Sun Cluster 3.0 ご使用にあたって

バグ ID 4346123

問題の概要: 複数の障害が起こった後でクラスタノードを起動すると、クラスタのファイルシステムが /etc/vfstab エントリの自動マウントに失敗し、起動プロセスがノードを管理シェルに置いてしまう。デバイスに fsck コマンドを実行すると、このエラーが起きることがある。


# fsck -y /dev/global/rdsk/d1s7
** /dev/global/rdsk/d1s7
Can't roll the log for /dev/global/rdsk/d1s7

回避方法: この問題は広域デバイスが無効なクラスタファイルシステムのマウントと関連付けられている時に発生することがあります。次のコマンドを実行し、ファイルシステムが無効マウントを示すエラー状態を表示するかどうかを確認してください。


# /usr/bin/df -k

広域デバイスが無効なクラスタファイルシステムのマウントと関連付けられている場合は、その広域デバイスをマウント解除します。いずれかのクラスタノードにファイルシステムのユーザーがアクセスしている場合は、マウント解除できないので注意してください。各ノードで次のコマンドを実行し、現在ファイルシステムにユーザーがアクセスしているかどうかを確認します。


# /usr/sbin/fuser -c mountpoint

また、share(1M) コマンドを実行し、クラスタノードでファイルシステムが NFS 共有されていないことを確認します。