Sun Cluster ソフトウェアでは、Resource Group Manager (RGM) の制御下で動作する一連のサービス管理メソッドが提供されます。RGMは、これらのメソッドを使って、クラスタノードで動作するアプリケーションの起動や停止、監視を行います。これらのメソッドとクラスタフレームワークソフトウェアおよび多重ホストディスクにより、アプリケーションは、フェイルオーバーデータサービスやスケーラブルデータサービスとして機能します。
さらに、RGM は、アプリケーションのインスタンスやネットワークリソース (論理ホスト名と共有アドレス) といったクラスタのリソースを管理します。
Sun Cluster ソフトウェアが提供するメソッドの他に、SunPlex システムからも API やいくつかのデータサービス開発ツールが提供されます。これらのツールを使用すれば、アプリケーションプログラマは、独自のデータサービスメソッドを開発することによって、他のアプリケーションを Sun Cluster ソフトウェアの下で高可用性データサービスとして実行できます。