ノードが停止されて ok プロンプトの状態になっているクラスタを起動するには、各ノードを起動します。
停止中に構成を変更した場合は、最新の構成情報を持つノードを最初に起動する必要があります。これ以外の場合は、どのような順序でノードを起動してもかまいません。
ok boot |
クラスタコンポーネントが起動すると、起動されたノードのコンソールにメッセージが表示されます
クラスタメンバーシップを取得できるように、クラスタノードにはクラスタインターコネクトとの動作中の接続が必要です。
ノードが問題なく起動し、オンラインであることを確認します。
scstat(1M) コマンドを使用してノードの状態を表示します。
# scstat -n |
クラスタノードの /var ファイルシステムが満杯になると、そのノード上では Sun Cluster が再起動できなくなる可能性があります。この問題が発生した場合は、「満杯の /var ファイルシステムを修復する」を参照してください。
次に、ノード phys-schost-1 を起動してクラスタに結合させたときのコンソールの出力例を示します。クラスタ内の他のノードのコンソールにも同様のメッセージが表示されます。
ok boot Rebooting with command: boot ... Hostname: phys-schost-1 Booting as part of a cluster NOTICE: Node 1 with votecount = 1 added. NOTICE: Node 2 with votecount = 1 added. NOTICE: Node 3 with votecount = 1 added. ... NOTICE: Node 1: attempting to join cluster ... NOTICE: Node 2 (incarnation # 937690106) has become reachable. NOTICE: Node 3 (incarnation # 937690290) has become reachable. NOTICE: cluster has reached quorum. NOTICE: node 1 is up; new incarnation number = 937846227. NOTICE: node 2 is up; new incarnation number = 937690106. NOTICE: node 3 is up; new incarnation number = 937690290. NOTICE: Cluster members: 1 2 3 ... |