Sun Cluster 3.0 のシステム管理

グラフィカルユーザーインタフェース

Sun Cluster に付属する Sun Management Center (以前の名称は Sun Enterprise SyMONTM) GUI コンソール用モジュールを使用すると、クラスタリソース、リソースタイプ、リソースグループをグラフィカルに表示できます。また、構成の変更を監視して、クラスタコンポーネントの状態を確認することもできます。ただし現在のところ、Sun Cluster に付属する Sun Management Center 用モジュールでは、Sun Cluster のすべての管理作業は実行できません。上記以外の操作には、コマンド行インタフェースを使用してください。詳細は、「コマンド行インタフェース」を参照してください。

Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールのインストールと起動の方法、および Sun Cluster モジュールに付属するクラスタ固有のオンラインヘルプの参照方法は、『Sun Cluster 3.0 ソフトウェアのインストール』を参照してください。

Sun Cluster によって、Sun Management Center の Sun Cluster モジュール用の SNMP MIB が作成されます。この MIB は、Sun 以外の SNMP ベースの管理ステーションでデータ定義として使用できます。

Sun Cluster の MIB ファイルは、クラスタノードの $BASEDIR/SUNWsymon/modules/cfg にあります。

Sun Cluster MIB ファイルは、モデル化した Sun Cluster データの ASN.1 仕様になっています。これは、すべての Sun Management Center MIB で使用される仕様と同じです。Sun Cluster MIB を使用する場合は、『Sun MC 2.1 Software User's Guide』の付録 B「SNMP MIBs for Sun Management Center Modules」 で、他の Sun Management Center MIB の使用方法も参照してください。