問題の概要: ge スイッチの中には、ge デバイスのパラメータをデフォルト値以外の値に設定しておかなければならないものがる。『Sun GigabitEthernet/P 2.0 Adapter Installation and User's Guide』の第 3 章に ge デバイスのパラメータを変更する方法が説明されてるが、この手順を Sun Cluster 3.0 ソフトウェアを実行中のノードに使用する場合、マニュアルの説明と異なる部分がある。具体的には、/etc/path_to_inst ファイルのデバイスパス名を ge.conf ファイルで使用する親の名前に転用する方法が異なる。
回避方法: 『Sun GigabitEthernet/P 2.0 Adapter Installation and User's Guide』の第 3 章では、/kernel/drv/ge.conf ファイルのエントリを使用して ge デバイスのパラメータ値を変更する手順が説明してあります。/etc/path_to_inst のリスト (ge.conf のエントリで使用) から親の名前を決定する手順は、「Setting Driver Parameters Using a ge.conf File」で説明しています。たとえば、次のような行が /etc/path_to_inst 行にある場合ば、ge2 の親の名前は /pci@4,4000 となります。
"/pci@4,4000/network@4" 2 "ge" |
クラスタノードでは、/etc/path_to_inst のデバイスパスから /node@nodeid の部分を取り除く必要があります。たとえば、クラスタノードでは、これに対応する /etc/path_to_inst のエントリは次のようなエントリになっています。
"/node@1/pci@4,4000/network@4" 2 "ge" |
ge.conf で ge2 の親の名前として使用するのも、同様に /pci@4,4000 です。