Sun Cluster 3.0 12/01 データサービス開発ガイド

MONITOR_CHECK メソッド

クラスタノードが特定のリソースを支配できるかどうかを確認するために (つまり、そのリソースによって管理されるアプリケーションがそのノードで正常に動作するかどうかを確認するために)、そのリソースの MONITOR_CHECK コールバックメソッドがそのリソースのノードで呼び出されます。 通常、この呼び出しでは、アプリケーションに必要なすべてのシステムリソースが本当にクラスタノードで使用可能かどうかが確認されます。「VALIDATE メソッド」 で述べたように、開発者が実装する svc_validate() ルーチンでは、少なくともこの確認が行われなければなりません。

リソースタイプ実装によって管理されているアプリケーションによっては、MONITOR_CHECK メソッドでその他の作業を行うことがあります。DSDL を使用する場合には、リソースプロパティに対するアプリケーション固有の検証を実装するために作成された svc_validate() ルーチンを MONITOR_CHECK メソッドで活用することをお勧めします。