『Sun Cluster 3.0 ご使用にあたって』の「クラスタインターコネクトのワークシート」に次の計画情報を追加してください。
クラスタインターコネクトは、クラスタノード間のプライベートネットワーク通信にハードウェアパスを提供します。各インターコネクトは、2 つのトランスポートアダプタの間、トランスポートアダプタとトランスポート中継点の間、または 2 つのトランスポート中継点の間を接続するケーブルで構成されます。Sun Cluster のインストール中に、2 つのクラスタインターコネクトに対して以下の構成情報を指定します。
トランスポートアダプタ - ネットワークインタフェースのポートなどのトランスポートアダプタ用に、トランスポートアダプタ名とトランスポートの種類を指定します。構成が 2 ノードクラスタの場合は、インターコネクトを直接接続 (アダプタからアダプタ) するか、トランスポート中継点を使用するかも指定します。
トランスポート中継点 - ネットワークスイッチなどのトランスポート中継点を使用する場合は、各インターコネクトのトランスポート中継点名を指定します。デフォルト名は switchN です (N は、インストール中に自動的に割り当てられた数)。また、中継点のポート名を指定するか、デフォルト名をそのまま使用します。デフォルトのポート名は、ケーブルのアダプタ側が接続されているノードのノード ID と同じです。ただし、SCI などの特定の種類のアダプタではデフォルトのポート名は使用できません。
3 つ以上のノードを持つクラスタでは、必ずトランスポート中継点を使用してください。クラスタノード間の直接接続は、2 ノードクラスタの場合だけサポートされています。
インストール後に、scsetup(1M) ユーティリティーを使用して、追加のプライベートネットワーク接続を構成できます。
クラスタインターコネクトの詳細については、『Sun Cluster 3.0 の概念』を参照してください。