdata-sources.xmlファイルが使用されていることがわかりました。ターゲット・アプリケーション・サーバーでアプリケーションがdata-sources.xmlファイルを使用するようにする必要があります。

解決方法

JDeveloperでEARファイルを作成するときに、data-sources.xmlファイルを含めないようにします。次の手順を実行します。

  1. 「ツール」「設定」を選択して、「設定」ダイアログを表示します。

  2. 左側で「デプロイ」を選択します。

  3. 「配布中にデフォルトのdata-sources.xmlをバンドル」の選択を解除します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. EARファイルを再作成します。

アプリケーションを再デプロイする前に、古いアプリケーションのデプロイを解除し、ターゲット・アプリケーション・サーバーのdata-sources.xmlファイルに、アプリケーションが必要とする適切なエントリが含まれていることを確認します。

34.13.4 埋込みOC4Jサーバーでのjazn-data.xmlの使用

アプリケーションがjazn-data.xmlを使用している場合、埋込みOC4Jサーバーがこのファイルをどのように使用しているかを理解する必要があります。アプリケーションのMETA-INFディレクトリでjazn-data.xmlファイルが検出された場合、埋込みOC4Jサーバーはこのファイルを使用します。さらに、埋込みOC4Jサーバーは、<workspace>-oc4j-app.xmlファイルを、このjazn-data.xmlファイルをポイントするように設定します。これで、「埋込みOC4Jサーバーの設定」ダイアログを使用してjazn-data.xmlファイルを編集できるようになります。

META-INFjazn-data.xmlファイルがない場合、埋込みOC4Jサーバーは、ワークスペース・ルートに<workspace>-jazn-data.xmlファイルを作成します。その後、そのファイルに移動し、編集する必要があります(または「埋込みOC4Jサーバーの設定」ダイアログを使用して編集します)。

34.13.5 エラー「JBO-30003: 次の例外が発生したため、アプリケーション・プールはアプリケーション・モジュールをチェックアウトできませんでした。」

問題点

エラー・ログで次のエラーを受け取りました。

05/11/07 18:12:59.67 10.1.3.0.0 Started
05/11/07 18:13:05.687 id: 10.1.3.0.0 Started
05/11/07 18:13:38.224 id: Servlet error
JBO-30003: The application pool (<class_name>) failed to checkout an application
 module due to the following exception:
oracle.jbo.JboException: JBO-29000: Unexpected exception caught:
oracle.jbo.JboException, msg=JBO-29000: Unexpected exception caught:
oracle.classloader.util.AnnotatedClassFormatError, msg=<classname> (Unsupported
 major.minor version 49.0)

      Invalid class: <classname>
             Loader: webapp5.web.id:0.0.0
        Code-Source: /C:/oc4j/j2ee/home/applications/webapp5/webapp5/WEB-INF/classes/
      Configuration: WEB-INF/classes/ in C:\oc4j\j2ee\home\applications\webapp5\webapp5\WEB-INF\classes

    Dependent class: oracle.jbo.common.java2.JDK2ClassLoader
             Loader: adf.oracle.domain:10.1.3
        Code-Source: /C:/oc4j/BC4J/lib/adfm.jar
      Configuration: <code-source> in /C:/oc4j/j2ee/home/config/server.xml

    at oracle.jbo.common.ampool.ApplicationPoolImpl.doCheckout(ApplicationPoolImpl.java:1892)

解決方法

アプリケーションがそのデータ・バインディングのデータベースに接続できなかった可能性があります。ターゲット・アプリケーション・サーバー環境で必要なデータベース接続が設定され、その接続が機能していることを確認してください。