クラスタ内に作成するディスクセットごとに、次の手順を実行します。
SunPlex Manager を使用して Solstice DiskSuite ソフトウェアをインストールした場合は、1 〜 3 個のディスクセットがすでに存在している場合があります。SunPlex Manager が作成するメタセットの詳細は、「SunPlex Manager による Sun Cluster ソフトウェアのインストール」を参照してください。
作成するディスクセットが、以下の要件のいずれかを満たしていることを確認します。
2 つの列だけで構成されている場合、ディスクセットは必ず 2 つのノードに接続し、2 つのメディエータホストを使用する必要があります。これらのホストは、ディスクセットに使用するものと同じ 2 つのホストでなければなりません。メディエータの設定についての詳細は、「メディエータの概要」を参照してください。
3 つ以上の列で構成されている場合は、必ず、任意の 2 つの列 (S1 と S2) のディスク数の合計を 3 つ目の列 (S3) のディスク数より多くします。この必要条件を数式で表すと、ディスク数 (S1) + ディスク数 (S2) > ディスク数 (S3) となります。
root がグループ 14 のメンバーになるようにします。
# vi /etc/group ... sysadmin::14:root ... |
ローカルにメタデバイス状態データベースの複製が存在することを確認します。
手順については、「メタデバイス状態データベースの複製を作成する」を参照してください。
ディスクセットをマスターするクラスタノードのスーパーユーザーになります。
ディスクセットを作成します。
このコマンドによって、ディスクセットを Sun Cluster ディスクデバイスグループとして登録する作業も行われます。
# metaset -s setname -a -h node1 node2 |
ディスクセット名を指定します。
ディスクセットを追加 (作成) します。
ディスクセットをマスターする主ノードの名前を指定します。
ディスクセットをマスターする二次ノードの名前を指定します。
新しいディスクセットの状態を検査します。
# metaset -s setname |
ディスクセットにドライブを追加します。
「ディスクセットへのドライブの追加」に進みます。
次のコマンドでは、2 つのディスクセット dg-schost-1 と dg-schost-2 が作成され、ノード phys-schost-1 と phys-schost-2 が潜在的主ノードとして割り当てられます。
# metaset -s dg-schost-1 -a -h phys-schost-1 phys-schost-2 # metaset -s dg-schost-2 -a -h phys-schost-1 phys-schost-2 |