リソースがノード上で起動した後、RGM はそのノード上で MONITOR_START メソッドを呼び出して障害モニターを起動します。xfnts_monitor_start メソッドは scds_pmf_start を使用して PMF の制御下でモニターデーモンを起動します。
xfnts_monitor_start は、scds_initialize を最初に呼び出します。これによって、いくつかのハウスキーピング関数が実行されます。詳細については、「scds_initialize の呼び出し」と scds_initialize(3HA) のマニュアルページを参照してください。
次に示すように、xfnts_monitor_start メソッドは xfnts.c に定義されている mon_start メソッドを呼び出します
scds_syslog_debug(DBG_LEVEL_HIGH, "Calling MONITOR_START method for resource <%s>.", scds_get_resource_name(scds_handle)); /* scds_pmf_start を呼び出し、検証の名前を渡す。 */ err = scds_pmf_start(scds_handle, SCDS_PMF_TYPE_MON, SCDS_PMF_SINGLE_INSTANCE, "xfnts_probe", 0); if (err != SCHA_ERR_NOERR) { scds_syslog(LOG_ERR, "Failed to start fault monitor."); return (1); } scds_syslog(LOG_INFO, "Started the fault monitor."); return (SCHA_ERR_NOERR); /* モニターを正常に起動。*/ }
svc_mon_start から scds_pmf_start 関数を呼び出すときは、次のことに注意してください。
SCDS_PMF_TYPE_MON パラメータには、障害モニターとして起動するプログラムを指定します。このメソッドは他のタイプのアプリケーション (データサービスなど) も起動できます。
SCDS_PMF_SINGLE_INSTANCE パラメータには、これが単一インスタンスのリソースであることを指定します。
xfnts_probe パラメータには、起動するモニターデーモンを指定します。このモニターデーモンは、他のコールバックプログラムと同じディレクトリに存在するものと想定されます。
最後のパラメータである 0 は、子プロセスの監視レベルを指定します。この場合、モニターデーモンだけを監視することを示します。
xfnts_monitor_start メソッドは終了する前に scds_close を呼び出して、scds_initialize が割り当てたリソースを再利用します。詳細については、「scds_initialize の呼び出し」と scds_close(3HA) のマニュアルページを参照してください。