クラスタ内のノードが複数のパブリックサブネットに接続されている場合、2 つ目のサブネット用の追加のパブリックネットワークアダプタを構成できます。ただし、2 つ目のサブネットの構成は必要ありません。
プライベートネットワークアダプタではなく、パブリックネットワークアダプタだけを構成します。
『Sun Cluster 3.0 ご使用にあたって』 の「パブリックネットワークのワークシート」に必要事項を記入したものを用意します。
追加のパブリックネットワークアダプタ用に構成されているノードでスーパーユーザーになります。
/etc/hostname.adapter という名前のファイルを作成します。adapter にはアダプタの名前を指定します。
各 NAFO グループでは、グループ内の 1 つのアダプタに対してだけ /etc/hostname.adapter ファイルが存在する必要があります。
パブリックネットワークアダプタの IP アドレスのホスト名を /etc/hostname.adapter ファイルに入力します。
たとえば次のコマンドを実行すると、アダプタ hme3 のファイル /etc/hostname.hme3 の内容が表示され、ホスト名 phys-schost-1 が含まれていることが分かります。
# vi /etc/hostname.hme3 phys-schost-1 |
各クラスタノードで、/etc/inet/hosts ファイルに、パブリックネットワークアダプタに割り当てられている IP アドレスとその対応ホスト名が含まれることを確認します。
たとえば、次は、phys-schost-1 のエントリの例です。
# vi /etc/inet/hosts ...192.29.75.101 phys-schost-1 ... |
ネームサービスを使用する場合は、この情報がネームサービスデータベースにも存在している必要があります。
各クラスタノードで、アダプタをオンに設定します。
# ifconfig adapter plumb # ifconfig adapter hostname netmask + broadcast + -trailers up |
アダプタが正しく構成されていることを確認します。
# ifconfig adapter |
出力には、アダプタの正しい IP アドレスが含まれています。
Resource Group Manager (RGM) で管理する各パブリックネットワークアダプタは、NAFO グループに属している必要があります。「パブリックネットワーク管理 (PNM) を構成する」に進み、PNM の構成と NAFO グループの設定を行います。