SunPlex システムがサポートするパブリックネットワークアダプタは何ですか。
現在、SunPlex システムは、Ethernet (10/100BASE-T および 1000BASE-SX Gb) パブリックネットワークアダプタをサポートしています。今後新しいインタフェースがサポートされる可能性があるため、最新情報については、ご購入先に確認してください。
フェイルオーバーでの MAC アドレスの役割は何ですか。
フェイルオーバーが発生すると、新しいアドレス解決プロトコル (ARP) パケットが生成されて伝送されます。これらの ARP パケットには、新しい MAC アドレス (ノードの処理が続行される新しい物理アダプタのアドレス) と古い IP アドレスが含まれます。ネットワーク上の別のマシンがこれらのパケットの 1 つを受け取ると、その ARP キャッシュから古い MAC-IP マッピングがフラッシュされて、新しいものが使用されます。
SunPlex システムでは、ホストアダプタ用の OpenBootTM PROM (OBP) に local-mac-address?=true を設定できますか。
設定できません。この変数はサポートされていません。
NAFO がアクティブアダプタとバックアップアダプタ間のスイッチオーバーを行う際に、どのくらいの遅延がありますか。
この遅延は数分に及ぶことがあります。これは、NAFO スイッチオーバーが行われる際に余分な ARP を送信する必要があるためです。ただし、クライアントとクラスタ間のルーターが、この余分な ARP を必ず使用するとは限りません。ルーターは、この IP アドレスの ARP キャッシュエントリがタイムアウトになるまで、停止状態の MAC アドレスを使用する可能性があります。遅延の 2 つ目の理由は、両方の NAFO アダプタが同じ Ethernet スイッチに接続されていることがあるためです。NAFO スイッチオーバーが行われると、一方の NAFO アダプタは切り離された状態に、他方の NAFO アダプタは接続された状態にそれぞれなります。したがって、Ethernet スイッチは、一方のポートを無効に、他方のポートを有効にする必要があるため、時間がかかります。さらに、Ethernet では、スイッチと新たに有効にされたアダプタの間で速度の折衝が行われるため、これにも時間がかかります。最後に、スイッチオーバーが完了すると、NAFO は、新たに有効にされたアダプタに対して最小限の検査を行い、すべてが正しく動作するか確認します。