管理コンソールと呼ばれる専用の SPARCstationTM システムを使用し、アクティブクラスタを管理できます。通常、Cluster Control Panel (CCP) や、Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールなどの管理ツールソフトウェアを管理コンソールにインストールして実行します。CCP で cconsole を使用すると、一度に複数のノードコンソールに接続できます。CCP の使用法の詳細については、『Sun Cluster 3.0 U1 のシステム管理』を参照してください。
管理コンソールはクラスタノードではありません。管理コンソールは、パブリックネットワークを介して、または任意でネットワークベースの端末集配信装置 (コンセントレータ) を介して、クラスタノードへの遠隔アクセス用に使用します。クラスタが SunTM Enterprise E10000 プラットフォームで構成されている場合は、管理コンソールからシステムサービスプロセッサ (SSP) にログインし、netcon(1M) コマンドを使用して接続する必要があります。
通常、ノードはモニターなしで構成します。ノードのコンソールには、端末集配信装置に接続され、さらにその端末集配装置からノードのシリアルポートに接続された管理コンソールから telnet セッションによってアクセスします (Sun Enterprise E10000 サーバーの場合は、システムサービスプロセッサ (SSP) から接続します)。詳細は、「コンソールアクセスデバイス」を参照してください。
Sun Cluster には、専用の管理コンソールは必要ありませんが、専用コンソールを使用すると、次の利点が得られます。
コンソールと管理ツールを同じマシンにグループ化することによって、クラスタの集中管理が可能になる
ハードウェアサービスプロバイダによる問題解決が迅速に行われる
管理コンソールについては、第 4 章「頻繁に寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。