アクティブアダプタをバックアップアダプタに切り替え、現在のアクティブアダプタを NAFO グループから削除できるようにします。pnmd(1M) デーモンは、現在のアクティブアダプタにより提供されるすべての IP アドレスを、障害トリガーアダプタフェイルオーバーとして新しいアクティブアダプタに同じように移動します。
この手順は、SunPlex Manager GUI を使用しても実行できます。詳細については、SunPlex Manager のオンラインヘルプを参照してください。
接続により、切り替え時に遅延することがあります。この遅延は数分続く場合もあります。ただし、この操作は、高レベルアプリケーションには透過的に行われます。
新しいアクティブデバイスの物理接続が、現在のアクティブアダプタのものと同じかどうかを確認します。
新しいアクティブアダプタが、現在のアクティブアダプタとして IP アドレスを提供できないと、これらの IP アドレスに依存するネットワークおよびデータサービスが、物理接続が修復されるかその後のフェイルオーバーが成功するまで、中断されます。
アクティブアダプタを切り替える NAFO グループを含むノードでスーパーユーザーになります。
アクティブアダプタを切り替えます。
# pnmset -c nafo-group -o switch adapter |
切り替えるアダプタを含む NAFO グループを指定します。
指定したアダプタを、NAFO グループのアクティブアダプタにします。
古いアクティブアダプタ用の /etc/hostname.adapter ファイルの名前を、新しいアクティブアダプタ用に変換します。
# mv /etc/hostname.<old_adapter> /etc/hostname.<new_adapter> |
NAFO グループの状態を確認します。
切り替えたアダプタが、アクティブアダプタとして表示されます。
# pnmstat -l |
次に、アクティブアダプタを qfe1 から qfe0 に切り替える例を示します。
# pnmstat -l group adapters status fo_time act_adp nafo0 qfe0:qfe1 OK NEVER qfe0 # pnmset -c nafo0 -o switch qfe1 # mv /etc/hostname.qfe0 /etc/hostname.qfe1 # pnmstat -l group adapters status fo_time act_adp nafo0 qfe0:qfe1 OK 11 qfe1 |