Sun Cluster 3.0 データサービスのインストールと構成

UDLM ソフトウェアをインストールする

UDLM ソフトウェアは、各ノードのローカルディスクにインストールする必要があります。

  1. クラスタ内のノードでスーパーユーザーになります。

  2. UDLM ソフトウェアをインストールします。

    適切な OPS インストールマニュアルを参照してください。

  3. /etc/system の共有メモリーの構成情報を更新します。

    これらのパラメータは、クラスタで利用可能なリソースに基づいて構成する必要があります。適切な値を判断してください。ただし、UDLM がその構成要件に従って、共有メモリセグメントを作成できることを確認してください。次に、/etc/system で構成するエントリの例を示します。


    *SHARED MEMORY/ORACLE
    set shmsys:shminfo_shmmax=268435456
    set semsys:seminfo_semmap=1024
    set semsys:seminfo_semmni=2048
    set semsys:seminfo_semmns=2048
    set semsys:seminfo_semmsl=2048
    set semsys:seminfo_semmnu=2048
    set semsys:seminfo_semume=200
    set shmsys:shminfo_shmmin=200
    set shmsys:shminfo_shmmni=200
    set shmsys:shminfo_shmseg=200
    forceload: sys/shmsys
    forceload: sys/semsys
    forceload: sys/msgsys

  4. すべてのノードを停止し、再起動します。


    注意 - 注意 -

    再起動する前に、VxVM ソフトウェアが正しくインストールされており、クラスタを動作させるためのライセンスが有効であることを確認してください。また、UDLM ソフトウェアがインストールされており、正しく構成されていることも確認してください。正しく構成されていないと、ノードで障害が発生します。


    詳細は、scshutdown(1M) のマニュアルページを参照してください。

    まず、1 つのノードから次のコマンドを入力し、すべてのノードを停止します。


    phys-schost-1# scshutdown -g0 -y
    

    各ノードで、ok プロンプトに対して次のコマンドを入力します。


    ok boot
    

次の作業

各クラスタノードに UDLM ソフトウェアをインストールし、すべてのノードを再起動したら、Oracle RDBMS ソフトウェアをインストールします。詳細は、OPS のインストールマニュアルを参照してください。