Sun Cluster 3.0 U1 のシステム管理

Sun Cluster へのパッチの適用の概要

クラスタの性質上、クラスタを正しく動作させるには、すべてのクラスタメンバーノードが同じパッチレベルにある必要があります。Sun Cluster 固有のパッチをノードに適用するときは、パッチをインストールする前に、クラスタメンバーシップからノードを一時的に削除するか、全体のクラスタを停止しておく必要があります。この節では、これらの手順について説明します。

Sun Cluster パッチを適用する前に、まず、特別な注意事項がないかどうか、Sun Cluster の Web ページで確認してください。参照先 (URL) については、『Sun Cluster 3.0 U1 ご使用にあたって』を参照するか、御購入先にお問い合わせください。特に注意事項がない場合は、パッチの README ファイルを確認してください。


注 -

Sun Cluster 固有のパッチを適用する場合は、この章の説明よりも新しい注意事項がないかどうか、README を参照してください。


すべてのクラスタノードにパッチをインストールする作業は、次のいずれかの状況に該当します。


注 -

パッチの適用によって配下のクラスタプロトコルが変更されることはありません。


パッチをクラスタに適用するには patchadd コマンドを、パッチを削除するには (可能な場合) patchrm コマンドをそれぞれ使用します。

Sun Cluster パッチの適用に関する注意事項

Sun Cluster パッチをより効率的に適用するために、次の点に注意してください。