この手順では、構成に必要なメタデバイス名とディスクセット数を算出し、/kernel/drv/md.conf ファイルを変更する方法について説明します。
メタデバイス名のデフォルトの数は 128 です。多くの構成ではこれ以上の数が必要になります。構成を実装する前にこの数を増やしておくと、後で管理時間の節約になります。
各ディスクセットで使用するメタデバイス名の最大数を求めることによって、必要なメタデバイス名の個数を算出します。
この個数は、実際の量ではなく、メタデバイス名の値に基づいています。たとえば、メタデバイス名が d950 から d1000 の場合、Solstice DiskSuite は、50 ではなく、1000 個の名前を必要とします。
クラスタでは、ディスクセットあたり最大 8192 個のメタデバイス名を使用できます。
クラスタ内のディスクセットの予想個数を計算し、プライベートディスク管理用に 1 つ追加します。
クラスタでは、最大 32 個のディスクセットを使用できます。
/kernel/drv/md.conf ファイルを編集します。
すべてのクラスタノード (クラスタペアトポロジの場合はクラスタペア) の /kernel/drv/md.conf ファイルの内容は、それぞれのノードがサービスを提供するディスクセット数に関係なく、同一である必要があります。このガイドラインに従わないと、重大な Solstice DiskSuite エラーが発生し、データが失われることがあります。
計算によって求めたメタデバイス名の数が 128 個を超える場合は、nmd フィールドを、ディスクセットで使用されるメタデバイス名の最大値に設定します。
md_nsets フィールドを、手順 2 で計算した数に設定します。
/kernel/drv/md.conf ファイルに対する変更は、再起動後に有効になります。
「メタデバイス状態データベースの複製を作成する」に進み、ローカルに複製を作成します。